2024-10-23

anond:20241022014213

前になかよしについて書いてみたか宣伝するで

https://anond.hatelabo.jp/20241015203914

少女コミックなら「ふしぎ遊戯」「快感フレーズ」も外せないな

ふしぎ遊戯(1992-1996)はシリーズが今も続いていて作者のライフワークみたいになってる

シリーズ累計で2千万部売れている

少年向けではない、女のための美少年カタログのようにわらわら出てくる作品は当時珍しく、アニメ誌の表紙をよく飾り人気投票でもキャラが上位に食い込んだ

作者は元は少年漫画志望であり、能力バトルやお色気の多さ、主人公肉感的で可愛いため男性人気も高かった

個性豊かな美少年たちが戦いの中で凄惨に死んでいき、死ぬたびにキャラソンが流される謎演出アニメにはあった

中国異世界に迷い込んで冒険という題材は、学園ラブコメの多かった中でかなりチャレンジした内容であり、

作者は保険として前作『思春期未満お断り』のキャラデザを流用しまくり「異世界なんてとっつきにくいかもしれないけど、馴染のある顔がいれば…」と前作からファンを引き寄せる工夫をしていた

結果的には思春期~を知る者はそんなにいないがふしぎ遊戯を知る者はわりと多いというヒット作となった

快感フレーズ(1997-2000)は、ある意味では少女漫画地位を貶めた戦犯でもある

ふしぎ遊戯などで「ちょいエロ」が少女の心を鷲掴みしたことから快感フレーズは一歩進んで「めちゃくちゃエロい路線だった

昨今の全年齢誌エロ漫画と比べると可愛らしいものだが、当時は「少女漫画でこんなことするなんて!」と激しい衝撃をもたらし賛否両論を巻き起こした

作者によれば編集に求められ嫌々描いたエロ描写であったが、少女漫画ちょっと乳首を描きまくっただけで爆売れし千万部超えというのは語り草となり、

美人カメラ映えする作者がバラエティ番組に呼ばれることも何度かあり、売上で豪邸を買い「乳首御殿」と名付けた武勇伝がある

この作品がヒットした影響か、一時期の小学館少女漫画エロエロ薄っぺらゴミエロ漫画まみれになった

2000年代前半、まだ「表現の自由戦士」と呼ばれる存在がいなかったころ、「女向けばっかエロが緩くてズルい」と怒った男性オタクたちが「エロ少女漫画規制しろ」と抗議署名集団で送りつける運動へ発展した

エロエロ少女漫画は消えていき、かつて少女コミックエロエロだった人が今では清純派を描いていたり、あるいはエロエロ路線にこだわってTLの世界に渡ったりした

作中に登場するロックバンド現実で結成させてみたり、アニメ版はエロ皆無な健全内容で4クールやったり、ガラケーソシャゲもでたり、メディア展開も華やかだった

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