これさぁ
アドバイスなの?
「ファンのアドバイスでゲームは改善するわけない」という考えに反論いっぱい集まる。『マイクラ』生みの親も”ユーザー目線大事”と示す
特によく見られるのが『No Man’s Sky』の名前だ。同作は2016年8月にリリースされた宇宙を舞台とするオープンワールドアクションゲーム。リリース前は無数の探索可能な惑星が登場するといった野心的な宣伝もありユーザーからの期待が集まったものの、リリースされてからは内容の薄さやコンテンツの不十分さなどで大きな批判を呼んだ。
しかし開発元のHello Gamesはこうしたファンからの評価を受け止め、継続的に無料アップデートを実施していくことを約束。コミュニティの声を聞きながら、本作に必要なコンテンツを見極め、着実にゲームをブラッシュアップ。
『サイバーパンク2077』の名前も多く挙げられている。同作も多大な期待を受けて2020年にリリースされたものの、リリース当初は主にPS4/Xbox Oneといった旧世代のコンソール版におけるパフォーマンスの低さが多数指摘された。またPC版においても不具合などに対するユーザー指摘が多く見られ、Steamユーザーレビューの評価も低迷した作品だ。開発元のCD PROJEKTはこの批判を受け止め、度重なる無料大型アップデートでパフォーマンス改善や不具合修正のほか、新規コンテンツを実装するなどの改善を実施。
『PAYDAY 3』の公式アカウントも返信を寄せた。2023年9月にリリースされた同作は、発売当初サーバーの不安定さから来るマッチメイキングエラーが多発。常時オンラインを要求されるというのもあり、まともにプレイできない状況が続いているとしてユーザーからの批判を多く集めた。しかし1年にわたりアップデートとコンテンツ追加がおこなわれてきたこともあり、直近のレビューは好評を博し、Steamストアレビューのステータスは「賛否両論」にまで回復している
『マインクラフト』の生みの親として知られるNotch氏も「ファンのアドバイスを受けて良くなったゲーム」として自身のタイトルである『マインクラフト』を挙げ、反応を寄せている。同氏によれば、プレイヤーが建物のデザインをするのが得意で、それを楽しんでいるということを知るまでは“クリエイティブモード”を残すことを考えていなかったという。