2024-06-24

今のネットでは、男は女に勝てないだろう

SNSいいねをはじめとして、はてなでさえスターシステムによって共感が力を持っている時代

いかに「それわかる、いいね」と言いあいいか連帯するかが数値となって現れる世界では、共感こそが力であり発言力といっても過言ではない。

ゆえに男は女にネットで勝てないという話をします。

うそう、ここからは全ての主語に「多くの」がつくが省略することをあらかじめいっておこう。主語論で争うのは本筋じゃないからな。

さて、突然だが男は共感というものを持っていないわけではない。持ってはいるが、自分他人境界がある。相手相手自分自分

から相手気持ちはわからなくもないが、それはお前の感情であってオレの感情ではない。お前に何かあればお前の責任だし、オレに何かあればやはりオレの責任だ、というように。

男は良くも悪くも自己責任論の中で生きている。自己責任論の世界では男は自ら救われるもので、他人に救われることはないと考えられている。

比較的少数ではあるが、誰かに救われたいと助けを求めることもあるが、マイノリティ故にその声はどこにも届かない。

逆に、女は女の世界の中で共感生存戦略にしている。共感武器となり仲間を増やし、一方で共感できないもの排除さえする、まさに共感支配する共感世界の住人だ。

共感こそが精神的な互助会として機能し、女として生きていくことの困難をシェアしながら生き抜いてきたのだろう。

さて、先に述べた通りSNSでは共感することで数値がバズることに直結する。誰かが共感を求め共感をする時、それは具体的な形となり世論形成する。

女性による女性固有のトピックに対していいねが数万単位で集まるのを皆さんも見たことがあるだろう。

小さくは主婦の夫に対する不満から、大きくは女性議員数の話まで。まさに、個人的な悩みが社会的な悩みに昇華されるのだ。

一方、男性固有のトピックについてはいいねが千単位でさえつけられることは稀である。むしろ炎上する。かく言う自分でさえ、そういった他人愚痴に対して、自分のことは自分でなんとかしろと思ってしまうように、男とは他人の悩みに対して一見ドライである

勘違いしてほしくないのは、ドライから心動かされず単に見捨てているというわけではない。苦しみを乗り越えればお前はより強くなれる、だから頑張った方がいいとか、そう言う考えを本気で内面化しているから、心の中で応援しているのだ。少なくともオレは。

なぜ、男がそんなふうに思うかというと、男は子供の頃から、弱くても苦しくても男からも女から大人からも助けてはもらいづらく、そもそも強くあらねば生きづらいかなのだが……この手の話は、じゃあまずは男がマチズモを捨てればとかそういう話にすり替えられてしまうのだが、いよいよ趣旨がズレるのでやめておこう。

何が言いたいかというと、男は共感力がないというよりも、共感という行為を具体的なアクションとして実行しない傾向があるということだ。

いいねなんて今すぐすればいいと思うかもしれないが、むしろいま誰の助けも借りずに乗り越えなければ将来より辛くなるぞ、今頑張れ!と思うだけである

思うだけの男と共感連帯して大きな声となると女では、数値のレベルで敵うわけがない。

共感の訓練を続けた女は基礎体力が違う。

男は女に勝てない。

少なくともネットを通じては、女ほど世論も作れないだろう。

ただし、覚えていてくれ。悩んでる男たち、オレはお前らを応援している。ただし、するだけだ。

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