2024-06-05

最近売春という行為がかつてないほど、社会に受け入れられている。

から、なんだというわけではないけれど、そういう空気は確かにある。

最近売春パパ活という。

売春を表す言葉は「売春援助交際パパ活」とどんどんソフトマイルドイメージを与える言葉に変わってきた。

この言葉の変遷自体売春マイルド化を端的に表している。

それで、そのパパ活なんだけど、援助交際ブームときとは受容のされ方が大分、違う気がする。

統計的データがあるわけではないのでイメージ論にすぎないんだけど、なんていうか、パパ活が悪いことだという感覚はどんどん薄くなっていっている気がするのだ。

現代においてみんなが持っている「パパ活」のイメージは、ちょっとだけ悪いことぐらいの感じだろう。もっといえば、悪いことですらなくて、個人意思決定問題だよねぐらいの感覚の人が多くなった気がする。感覚的には喫煙と同じか、場合によっては喫煙よりパパ活のほうが社会的にOKもの扱いされている気がする。

ここには「売春」の重いイメージはない。イメージ問題だけでなく、売春刑法規定されている犯罪なんだが、最近パパ活という言葉メディアSNSで出てくるとき犯罪行為を語るという感じではなくなってきた。

なかでも若い女性にとってのパパ活は、自分と遠く隔てられたところに存在する概念ではなく、普通に自分人生の中のいち選択肢として、挙がってくることもあるだろうぐらいのレベル存在になっている。

パパ活はどんどんカジュアルものとして社会に溶け込んでいっているし、みんなパパ活している女性特殊な人だとは捉えなくなってきている。

援助交際ときもっと暗いイメージというかアングラというか、あくまでこれはいけないことだという前提を社会が共有していた。

しかし、現代において、パパ活もっと日常的なもの特殊じゃないもの、非犯罪的なものとして認識されている。

パパ活女性が中心になって擁護している(ように見える)のも今までの売春との大きな違いだ。

かつて性風俗産業で働く女性たちに対して、一番当たりが強くて、差別的だったのは普通女性たちだった。

それがいまのパパ活については、女性たちが積極的に支持している。支持とまでは言わなくてもパパ活している女性たちに対して、多くの女性が寛容なのは間違いない。

少なくとも女性性的魅力を武器として男性から金銭等を得る行為は完全に市民権を得た感がある。今や「それの何が悪いの」「女性の当然の権利でしょ」ぐらいの感覚になっていて、そういった行為を働く女性を「加害者側」として認識する女性はほぼいないと思われる。

さて、日本社会売春に対してどんどん寛容になってきているのは間違いないが、この風潮がいいことなのか悪いことなのか、それは判断がつかない。

ただ、この流れは、この先ますます加速していくんだろうなということはわかる。

もうしばらくすると、パパ活もっとソフトカジュアル名前に変わって、女性マクドナルドバイトするぐらいの感覚売春する時代になるのかもしれない。

  • 売春は刑法で規定されている犯罪 ここイメージ操作ポイント

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