2024-04-02

マッドサイエンティスト×方言

京都水族館研究室バイオハザードアンブレラ社っぽい、っていう話の画像の中でスタッフ関西弁云々ってのがあって、「この設備関西弁って面白いな」となんとなく思った。

関西ラボ関西弁なのはよく考えたら当たり前で、そこに面白さを見出したのは、(特にマッドな)ラボスタッフ標準語を話す、というステレオタイプを持ってることの現れだろう。したがってここでおかしいのはラボではなく自分認知である

とはいえラボ標準語っぽさはどこから来るのか。「自閉症津軽弁を話さない」という研究からすると、ASD者の特性が有利なマッドサイエンスでは標準語に偏りそうな感じもあり、なんとなく理系より文系の方が方言が強い感覚がある。(とはいえ私の通った大学理系もみな関西弁だったから、ラボ=標準語というのはまるっきりテレビ世界の話だ。)

そういうわけで、方言を話すマッドサイエンティストというキャラを作るのは面白いかもしれない。

その際、単に方言を話させたり、そのお国ステレオタイプを塗り付ける(例:軽薄な関西人、寡黙な東北人など)のでもそれなりに面白そうではあるが、ここにさらに「自閉症津軽弁を話さない」の理論を踏まえたそこのラボ方言が使われる理由のようなものを付け足しても良いかもしれない。

自閉症津軽弁を話さないのは、ASD者は会話よりメディアから言葉を覚えるからだという。

そうすると、そのマッドサイエンティストは組織に育てられ組織メディアで育ったのかもしれない。

組織は、言葉が違う=地域共同体的な側面があることからすると、政治経済支配する中央から冷遇される、「南部」とか「少数民族」とかであろうか。

しかしそんな組織の中だけで高度な先端科学者を育成するのは難しいから、その科学者英語圏中国留学したのだろう。だから母語標準語汚染されず、組織の使う方言のままになる。

何となくだけど、組織の設定も込みで、「方言を話すマッドサイエンティスト」キャラが出来てきた。

(余談だが、ASD者が方言を話さないのは会話よりメディアから言葉を学ぶからという理屈からすると、ネットメディアから言葉を学べばネットスラングに染まったASD者が発生しそうだ。理系研究室、会話でネットスラング使いがち問題の遠因だろうか。)

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