2022-07-08

同性の親友告白されてしんどい

私はネット上で執筆活動をしている物書きです。

自身作品でよくテーマにしていたのは恋愛でした。

しかし、先日、10年以上付き合いのある同性の親友から告白されて以来、恋愛描写が書けなくなりました。

というより、書くのが怖くなりました。

私は今まで誰のことも好きになったことがない所謂ロマンティックで、かつ、学生時代から地味で鈍臭い非モテでした。誰ともまともに交際したことがありません。

自分作品恋愛をメインテーマにしていたのも、自分したことのない経験感情想像して書くのが楽しかたからです。私にとって恋愛ファンタジーのようなものだったのです。

しかし、急にそれが身近なものになったことに驚いたのでしょうか、最近、何にも書けません。

親友最初に「昔恋愛感情を抱いていたことがある」と打ち明けました。

その後話を聞いていくと、「実は今も4割くらいは恋している。6割は友情だけど」「あなた(私)が○○さんと仲良さそうにしているのを見て嫉妬していた」と出てきました。

ちなみにこの○○さんと知り合ったのはここ半年ちょっとなので、私は思わず全然昔じゃないね……」と言ってしまいました。彼女は「そうだね」と少し暗い声で答えました。

申し訳なさすぎて身がちぎれそうでした。

結局私は誰のことも好きになれないアロマンティックだし、彼女のことは親友だと思ってるし、必死言葉を選びながら「ごめんなさい。あなたの思いには応えられないけど、これからも仲良くして欲しい」という旨を伝えました。

親友も「吐き出してスッキリしてしまたかっただけだから、断られる前提だから気にしないで」と言っていました。

その後はいつも通り最近読んだ漫画やハマっているゲームなどの他愛のない話をして別れました。

気にしないでと言われたので、私は気にせずいるつもりでした。

が、自分小説を書こうとした瞬間、それはふっと私の脳裏を掠めました。

それからはもう全然だめなのです。あらゆる恋愛感情を書こうとするたび、彼女の苦しそうな声を思い出してしまます

彼女は今まで私の小説をどんな気持ちで読んでいたのだろう。これからどんな気持ちで読むのだろう。

親友片思いにも気付かないで、甘酸っぱい片思いの話などを綴る私はどんなに非道親友だっただろうか。

私がこれから書くことは彼女気持ちを踏み躙る行為ではないのか。彼女告白への冒涜ではないのか。

そんな気持ちが襲ってきて、なにも手につかなくなりました。

そして、なによりも最悪なのは、「同性の親友告白されたこと」よりも「小説を書けないこと」に苦しんでいる私自身のみみっちさです。

最悪です。自分性格がいいなんて思ったことはありませんが、こんなにも性格の悪い人間だとも思っていませんでした。

私にとっては小説を書くことは親友と同じくらい大好きで、生き甲斐で、そのために生きていたようなものです。呼吸をするのと同じくらい大切なことなのです。

でも、だからといって、親友告白を平気で無碍にしたくせに素知らぬ顔で恋愛小説を書き続けられないし、書けない理由親友のせいにしてしま自分もすごくすごく嫌。

でも、大事原稿の〆切が迫ってることは知ってたはずなのに、なんで今……とも思ってしまう……。

でも、私が今原稿を落としたら親友自分のせいでと思ってしまうのでは…………

でも…………

本当に苦しい。

息ができないみたいに苦しい…………。

自分が嫌すぎて死にそうです。

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