そこそこ好きな小説が実写化されると思ったら主演がジャ●ーズでした。
「ジャ●ーズ主演で実写化」という言葉がクソ実写化確定演出みたいになってしまったのはいつからだろう。
ここからいろいろと書くが、最初に言っておきたいのは「俳優さんは仕事を選べないだろうし仕方ないのはわかっている。悪いのは諸々の構造」ということである。
まず、売り出したい俳優やらなんやらに忖度した結果、原作である物語に対するリスペクトが皆無になっているのはどうにかならないのだろうか。
売り出したい俳優のために物語の主人公すらも変えてしまうの、やべえよ。
そんなに売り出したい俳優がいるのなら、当て書きで脚本を書いてオリジナルの映画でも作ったほうがいいんじゃないか。
売り上げが予測できないから無理なんだろうけど。あと力のあるオリジナル脚本を書けるような人が今の邦画やテレビ番組の制作にはほとんどいないんだろうな……というのも分かる。最近の邦画ほんとうにクオリティ低い作品が多いですもん。びっくりしちゃう。
ただ、売り出したい俳優のために実写化できる作品を探すような、作品を食い潰すようなことをするのはどうなのだろうか。人の心とかないんか?
女性キャラを主人公として物語が進んでゆく少女漫画や恋愛小説を実写化する際に、その主人公を演じる女性俳優さんは「主演」扱いにならず、ヒーローの男性キャラを演じる男性俳優が「主演」扱いになることが挙げられる。
せめてW主演くらいにはしてほしい。原作をどこまで馬鹿にすれば気が済むのか?と悲しくなってしまう。
私が今回ここにぶちまけてしまいたくなったのは、嫌な舞台化の思い出が蘇ったからである。
とある少女漫画を舞台化する際、最速の情報解禁で発表されたキャストはジャ●ーズの俳優だけだった。
主人公であるヒロインのキャストはそこでは告知されなかった。そのほかの女性キャストも同じく。
その状態でチケットの最速先行が始まったが、最速先行はジャ●ーズのFC先行だった。原作先行ってあったっけ……。最初から最後まで原作と原作ファンを馬鹿にしているとしか思えない運営だった。
そのような売り出し方でも金になる、ジャ●ーズのファン層だけをターゲットにしておけば採算が取れる、原作ファンは二の次、という姿勢が透けて見えたのが気持ち悪くてたまらなかった。
こういう姿勢は実写映画化やドラマ化でも透けて見えることがある。その度になんだかなあ、と思ってしまう。
多分これからも、マンガや小説やアニメといった作品はどんどん実写化されて、俳優の売名や制作のお金集めに使われてゆくのでしょう。この実写化ブームはいつまで続くのか、終わるとしたら何がきっかけなのか、ちょっと気になるところはある。
ジャガーズ いいじゃん。
そこまでフザけたマネされてんならむしろブチギレて炎上した方がいいのでは 一度ぐらい炎上しないとわかんねえじゃん公式も。 ファンがお行儀悪くても金払いさえ良ければ延々と続く...
いかんせんジャ●ーズのファンの母数が多すぎて燃えるものも燃えんというのが現状だと思う。 少女漫画や少女小説って、細々と人気があるけれど世間にはそこまで知られていない作品...