会社でどうしても対面で会議する必要があったのでひさびさに7人で集まった。マスクも着けていたし、警戒ゼロだった。
帰る段になって1人が「あ、家族が発熱したらしい。牛乳とか買って帰らなきゃ。」といったのが始まりだった。
それを聞いた上司が備蓄してある民間PCR検査キットをいくつか持たせてあげていた。
翌日、上司からの鬼電が来て「本人も無症状スーパースプレッダーだった、そしてさっき発熱したという報告を受けた」ということを教えてくれた。1mlの唾液に数千万匹のウイルスがいるCt20を切るデルタ株らしい。それと、こういうのは確率で起きることだから恨むなと強く言われた。このへんのことは前々からよくいわれてた。
「デルタ株だから、うつっていれば早くて明日からあなたもウイルスをばらまき始めます。いますぐに、1週間引きこもる準備をしてください。うつっていたとしてもまだ感染性はないはずです。とはいえ、ワクチン打っているから、発症しても入院まではしにくいとは思うけれども。あと、キットを送るのでできれば毎日検査してください。デルタ株にかかった場合、だいたい5日後までに陽性になるらしいので、5日過ぎたらおそらくうつってなかったってことでしょう。なので特に最後の検査は大事です。」
状況を聞くと、同居している人がいる人は慌てて空き家に移ったとか聞いた。
いわれたとおりに検体を提出していたら、会議から3日後、TMSクリニックというところの女医さんから電話がかかってきて陽性でしたよ、といわれた。その前日の検体では出ていなかったけれども、数十万匹のウイルスがいて十分な感染性のある状態で、ワクチン打ったのに、って思いました。保健所に連絡して対応もしてくれたけれども、保健所はいまの東京の状況だと自宅療養ということでした。
一番恐ろしかったのが、その翌日辺りから、嗅覚がなくなってきて、食べ物の味がしなくなったこと。これ、このまま治らないんじゃないか、一生味がしなくなったらどうしよう。熱もその後出てきて、とてもきついインフルエンザみたいだった。めちゃくちゃ辛い。その後も自宅療養で、ときどき検査していたら、ずっと陽性で一番濃いときにはスーパースプレッダーと同じCt20くらいになって、ウイルス濃度が数千万匹/1mlと、とても濃い状態で、人にめちゃくちゃうつる状態だといわれました。デルタ株はとても濃いらしく、ワクチン打っていてもこうなるのね。
結局、その後1週間くらいで徐々に味覚は戻ってきて本当にうれしかった。いまは、まだPCR陽性だけど、もう感染性がない状態といわれていて後遺症らしき後遺症はないです。これでも運が良かったってことかなと思います。
デルタ株の判別は技術的にも手間的にも大変だから、するところはほとんどないみたいだけど、今回お願いしたところは、オプションなしで変異をいろいろ調べてくれて技術にこだわる職人ぽかった。デルタ株じゃないときは陽性になるのが遅い場合があるから、さらにもう数日引きこもれと上司は言っていた。
それから、7人のうち4人はワクチン2回接種2週間経過済み、3人は未接種だったらしい。
接種していなかった3人は、全員発症、うち2人は自宅療養からの重症化で入院。救急車を呼んだけれどもそのまま帰っていったこともあったり、入院先がなかなか見つからず、相当悪化して意識朦朧で酸素飽和度90でようやく入れたみたい。ウイルス濃度もずっと濃かったみたいだし、一時期は本当に悪くて本人に可能性の告知がされたが、なんとか回復傾向になってきたらしい。けれども、どれくらい元通りに戻れるかは不明。接種済みの残りの3人はPCRがずっと陰性で仕事復帰が早かった。ただ、この3人、1人は翌日発熱したけれどもすぐ下がっていたり、2人は感染すると上がる抗体の定量検査の値がかすかに上がっていたりで、ウイルスをばらまきはしなかったみたいだけれども、ウイルスが体内に入り込んで戦ったのかもしれない。やっぱりワクチンは大事だ。
正直、新型コロナウイルスなめてた。とくにデルタ株は、これ、もう別の病気といっていいくらいやばい。マスクもワクチンも打ち破ってくるなんて。
マスクの隙間をカバーしてなかったんやろ またかかるわ
まあ普通の人は安心するわな ワクチンが「感染しても症状軽い」程度の話になるってことはもっと広まって欲しい
たしかにこの内容、反ワクチンに送りつけるべき。 未接種は、3人中3人感染、2人重症化して入院。接種済みは、4人中1人だけ感染、インフルエンザ程度ってことでしょ。 でも、ワクチ...
怖い病気ってのは、症状が最初は現れなくてバラマキ終わってから症状が出るタイプ、ってのがどこの世でも一緒だからね 感染してすぐに死んだり寝込んだりスルなら、ウイルスも拡散...
それで半年したら、効果薄れてくるとか。
_人人人人人人人人人人人_> ブレイクスルー感染 < ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄