2021-01-14

社会不適合者の就活

社会不適合者ってどこに行けばいいんだろう。ということを小学生の頃から考えていた。

ずっとお前のようなどうしようもない人間は、勉強するしかないと言われて育った。

私もそう思う。

ブスで、人格破綻しており、発達障害。どうしようもない。

が、この世界はまだ学歴社会なので、学歴社会が残っている旧態依然とした場所に行けば、人生が、そう、学歴で何とかなったりするんじゃないかと。


そういう考えにより学歴社会っぽいところに進学したのが18の春である

別にいい大学に行ったとかでは全然なくて、ただ、古い大学工学系なんか行くと、学校推薦なんてシステムがまだ残っているのである

どんなゴミでも、学校名前先生のお名前大企業が拾ってくれるという謎のシステムだ。

そういうのを使えば、私のようなどうしようもない人間も、どこかに就職できるのではないかと思った。


肉体労働や、水商売や、非正規雇用を行く当てのない人の仕事貶める人種がいるが、私にとっては大学は、他に行ける場所がないから仕方なく来た場所だった。

ただ周りにはそんな意識大学に通っている人は一人もいなかった。むしろ自分のことを勝ち組だと思っている人の方がずっと多くて息苦しかった。

なんかこんな環境でずっと生きていくなんて嫌だなあという気持ちしかないが、まあそろそろ就活が始まる。

技術インターン!とか言って工学系の女っていうプラチナカードを振りかざして分不相応企業に数週間迷惑をかけたりしていたいつかの夏も通り過ぎたことだし、マジでどっかに就職しないと。


まあ、インターンに行きさえすれば雇ってくれる企業もあるし、あるいは学校推薦とかいシステムもあるし、レールに乗れば人生は順当に行くんだなあとか思うんだけど、全てが嫌。

嫌すぎる。工学だって死ぬほど嫌いだ。でも他に行く場所がない。

肉体労働ができる体力もなければ、水商売ができる魅力もない。

飲食店バイト全落ちだし学食バイトでさえおばちゃんに干されてクビになる体たらくである

肩書しか見ないシステムに乗って、簡単には社会不適合者を切れない大企業に行くしか、生きる道なくない?無理。


私が好きでもない工学を、まあ勉強なんか全部嫌いだしどこ行ったって同じでしょと思いながらだらだら勉強している間に、中学高校で仲良くしていた発達障害の友人たちは、心を病んだと言っては大学を辞め、あるいは適応障害になったと言っては仕事を辞め、あるいはストレス不眠症が治らないとなげいたり、家族に縁を切られたり、私が社会に出ずに大学なんぞでぬくぬくしているのをよそに社会に出てはつまみ出されていた。


私はつまみ出される側だけど、学歴社会バグ技を利用して何とかレールにしがみついている。

デバックしない社会が悪い。私は悪くない。法の抜け穴を突くやつみたいなことを言って、システム悪用する気でいる。

まあそうやってずるしたって、いつかはつまみ出されるんだろうが、どうせつまみ出されるならさっさと脱線したい。

今まで順当に来た方がおかしかったんだと思う。

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