中国在住です。
今は多くの工場が操業停止になっているので、とっても空が青く空気がキレイです。
こんな気持ちが良い天気の下、みんなマスクをして出歩いているのはシュールな光景です。
相変わらず日本で騒がれているこの件、私は春節休みに政府が強行策を取ることはないだろうと思っていたので、今回の施策は正直意外でした。
テレビでは中国のショッキングな映像は流れているものの、こちらの現状や今後のことは解説されていないので、私なりに感じたことを書いてみます。
春節休みの延長の理由については前にも書いた、こっちの保険制度が関係しています。
中国の保険制度は日本ほど充実していないので、みんな病気にかかってもあまり病院に行きません。
武漢では政府が特例で新型肺炎の患者については保険適用を認めたので、テレビで見るように患者が病院に殺到してパンクしています。
※中国には町医者が無く、有っても外資系の病院(超高額)なので、一般の人は使えません。みんな総合病院に行きます。
保険制度が充実していないので、普通はみんなあまり病院に行かない。
特例で保険適用したら、殺到した患者全員の面倒を見きれないので軽度の患者は放置せざるを得ない、というのがこちらの実情です。
そこで、肺炎の感染者がそこそこ発生した大都市では23日の武漢封鎖から肺炎の潜伏期間である2週間のあいだ、
感染者も非感染者もまとめて自宅内に押し込めることで、これ以上の感染の蔓延を防いで沈静化をはかっているっていうのが、こっちの状況です。
・いまどうなっているのか
都市のあちこちで移動の制限やマスク着用・体温検査が義務付けられているのは周知のとおりです。
武漢の封鎖が報道された直後は、街なかのスーパーでは生鮮食品やインスタント食品が一瞬で無くなりました。
いまは落ち着いて来ていますが、相変わらず物資は不足気味です。
都会がこんな感じなので、田舎の実家に帰省したまま休みをエンジョイしている人たちが勝ち組です。
・今後どうなるのか
こんな感じで対策が徹底されたので、今後は大都市での新型肺炎の広まりは抑えられるんじゃないかと思います。
今回、武漢在住の方が帰国しましたが、この人達も武漢封鎖がなかったら日本へ普通に春節休暇で一時帰国し、
諸外国への蔓延は、23日の武漢封鎖から潜伏期間の2週間経った来週末まで何もなければ防がれるんじゃないでしょうか。
やっぱり、海鮮市場みたいな場所で野生動物買ってきて食べるのはよくあることなん?
田舎に行くと普通にあるよー。 日本にもあるでしょ、ジビエって。