2019-11-19

保育無償化退職した話

きっととりとめのない文章になるだろうと思う。  

批判も受けるだろう。また傷つくだろう。  

でも今の状況を残しておきたい。  


子が保育園に入れず、幼稚園に入れた。  

その幼稚園は延長保育が18時半までと長く、  

教育熱心で親とも密に連携を取ってくれる、理想的な園だった。  

親の時間の都合だけで園を選びたくなかったのもあり、  

保育園併設ではあるが人気園なので  

ここに確実に入れるには、と幼稚園を選んだ節もある。  

長保育の枠も確保できるとのことだったので  

仕事をしながら安心して通っていた。  


毎月15日、朝9時に携帯を握りしめ、時報と同時にリロードし、  

長保育申し込みのリンクが現れると同時にクリックして申し込む。    

動悸と冷や汗が止まらないながらも、申し込むことが入園から1年半ほど、余裕でできていた。  


しかし今年の8月から不穏な雰囲気が漂い始める。  

いつもの長保育仲間から「延長保育落ちた・・・」と連絡が入り始める。  

そして10月。とうとう私も延長保育に落ちた。  



無償化の影響で延長保育の確保をする家が増えて  

枠に対して人数があぶれたのだ。  


無償化になるから・・・  


一念発起して学校に通い始めた家、  

長年の主婦主夫業から社会復帰を果たした家。  

家で頑張って見ていたけど、これをきっかけに預けている家  


私と同じような状況で働いている家の他にも  

様々な理由で延長保育を使っている。  

みんな一緒。子育て以外に活躍の場を設けることは本当に素晴らしいこと。  

そしてとても大変。わかっている。  


それでも「今まで何もしていなかったくせに」と状況を呪わずにいられなかった。  

その度に罪悪感でどうしようもなかった。  

自分の心の狭さが恥ずかしく、うまく子供と向き合えない。  


「慣れれば早いよ」と言って、別の園や併設の保育園に移る子もいた。  

その度に悲しそうな顔をする子供たちを見送ってきた。  



私も仕事の都合もつかず・・・というより  

自己責任でしょ?」  

「働いているんだから保育園に移せばいい」  

幼稚園に入れること事態、見通しが甘い」  


という言葉に私が耐えられなくなったのだ。  

の子供ならなんとでも言える。楽しそうにクラスになじむ子を  

親の都合で別の環境に放り投げることは避けたかったし、何より枠がない。  


仕事が好きで精一杯やってきた。  

私は仕事をやめ、在宅で細々と仕事を始めた。  

家で仕事をするようになり、12月冬休み保育の枠にも落ちた。  

14時半の降園後、12月冬休み夕方までシッターの利用をしようと、保育課に問い合わせる。  

シッター無償化範囲なので延長保育の代案に利用しようと思ったのだ。  


しか・・・  

「この園は長時間の預かり保育を行なっているのでシッターの利用は無償対象にならない」  

との回答であった。  


要するに、  

「この園は長時間長保育を行なっているので他のサービスを利用することないでしょ?使ってね!」  

ということだった。  


・・・使えねえから言ってるんだよ・・・怒)  

という言葉を飲み込んで、保育課の方との電話を切る。  

保育課の方も申し訳なさそうだったので自分の心の狭さに申し訳なくなって沈んでしまう。  


今の現状はそんな感じ。  

これから仕事時間をどうやりくりするかを考えなければいけない。  

幼稚園に行っている間と寝た後で8時間以上確保できるだろうか・・・。  

少し途方にくれています。  

自分勝手だなとは思うけど  

お金無限にあれば、シッターを利用してガッツリ稼ぐ!と言えるけど、  

6万ー8万を毎月捻出するのは流石に無理だ。  

無償化事態は本当にありがたいこと。だけど仕組みが整っていないように思う。  

じゃあやめましょう!では進歩がない。  

教育無償提供は国にとってもこれから私たちにとってもマストだと思う。  

どうやって続けるかの議論が大切だと思う。  

唯一の救いは夫の理解があることだ。  

自分も苦しいだろうに散らかった自宅に文句も言わず、  

家事育児を私以上にやろうとしてくれる。  

本当に感謝している。本当にありがとう。  

  • お母さん頑張っていますね。 若輩者なので何もアドバイスできませんが、応援しています。

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