10/28 に行われたGo言語のカンファレンスに参加してきました。
いつからGo conferenceが行われているのかはよくわかりませんが、例年春と秋に開催されるのが通例のようです。
今回私は、Wantedlyが行う「学生応援支援プログラム」という枠組みの中で参加することになりました。学生応援支援プログラムというのは、学生に対してカンファレンスへの参加に伴うチケット代や、会場までの交通費を全て負担してくれる制度です。詳しくは https://boards.greenhouse.io/wantedlygoscholarship/jobs/4459011002 を参考にしてください。
Go conference 2019 autumnに限った話だと、Wantedlyの他にも同じようなプログラムを実施している企業がいくつかありました。
今後もそのようなプログラムが実施されることがあると思うので、学生に限った話ではありますが、興味がある人は応募してみるといいと思います。
ここからは私が今回のカンファレンスに参加しての感想を書いていきます。
私は、大してプログラミングの経験があるわけでもなく、技術力も高いわけではありません。Go言語に関しても今回のカンファレンスに参加する半年ほど前から触り始めたというレベルでした。それでも、そのくらいの経験値の人が特定のプログラミング言語をテーマとするカンファレンスに参加して何か得るものは有ったのか、みたいな視点で書いていきます。
今回参加して良かったと思えたことの1つは、Go言語そのものに限らず、幅広い知見が得られたことです。カンファレンスの各セッションで触れられる話題というのは、コンパイラやアセンブラなどの低レイヤな話から、テストや設計に関する普遍的な原則、また比較的新しい技術スタックを使用したプロダクトを開発・運用していく中で得られた発見など、かなり多岐に渡ります。そのため、Go言語をテーマの主題としつつも、普段であれば自分から能動的に掘り下げない分野・領域についての話を聞くことができます。
これは、私にとっては特に嬉しいものでした。私は、Go言語を使ってAPIサーバのバックエンドを実装したり、簡単な CLIツールを作ったりしたことがあるのですが、その時に自分で調べることは、あくまでも目の前で分からないことがあって、それをどうすれば解決できるか、という狭い範囲についてでした。
そのような狭い範囲の探求を繰り返すことも開発を進めていくためには重要ですが、自分が経験したことの無い領域、また自分が詳しくは知らない領域について学習することも大切だと考えています。しかし、そのような領域についての学習は自分の中での優先順位が低く、かつ調べるためのキーワードすら分からないので何をすればいいかもよく分かっていない、という状態でした。
そのような一種の停滞状態を打開するものとして、今回のGo conferenceは絶好の機会でした。
これは、今回のGo conferenceに限った話ではなく、他のconferenceや技術イベントについても言えることだと思いますが、自分の知らないor詳しくはない領域についての学習を続けることで、技術に対する新陳代謝(?)のようなものを常に保っていくための機会は大事なものだと思います。