「ケムリクサが好き」
これはけものフレンズにも言えることですが、全話見た後に1話から見直すと新しい感情で話を楽しく見ることができる作品になっています。
今回はそれに加えて、単話単位でも複数回視聴ができるような構成になっています。ここからネタバレの記載をしますが、伏せ字するのでご了承。
おそらく一気見の方は気付いて無いのかなと思うので、一気見の方は該当箇所見直すとエモいです。
ケムリクサでは、1話から3話までで登場人物達がどのような思いを持ってどのように行動するのかを細かく示しています。
それ以後については、これまでの行動と矛盾する物があった場合は何かしら直前にやってたり理由が後から分かったりします。
1.みたいなのがままあるため、
1回目は普通に見る
2回目は1回目で気になった点を重点的に見る
3回目は考察勢が言ってた部分を見る
という感じのことを9話あたりから実施するようにしています。はっきり言って集合知に頼らないと分からんこと多い。
ケムリクサは複数回視聴に耐えうる作品でもありますが、どちらかというと複数回視聴を強要する作品だと思っています。
なので、ケムリクサの11話は、それはそれは素晴らしい回なのだが、今から一気見してケムリクサを楽しめるのかという点についてはかなり疑問を抱いていました。
特に1.に記載した9話の話は目配せだけで心情を分かってねと言っているもの(しかも初見時は気付きようがない)で、視聴者を信用しすぎでは?私は気付かなかった。
ただし、どうやら杞憂だったようで、一気見でも十分に楽しんでいらっしゃる方々もいるようで、結構驚いています。
ただ、ケムリクサって言うほどじゃないよねと言われた時に、
「実はちゃんとこんな風に理由つけてやってるんだよ」と言いたくなる気持ちもあるものの、
「そりゃ分からないよね」と言いたくなる気持ちのほうが勝ってしまう。難しすぎやしませんかねケムリクサ・・・・・・。
情報の洪水だったり、集合知でなんとか話についていくという点を考えると、私は「ヘボット!」というアニメを思い出します。
いきなり毛色が変わりますが、何も考えなくても見ることのできる作品といえばきらら枠。今回で言えばわたてんが該当するのでしょうが、1回見て満足した人ってのはその作品のDVD/BD買わないのよねという話。
各話1回しか見ないという条件で言えばケムリクサはわたしの中でかなり下位に入ってくると思っています。わたてんはかなり上位。
でも、DVD/BDを買う人って少なくともそれを2回以上は見たいと思う人が買うと考えると。
となると、何度でも見たくなる、見る度に新しい発見がある作品のほうがより売れるのではないだろうかというのはあるとおもうんですよ。
スルメの話が出てこなかったので、
最初聴いた時にはあまり印象に残らないが、何度か聴くうちに次第に曲の良さや深みを感じられる曲のこと。
「一口目ではあまり味がしない」けれど「噛めば噛むほど味の出る」スルメに例えられこのように呼ばれる。
比較的地味だったり、落ち着いた曲調の曲にスルメ曲が多いとされる。(ニコニコ大百科より)