2019-01-29

HIVポジの人にSNSで会った

一昨日、健康診断を受けていた時に、担当してくれた女医

自殺未遂者とセックス由来によるHIV感染者とアル中ヘビースモーカー

全て保険治療適用外にするべきだと思ってるのよね。」と言った。

自分はどれでもないので、「なんて酷いことを言う先生なんだ。

ネットにこの音声でも流れたら即失職だろうな」と思いながら

適当に相槌をうっていた。


昨日、SNS映画好きな友達募集してるユーザーがいて、

しかも住んでる場所が近かったので思い切ってメッセしてみた。

30分ほどして約束場所に現れた彼は

折れそうなほどに痩せ細り、異様に落ち窪んだ目がギラギラしていて

はじめましてぇ〜」と笑ったら歯はボロボロだった。

一見してヤバいタイプだと分かったけど

「人違いです」と逃げるのも悪い気がして挨拶をし、

カフェをする時間でもなかったので近くの居酒屋に行くことにした。


座るなり彼は「お姉さぁ〜ん」と呼び、ハイボールダブルで注文した。

映画の話しをする気配は一向になく、なんだか危なそうな人だったので

一杯だけ飲んだら早々に話しを切り上げて帰ろうと思っていたのに

何故か向こうは自分に心を許したらしく、「仲良くなりたいから話すね。」と前置きをして

自分HIV感染であること、パンセクシャルの男娼であったことを語り始めた。


エイズなんていつなってもいいやと思って年齢も性別も問わず

セックスしまくってたんだけど、いざなったら人生終わった!って感じでぇ〜」と

悪びれる様子もなく明け透けに言う彼。

言葉がたどたどしいのは鬱病と脳漿を併発しているかなのだそうだ。

エイズになった人あるあるなんだってぇ〜。

行ってる病院にはぁ〜似たような子がたくさん来てるよぉ〜」

現在生活保護を受け、二日に一度来てくれる在宅介護ヘルパー

炊事や洗濯などは全て面倒をみてくれるらしい。

男娼をやっていた頃の太客からも援助を受けているそうで

生活はとても安定し、酒や煙草制限特にないらしい。

日本ていい国らよねぇ〜、なぁんもしなくても生きてはいけるしぃ〜。

スマホつかって遊んでれば生きて行けるのぉ〜。

でもねぇ〜、これでもいつか社会復帰はしたいんだよ。

そう言ったらヘルパーさんも偉いねぇって褒めてくれるのぉ〜エヘヘェ〜」


三本目の煙草に火をつけた時、「もう一杯いい?」と言うので

「駄目、もう帰りましょう」と打ち切り会計をして店を出た。

「せっかく久しぶりに人に会えたのになぁ〜、寂しいなぁ〜。」と

大声で話しながら店の外でふらふらと漂っている彼は

今日ありがとう、すごく嬉しかったし楽しかった!

また会えるといいなぁ〜」と、男娼をやっていた頃ならば

必殺業にしていたのであろうとっておきの笑顔を見せた。

「ごちそうさまぐらい言える大人になりましょうね」とだけ言って背中を向け

「あ、ほんとら!ご、ごめんなさい。ごちそうさまっ!」と言っている

彼の方を振り返りもせずに駅に真っ直ぐ向かって帰った。


自殺未遂者とセックス由来によるHIV感染者とアル中ヘビースモーカー

全て保険治療適用外にするべきだと思ってるのよね。」


きっとあの女医は、こんな人を山ほど見てきたんだろうと思った。

自分も賛成だ、あんゴミ税金が使われていると思うと無性に腹が立つ。

  • ワイは、中毒性がありなおかつ身体を壊すもの全般が嫌いで 酒もタバコもコーヒーもジュースもソシャゲもバクチも嫌いだし、ジュースに限らず、一定以上の砂糖を利用している食品も...

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