先日、「アートコレクションハウス」が主催するセガのゲーム「戦場のヴァルキュリア」のイベント「戦場のヴァルキュリアアートワークス展」に参加したものの、憤りを覚えたので投稿する。
戦場のヴァルキュリア公式サイトではイベント実施内容について、
・「戦場のヴァルキュリア」イラストレーション版画作品の展示
と、展示が主であるように告知していた。
「展示版画作品は一部を除き購入も可能です。」という記述から版画販売があることは認識していたが、この時点で警戒心は持っていなかった。
展示会は雑居ビル内の「ギャラリーエピキュート」という狭いスペースで行われていて、中央に並んだ4つほどのテーブルでは商談が繰り広げられていた。
版画には10万~20万円の値札がついていてとても買えないなと思っていたら、「アートコレクションハウス」のバッジを下げたスタッフから声をかけられ「ゲームはクリアしました?」などと無難な質問をされた。
それから話題をあちこち変えてひっきりなしに話してくるので、こちらも展示をゆっくり見たい気持ちを抑えながら相手してたら、「この版画はジクレーといって200年持つんです」という話を皮切りに版画のセールストークに移行していた。
「展示されてるのでどの絵が好き?」と聞かれたので、1枚選ぶと「もっとよく見ませんか?」とテーブル席に座るように促された。
「買うつもりはないんです」と拒もうとすると、「無理に買う必要ないから」「嫌になったら帰ってもいいので」と食い下がられてしまい座ってしまった。
それからは絵を買うことの価値、5年ローン、長期的に考えればペットボトルを毎日1本我慢するだけなどと言った話が1時間以上続いたため疲れてしまい、なんとか理由をつけて立ち去った。
帰宅してから主催の「アートコレクションハウス」について調べるとエウリアンとして知られていることがわかった。参考1、参考2
ジクレー版画を10万円以上で売ることについて文句を言うつもりはないが、即売会という性質が非常に強いにもかかわらずそれを隠すような告知をしていたことに悪質性を感じる。
攻殻機動隊の原画展でも10万円以上の版画が売られていたが、スタッフから声をかけられるということは一切なかった。
「戦場のヴァルキュリアアートワークス展」は2011年、2012年にも同じ「アートコレクションハウス」と提携して開かれている。さらに同じセガタイトルである「サクラ大戦アートフェスティバル」も「アートコレクションハウス」との提携で過去に複数回開催されているため、両社の付き合いは短くない。
したがってセガがイベントの実態を把握してないとは考えにくく、その上で公式サイト上でミスリードを誘う告知をしていたということに対して失望したし、なにより「戦場のヴァルキュリア」に裏切られた気分だ。
このようなイベントが今まで存続しているということは法的には黒とは言えないのだろう。
セガのソシャゲは終ってる話しか聞かないな 柄悪くなったもんdな