別に以下の文章は性的差別を助長するものでも、固定観念の押し付けというものでもなく、単純に「聞いて!」というものです。
中学生だった頃、性別というのは何かを分ける時しか必要なくて、お互いがお互いの性別を意識することはあまりなかった。
でも高校生になった今は違う。
女の子が、「「クラスの男子」」に「モテたい」という意識があることを垣間感じてしまう。
もちろん悪いことはない、異性に好かれたいというのは当たり前だし、なんなら男子は中学時代もそうだったから。
だけど私はそれが恐怖でしかない。
好きな人ではなく男子全員に好かれたいというのが分からない。その好かれたいというのも「可愛さ」を前面に引き出した方法なのも余計に怖い。
例えばA子。私と世間話するときはあんなにゲラゲラ笑うのに、男の子の前では髪の毛も「恥ずかしげ」に下ろして「うふふ」なんて笑うんだもん。
隣のB子は、「友達」として接する間あいだに、異性を意識させることをしてる。あざとさが怖いよ。
C子なんてわざとらしくて可愛い失敗をちょこっとちょこっとして、音楽部のあの男子に「可愛いなあ」なんて言わせてる。窓に手を伸ばして「届かな〜い」なんて、あざとくてあざとくて。
男子も男子であざとい=可愛いなのか単純に分からないのか、「作られた可愛さ」をさも天然の可愛さだと思ってる。
違うかったじゃん。ウチら女子ってそうじゃないじゃん。
もっとさ中学の頃はさ、男子より馬鹿な下ネタで小一時間笑ったじゃん。男ウケなんて気にせず好きな服着て好きな鞄持ってたじゃん。さしすせそは好きな人にしか使わなかったじゃん!
違う私が乗り遅れただけだ。みんなもう女子じゃない、“女性”なんだ。
もちろん全員が全員そうではないと思う。私の高校が異常なだけかもしれない。
だけどやっぱり私は男女の隔たりが嫌なんだ、どうしてもどうしても。
…で、私はもうそんな女性が怖くて高校入っても、教室の課内時間が終われば男子とばかりいる。このグループに女子はいない。可愛がろうとする男子も可愛がってもらいたいあざとい女の子もいない。
下らない世間話を性別という違いをベースにしない。なんて楽なんだろう。
でもそうすればやはり女子にやいやい言われる。
だからどうすればやいやい言われないか考えたけど、「女子を追加する」か「自分が女子と思われないかレベルになる」の2択しかない。
さっきまであれだけ言ってたんだから後者になるでしょ、と普通は思う。
できない。
どうしてもできない。
なぜか?
それは自分自身“も”可愛いと思われたい潜在意識があるからだった。
あざとい女の子が苦手と散々言っておきながら自分だって十分にあざといんだ。
分からない時は首を傾けてしまう。甘えた声を出してみる。スカートが折れてるのを必要以上に恥じらってみる。…言いたくないけれどこんなことを日常的にやってしまう自分がちゃんといるんだ。
だからあざとい女の子が苦手なのは、自分のコピーに誰かを奪われる恐怖なんじゃないかと最近思い始めた。
何より「女子と思われない可愛さ」を身につけていつも仲良くしてくれる男子のところへいくと、相手にされなくなる。自分を可愛いとは思わないでも、相手も「「女子」」を求めているのはなんとなく伝わってくる。
友達が「同性に嫌われた時よりも異性に嫌われた時の方がショックが大きい」と言っていた。正しくその通りだと思う。
たぶん、同性に嫌われても自分が相手より優位に立てばそれだけでプライドは守られるけど、異性に嫌われて仕舞えばプライドを守れる何かはないからだと思う。なぜなら一概に「魅力はない」といわれたようなものだから。
だから結論、みんな性的消費される恐怖、されない恐怖があるんだと思う。そして私が嫌いなのは女子ではなく性別のそういう世界なんだと思う。
再三言うけどわたしはこの文章を通じて女性を批判したいわけじゃない。むしろ健気にモテを意識する女性は尊敬できるからだ。まあ、苦手なのには変わりないかもしれないけど
だけど、きっと皆そうだと思う。。
うんち
すごー!!わたし高2だけどこんな文章書けないよ!!!頭いいんですね、なんか自分でちゃんと考えることができるの凄い!! 思春期ってなんかビビりますよね、自分とか周りの変わり...