わたしの心がすごく狭いんだろうなって思うけど、逆を言えばこれだけはやって欲しくなかった。
結論から言えば睡眠時間削って形にしたアンソロの頒布イベントでわたしの仕事はなかったかのように振舞われ、無視されたことがあり死ぬほど悔しくて虚しくなったから吐き出す。
あと反省点も。
大前提としてわたしは同人誌を作るようなオタクで、とある人(以下主催)のアンソロ企画に賛同して主に裏方の仕事を手伝った。
発案は主催だったが、そのあとの企画は一緒にやって、広報とか参加者の原稿の管理とか事務関係は主催、全体のデザインとかもらった原稿を本にする仕事はこっちが受け持った。
どうにか本は刷り上がり、多少の問題はあったがどうにか頒布するまで漕ぎ着けた。
とある人に隣にいたわたしはほとんど売り子としてとしか認識されてなかった。
褒め言葉は全部主催が受け取ってわたしは無視、差し入れもに主催にしか渡さない。
そのことに関して主催はなにかいうでもなく対応した。その後のフォローもなにもなかった。
ここまで顕著な反応は少なかったが多かれ少なかれわたしはおまけのような扱いだった。
なんかもう悔しいとか怒りとかそういうのじゃなくてただただ虚しかった。
正直、主催があまりデザインに詳しくなく、かなり短納期で百何十ページのアンソロの全体のレイアウトやデザインをやった。〆切破りする奴もいた。
でも頑張った。
好きなことだったから。睡眠時間を削ることも休日全部その作業に取られることもそんなに苦じゃなかった。
でも、わたしの仕事がなかったことになることだけは許せなかった。
読みやすいレイアウトやデザインは並べれば勝手に出来ると思ってるの?
こっちが全体のコンセプトに合わせて作った紹介ページや目次やその他のページが全部主催の手柄のように扱われ、わたしが無視されたのがもうただただ虚しかった。
本のデザインは裏方の仕事だ。デザインの仕事が目立って中身を邪魔したら本末転倒だ。
でも無じゃない。
目立たなくても読む時意識されなくても、それこそが誰かの労働の結晶で誰かの手が入った証拠なんだ。
正直見合うお金が貰えてたならここまで腹は立たなかった。自作発言さえしなければ別にどう扱おうが買った本人の勝手だ。
売り上げは全部主催に入るし、わたしは僅かな謝礼をもらうだけ。
わたしがデザインした、わたしが作った本だと言って欲しかった。
今回の反省点。
今回主催が自作発言した等の問題ではないことははっきりさせておきたい。
ただ買いに来る側が勘違いし、それを主催は訂正もフォローもしなかった。
たったそれだけの話なのだ。
じゃあなんで買う側が勘違いしたのかというと、主催の広報に明確な仕事分担の話は出ていなかった。
わたしの名前もちらりとはでてるがなにをしているかはあまり明確に明記されず、名前だけの存在のようになってしまっていた。
だからわたしのことをおまけ扱いする方が完全に悪いとも言えない。
今度からこういうことは完全な有償化か、広報の段階でしっかり名前を出して言ってもらうようにする。
奥付にクレジット入れるだけで済む話をなぜ長々と愚痴るのか。