2017-12-27

別のハラスメントの話

女性イニシアティブを取る傾向が強い#MeTooなどのハラスメント告発を横目に、それとは違ったハラスメントの話


先日公共の場において30代くらいの女性同士がかなり大きめの声量で会話していたのだが

気になった部分があったので箇条書きにする


ハゲた男は困る

飲み会に半端なハゲがいると髪型の話に触れにくい

・気を使わせてる時点で罪

・いっそスキンヘッドにしてキャラに徹しろ

・男なのに隠そうとしたり気にするのが悪い

そもそもなぜハゲるのか

ハゲて誰が得をする?なぜハゲるのか

・なぜだ…なぜハゲる…

・日頃からちゃんとケアしないのが悪いんじゃハゲ

など


これ全部性別女性にしてデブに置き換えると

公共の場で大声でするのが適切な話かどうかわかるんじゃないか

ハゲデブ多様性の一つ、という立場を取る人にはそもそも置き換えること自体不要ですね

自然髪型多様性の一つ


男なんだからハゲても堂々としろ

という押し付け一般化されてるのも気になるというかまあよく聞く話ではある

当たり前だがコンプレックスに対して堂々としていた方が好感を持たれやすいのは

男女関わりなく同じはずだけど

これは普段容貌に対しての差別プレッシャーが大きい女性が陥りやす逆差別に見える

であるなら呪い再生産はかなしい


万能薬ででもあるかのようにリアップだなんだと知ってる薬剤の名を口にする女性をたまに見かけるが、

そもそも日々のケアによるリカバリーが難しいことがある当事者にとっては問題を深刻なものとし、

ある非当事者には取るに足らない(元に戻らないなら悩むな)問題であるとされる所以だとも思う

では事故で美観を損なった人間に対して元に戻らないなら悩むなと言えるだろうか?

それとハゲ人口との割合比較してハゲの方は大した問題ではないと言えるだろうか?

あるいはハゲた上で男らしさを強制されることが事故でないと言えるだろうか?

単純にこう言い換えてもいい、悩んでもしょうがないことを悩みと言うのだ、違うだろうか?


自分は太りにくい体質なのもあって悩むハゲと悩むデブを比べてみた場合

いくらでもリカバリー可能デブの方がマシに思えるのだが、

それはたんに想像力の欠如であり、

おそらくは事実の面から不正である、なぜなら多様なデブが抱えている多様な問題情報に疎いからだ

ではデブ同士、あるいはハゲ同士でならアルファハゲベータハゲを蔑んでいいかと言えばそれも違う

当人問題を感じている事柄に関して公然不快感の表明や嘲笑を行っていいかどうかは別問題なのだ、当然である

そして発言問題となるのにベータハゲが目の前にいる必要はない

目の前に黒人がいないからといってN-word自由使用されていいはずがないように(例えニューヨーク市以外であろうと)

愛情表現や仲間内のノリ?「ニガー」だって同じ側面を持ってはいるし、非当事者発言は更に厳しい目で見られるだろう



以上ハゲについて、時流に乗ってハラスメントという側面から書いた

機会があればハゲと猫、ハゲハグなど日当たりの良い場所からアプローチしたい

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