もうn番煎じではあるが突然俳優熱が冷めた話をする。
ある作品のある役でどっと人気が出た俳優を、そのある作品きっかけで好きになった。
その俳優をAと呼ぶことにする。
それからは過去作品を貪るように見て、楽しくてツイッターのアカウントまで作った。
オフ会してA語りをしまくったり、ガッツではないけど行ける現場にはなるべく足を運ぶようにした。
とにかくすべてが楽しかった。こんなに楽しい世界があるのかと、とにかく新鮮な楽しさを覚えた。
だけど、なぜだかあっという間に、突然Aヘの熱が冷めた。
理由は2つ。
最初は古参の人たちも仲良くしてくれたし温かいヲタクが多いんだと嬉しくなった。
が、なんだか最近はSNS上でのAヲタが心底鬱陶しい。SNSというかtwitterだ。
これはAヲタあるあるなのか、それとも俳優ヲタという界隈自体がそういう性質なのかは分からないが
「私はこう思うしその解釈は違うのでは?」という感じのツイートを空リプでやりあう。
また現場やSNS上で悪目立ちしたヲタクを空リプ(鍵なしアカウント)で晒し合うなど。
なんとなくTLが不穏な空気になると、誰のツイートでこんな空気になるのかが大体分かるくらい
はっきりと分かるように空リプをする。
直接やれよっていう感じもあるが、とにかく自分の解釈と違うものへの攻撃が強い。
(私が匿名のこの場所を使ってこのような文書を書いていること自体もそれと同等だということは承知している)
ことあるごとに懐古する。あのイベントではこんなこと言ってた、今じゃこんなこともうないだろう、など。
まあ懐古するのは誰にでもあることだし、ただのつぶやき程度だからどうでもいいのだが
文章のいたるところから「新規のあなた方には知らないことを教えてあげよう」という匂いがきつい。
こういうのはAヲタに限らずどこの界隈でもいると思うが、Aヲタの古参はそんなに多くないため
それを新規がありがたく頂戴している。皆喜び、その古参を讃える。
宗教のようですごく不気味だ。
もうあげたらきりがない。
笑えるテンションでマジ恋を叫んでいる人のほうがよほど健全に思える。
Aの接触イベのために化粧や服を頑張るとかも、しんどい。
普段からやらないやつが突然綺麗にはなれない。普段から習慣的に頑張れよと思ってしまう。
Aのツイートに毎回タメ口でリプを送るやつも、しんどい。気持ち悪い。友達じゃないんだよ。
ヲタクを見て俳優のヲタ卒をするっていうのを何度か見たことがあるが
本当にそれだ。
とにかくAにまつわるSNSに疲れた。それなら私がSNSを辞めろ。正論だ。そうする。
2つめ、まあこれが決定的なのだが
その「ある作品」にAがとらわれすぎているところだ。
その「ある作品」はもう終わった。しかし、未だそこにワーキャーしている人も多いし
別に構わないのだが、
当のAはそんな状況を見てからか「その役のイメージから出たい」という。
ならば、もういい加減、ある作品のある役に関する発言や行動をやめたらどうだとすら感じている。
ある作品とは関係のない場所でその役のセリフを言ってはヲタクを喜ばせたりするからだろう?と。
分かる。その役で自分が人気を得たんだという実感は分かる。
言っていることとやっていることが矛盾している。
それを見てスッと熱が引いたのを感じた。
Aの熱量ってそんなもんなんだ。へえ。
素敵な俳優だと思ったのに、すごく残念だった。
そういう矛盾には目が向かないのか、むいたとしても背いているのかは分からないが
誰一人触れていない。気持ち悪さが倍増した。
またAが素敵な演技だ、素敵な役だと思えるまで
Aを応援することはないと思う。
本当にn番煎じだ