2017-01-27

いじめという暴力主義解決方法に溺れないように

いじめ〔いぢめ〕【苛め/虐め】

肉体的、精神的に自分より弱いものを、暴力いやがらせなどによって苦しめること。

デジタル大辞泉による定義は上記にある通りです。手段はどうであれ、相手に肉体的苦痛精神的苦痛を与えることは「いじめ」になります

私の主張をする前にこれは明確にさせておきたかったので、トップ引用させていただきました。

http://anond.hatelabo.jp/20170127184144

さて、これから私の意見を述べたいのですが、元増田の主張にはっきりとしたテーマを見つけられないので、一部分だけについて述べたいと思います

いじめ被害者はいじめられて当然?

元増田によれば何の罪もなくいじめられている被害者はごく少数で、大半のいじめ被害者は何かしらの原因があっていじめられているそうです。

何の落ち度もない、単に気弱なだけの子被害に遭ってるガチで深刻ないじめなんてそうそうないはず。

子供でもいじめられて残念でもないし当然のクソガキなんていくらでもいるんだよ。

なかなか過激なことを仰る増田さんですね。

この元増田の主張が事実に即しているとしても、それによっていじめを「普通」や「当然」と認めることはできません。

ひどい思い込みがあるように感じられるので申し上げますが、問題解決する手段暴力以外に存在するのですよ?

あなたの腕は人を殴るためだけにあるのですか? あなたの口は罵声を浴びせるためだけにあるのですか?

違うでしょう。もっと平和的で有効に使う道があるのです。

それを考えないでただ暴力嫌がらせに頼ることは、知性の敗北と言ってよいでしょう。

人間関係問題暴力によって解決しようとする行為、つまりいじめ」は解決方法としては最悪の部類に入ります

私たち大人子どもたちに、いじめ道徳に反する行為であり、なおかつ頭の悪い解決方法であると教えなくてはいけません。

それなのに元増田は下記のように大人いじめをすることを肯定してしまっています。これでは子どもに示しがつきません。

大人になるとついつい良識的な思考をしてしまうけど、例えばネット炎上なんて大半が自業自得なわけで、

ネット炎上対象がどういう人間であったとしても、中傷する行為相手苦痛を与えるのであり、認められるものではありません。ネット炎上学内における人間関係も、然るべき解決方法があるのであり、解決する機関があるのです。

いじめによる解決を「普通」としないために

元増田アンケートに回答した小中学生いじめ普通解決方法問題処理の方法だと考えているのなら危険です。加えていじめをする権利のようなものがあると錯覚しているのならさらに危ないでしょう。

誰も人に暴力を振るったり、嫌がらせをする権利などないのです。そのような大義名分存在しません。

これから私たち子どもたちに円滑な人間関係の築き方を教えていく必要があります。それは道徳的に正しく、平和的で、問題根本から解決していく方法です。

最後に追記について

元増田の追記を読みましたが、書かれているような本旨を本文から導くのは無理があると思います。私の主張は以上です。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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