いじめ〔いぢめ〕【苛め/虐め】
デジタル大辞泉による定義は上記にある通りです。手段はどうであれ、相手に肉体的苦痛や精神的苦痛を与えることは「いじめ」になります。
私の主張をする前にこれは明確にさせておきたかったので、トップに引用させていただきました。
http://anond.hatelabo.jp/20170127184144
さて、これから私の意見を述べたいのですが、元増田の主張にはっきりとしたテーマを見つけられないので、一部分だけについて述べたいと思います。
元増田によれば何の罪もなくいじめられている被害者はごく少数で、大半のいじめ被害者は何かしらの原因があっていじめられているそうです。
この元増田の主張が事実に即しているとしても、それによっていじめを「普通」や「当然」と認めることはできません。
ひどい思い込みがあるように感じられるので申し上げますが、問題を解決する手段は暴力以外に存在するのですよ?
あなたの腕は人を殴るためだけにあるのですか? あなたの口は罵声を浴びせるためだけにあるのですか?
それを考えないでただ暴力と嫌がらせに頼ることは、知性の敗北と言ってよいでしょう。
人間関係の問題を暴力によって解決しようとする行為、つまり「いじめ」は解決方法としては最悪の部類に入ります。
私たち大人は子どもたちに、いじめは道徳に反する行為であり、なおかつ頭の悪い解決方法であると教えなくてはいけません。
それなのに元増田は下記のように大人がいじめをすることを肯定してしまっています。これでは子どもに示しがつきません。
ネット炎上は対象がどういう人間であったとしても、中傷する行為は相手に苦痛を与えるのであり、認められるものではありません。ネット炎上も学内における人間関係も、然るべき解決方法があるのであり、解決する機関があるのです。
元増田やアンケートに回答した小中学生がいじめを普通の解決方法や問題処理の方法だと考えているのなら危険です。加えていじめをする権利のようなものがあると錯覚しているのならさらに危ないでしょう。
誰も人に暴力を振るったり、嫌がらせをする権利などないのです。そのような大義名分は存在しません。
これからも私たちは子どもたちに円滑な人間関係の築き方を教えていく必要があります。それは道徳的に正しく、平和的で、問題を根本から解決していく方法です。
元増田の追記を読みましたが、書かれているような本旨を本文から導くのは無理があると思います。私の主張は以上です。最後まで読んでくださりありがとうございました。