日本人と公共サービス問題について議論になると、いつも同じ質問を聞かれます。
「どこまで鉄道趣味を批判すれば、鉄道界隈の暴走が止まるのか」という質問です。
「日本人が私鉄社会の時代錯誤性に気づき、公共交通として進歩するまで続けなくてはならない。彼ら鉄道趣味は公共交通の革新を妨害した原因の一つだ。」
そう答えています。
この私の答えには、鉄道利用者や一般市民の殆ど全員が納得し、同意すると思います。
鉄道オタクのみなさんが公共交通の本来の目的を理解し、革新の要求を聞かなかったと言う過ちを認めるまでそれを続けるべきです。
鉄道は企業とお客様と「大きなお友達」と資本家だけのものですか?
違いますよね。そもそもインフラは公共すなわち市民・国民全体の財産です。
非難と訴求は永遠に続けるべきですが、だからといって車社会のほうがましとかいうつもりはありません。車社会は車社会で大問題です。
いずれにしても私鉄社会をいつまでも認めるつもりもないし、革新要求は強くなることはあっても、弱くなることはありません。
その証拠に日本の鉄道は、運賃の一本化を実現できていない地域が多い。
正直言えば、2020年の東京オリンピックを機に、外国から見ても時代錯誤な鉄道インフラ料金システムを改善すべきです。
1位全国区・公営鉄道、2位道路交通、3位都市・地方密着私鉄、これが陸上交通の正しい順位であるべきで、その為にも私鉄社会を車社会同様に全時代的な交通システムとして認識すべきです。