そいで、最近お父ちゃんめっちゃ冷たい。どうしたのってくらい冷たい。
まず、彼氏の名前を呼ばない。彼氏の名前を横山ってすると「横なんちゃら君」って呼ぶ。もしくは「なんちゃら山君」。「彼の名前ちゃんと覚えてるんでしょ!いい加減にして!」って怒ったら「嫌にきまってるだろうが!」って逆ギレ。何がそんなに嫌なの?極めつけに「彼氏」という言葉は意地でも使わない。「その…あの男はどうなんだ」って感じで。容疑者っぽい。
この前「結婚の挨拶に行くよ。その後、隣県の友達の結婚式に行くよ」って父に話したら「結婚の挨拶は、友達の結婚式のついでか!」って静かに怒ってる。面倒くさい…生理中の女の子よりめんどくさい。怒るポイントがつかめない感じ。すごい気を遣わざるを得ない。
で、結婚の挨拶行くでしょ。そしたら、妙によそよそしい。連れてきたフィアンセが非の打ちどころのない好青年だからびっくりしたんだろうとニヤニヤしてたら、出会いがしらいきなり頭を下げて「うちの娘でもよろしいんでしょうか…」って。いきなり弱気になったから本当にびっくりした。お父ちゃん、自分の娘にもっと自信持ってください…。あと、情緒不安定にも程があると思う。
そんなうちの父だけど、別に私のことを溺愛してきたわけではないんですよ、コレが。逆に仕事一筋で本当に私のこと構ってくれなかった。運動会に来たのはたった1回。参観日の参加は0回。部活でやってたテニスの試合は珍しく2回来たけど、どっちも溜息をついて帰って行った。あとで聞いたら運動音痴が遺伝したのが嫌だったんだと。無礼失礼極まりない。高校生の時は反抗期で、一年くらい話してない時もあった。美大への進学を父に大反対されて、諦めたこともあった。あの決定は、今となっては良かったのかもしれないと薄々最近気付き始めた。けど、「お前の絵はグッとこない!」という一言は未だに根に持っている。大学進学を機に、一人暮らしを始めて、もう長らくたったから、私がいない生活にも慣れているはずだ。父に電話するのは年に2回(父の日と父の誕生日)。父からの着信は覚えている限り1回、保険関係の話だった。私が帰省しても、時々いないことがある。飲み会、ゴルフ、仕事>娘なのだ。よくわかってるし、いまさら怒りはしない。
そんな中で、私の父がいきなり、「結婚する前の娘を持つ父親」らしく振舞い始めたのが、本当に違和感しかないわけですよ。どうしたっていうんだ、という感じ。まあ、それ以前に、父親が結婚する娘をひきとめたい気持ちが正直なんでかわからないのだ。娘は娘のままですよ?結婚したって何がどうなるってわけでもない。
娘は確かに嫁に行って名字が変わる。だけど、家族は家族なわけでしょう。やっぱり年2回は連絡とるし、お盆やお正月、GWとか仕事が休みの時も帰る予定だし。私たちのために働きづめでここまでやって来た父を尊敬し続けるし、父の日には美味しいお酒を送り、誕生日にはシャツを送ろう。年をとれば、必ず帰ってきて面倒見ると約束する。名字は変われど、私たちはやっぱり家族なのだと、私は高らかに主張したい。
もし、お父ちゃんがなにか家族の形が変わることを恐れているなら、何も変わらないと答えるし、逆に、結婚せずに父親の元にずっといることが幸せなのか?と問えば、多分私のお父ちゃんはうーん、とうなるだろう。だって、私は確かにフィアンセと一緒に居て幸せだし、きっとそのことをよく知っているのもお父ちゃんでしょう。お母ちゃんのこと大好きで、影で結婚して良かったって繰り返し言っているのを知っている。結婚とは、悪いものではないのだ。
そんなうちの父だけど、別に私のことを溺愛してきたわけではないんですよ、コレが。 とか言ってますけど、本当は溺愛してたんですよ。 愛しているがゆえの「仕事三昧」「美大進学...
平成生まれの娘を持つ世代にしては随分と昭和だなあ。 そういう昭和な父が昭和の父らしい振る舞いをするのはごく当たり前じゃないの。 そういう父親にとって娘は所有物なんだよ。...
http://anond.hatelabo.jp/20150626201545 ヤフーの知恵袋だったらベストアンサーです。そうか、所有物なんですね、なるほど。
横から書き添えとくと、家族を自分の所有物だとする考え方は、別に日本の昭和の親父に限った話じゃないけどね。 良い悪いはおいといて、それも一つの愛の形。
自分の娘のことを考えたら読んでるだけで泣けてきた。今年中1でまだまだ先の話だけど。
反応してくれた皆さんありがとうございました。 いろんな反応あってびっくりしまた。なるほどな~と思いました。所有とかそういう話はあんまり考えたことがなかったんで、新鮮でし...