http://sirabee.com/2015/02/18/18706/
読んだ。驚異的な糞記事だった。
こんなものにとりあうのは労力の無駄だとかそういう意見もありうるだろうが、あまりにひどすぎる。いったい何重のバイアスがかかってるのかわからないくらいだ。
まず、選択肢がこれであることによって「アホらし」と思う層はまったく答えないっていうバイアスがかかってる。しかしアンケートであるからには「幅広く募った」という前提はいちおう通用するので、これが男性の一般的な傾向だと思わせることができる。
さらに選択肢自体である。これがおかしいのはいうまでもない。つまり筆者にとっては女性の重要な機能はセックスと料理であるということになる。
最後にこの記事を書いたのが女性であるということだ。女性の側からもこういう見方は肯定されうる、という可能性をにおわすことができる。もちろん実際は一個人の意見だったとしても、そこになんらかの許しがあるように感じる人間は決してゼロではない。
強面のフェミニストががっちりと理論武装して書くようなものなら、読む人にもそれなりの心構えができている。反論もツッコミもありえよう。しかしこの記事の場合、アンケートという手法といい、旦那様を喜ばせるといういっけん特に問題がないと思われるような記述といい「ふつう」を装って、強度に思考を一定の方向に強いるような構成になっている。無批判に読めば「そういうものなのかな」と思わせるようにできている(実際に騙される人が多数派ということを言っているのではない)。
俺自身は男女平等というのは不自然なことだと思っている。なぜなら出産というかなり負担の大きいことができるのは女性だけだからだ。そして肉体も、一般的には男性のほうが力が強く、体格もいい。なので、男女平等というのは「なるほど、現実はそのようであるか、ならばどうしていくか」とひたすら考えつづけ、疑いつづけていくことだと思う。
そうした不自然な「平等」になんらかの賛意を示した人間にとって、いちばんの敵は、一般論や本能、肉体なんかを無根拠に参照して「ね、こういうふうにできてるでしょう?」と言い出すたぐいの人間だ。そこに作為がなければないほど、知性が感じられなければ感じられないほど、その言葉は自然に響く。
その意味でこの記事は最悪なものの一例だと思う。内容の巧拙、説得力の有無などが問題なのではない。こうしたものこそが性差別を助長するにあたって、非常に有効な手段だということだ。
逆にいえば、女性の機能をこうしたものだけに限定したい人間はこの手法を参考にするとよい。由来、すべての人間は平等ではない。「だから」前提条件として平等であるべきなのだし、しょせんそれがべき論である以上は、人はずっと考えつづけるしかない。「べき」であるということは、永遠に理想には到達しないということだ。
まったく同意。 「これ女性蔑視だろ」という指摘が入るまで、最初のほうにブコメしてる人たち、ほんと無邪気だからちょっと怖くなった。
なんで女性蔑視やねん… 料理してくれるにしろ性交渉に応じてくれるにしろ、 そこにはリスペクトしかないやん?
これも無邪気な無神経に見える
なんでこれが伸びないんだよ!すごくいいこと言ってるのに。 これをスルーして、元のクソ記事にウケねらいの下ネタをコメントしてたやつら、ほんっとーにゲスイ! はてなの民度もし...
つまらない記事だと思うが…