2013-10-04

Googleの本当の凄さとは

「客の質を問わずに数を囲えばいい」という単純な戦い方を編み出したこと

Googleの最大の収入源は何でしょう。

バカでもわかりますね、「広告」です。

じゃあ、広告代理店との違いは何でしょう?

費用効果の高さでしょう。

多種多様ユーザーGoogleサービスを使うことでその行動パターンGoogle収集し、

収拾したデータ分析して顧客が打ちたい広告が最も効果を発揮できるポイントを提示することが出来るからです。

ここで重要なのは上記の「多種多様ユーザー」です。

広告顧客をより多く取り込むために重要なのは何でしょう?

第一に「データ提供してくれるユーザーの数」です。

広告の肥やしを提供してくれるユーザー数が多ければ多いほどその分析データの信頼性が増します。

なので数はとても重要です。

第二に「ユーザーの性質が偏っていないこと」です。

データ取得する対象の性質に偏りがあると、顧客によって広告効果にバラつきが出てしまうため

ユーザーの性質(貧富、知能、性格性別、年齢、嗜好、その他諸々)は万遍なく取り揃える事が肝要です。

それにより、偏ったデータを求める顧客には偏ったサンプルを分析すればいいし、

普遍的データを求める顧客には多種多様なサンプルを分析すればいい、という

とても効率的且つ効果的な業務遂行が可能です。


以上の事から結論付けられるGoogleがすべき最善のユーザー獲得方法とは「手当たり次第にユーザーを囲う」です。


から無償検索エンジン提供するし、無償メールサービス提供するし、無償オフィスソフト提供するし

無償ビデオ配信サービスを立ち上げるし、無償オンラインストレージ提供するし、無償OSをばら撒くわけです。

それが自社の最大の柱である広告事業」をより強靭にする補強策だからです。


ここでたまに「単独企業個人情報を握られるのは危険だ」と主張する人もいますが、それは正しくもあり間違ってもいます

ただ、むしろGoogleにとって個人を特定可能な情報ノイズです。

データ分析邪魔です。無駄にテーブルのカラムを消費する「危険物」です。

万が一漏れたら自社に莫大な損害をもたらすのに、それを収益改善に役立てる方法など持ち合わせてないからです。

そういうデータだと自覚しているからこそ、儲かった金をふんだんに使ってシステム組んでるわけですね。


Googleが編み出した戦術の弊害

顧客囲い込みの為にGoogleが足を踏み入れた業界悲惨な目に遭います

そりゃ、競合相手が独立採算無視した廉価戦略(廉価どころかゼロですがw)で攻めてくるので

生半可な企業じゃ太刀打ちできません。

体力があっても「ただ客を囲えばいい」というとてもシンプル戦術

莫大な資金力でゴリ押ししてくる敵に攻め込まれてパニックを起こさない企業ほとんどありません。

結果、安易に相手の土俵に上がって無償サービス化して自滅するケースが非常に多い。

当初から無償戦術考えてるGoogleと、当初有償付け焼刃的な無償化に走る企業では勝負になりません。

しかし、かといって己を信じて有償を貫くのも厳しい戦いです。Google以上に資金力が必要になるわけですから


焼野原にただ一人佇むGoogle、というディストピアはすぐそこ

Googleさんが攻めてきそうにない土建屋あたりは安泰かな?

IT業界は諦めましょう。Googleか、Googleに飼われる鵜になるかの違いしかなくなります

Googleが攻めてきそうにない業界あったら教えてください。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん