「いじめを解決する」というのはどういう状態になった事だろうか。
あの事件のように傷害、窃盗、恐喝、器物破損、性的嫌がらせ、脅迫など、
明確な攻撃、特に被害が出るものは、複雑ないじめではなく単純に犯罪行為なので、
これらは何件か酷いパターンを見せしめ逮捕して実刑を食らわせ、
子供たちに「こういう事をしたら懲役○年です。出てきてからも民事でお金取られます」と教育すべきであり、
こういう場合、解決したというのは加害者が除去されたと言う事だろう。
明確な原因があるなら話は早い。
例えば、A君は風呂嫌いだから風呂に入らず、常にA君の周りは悪臭がするのでクラスメートはA君を避ける。
解決策は、A君に毎日お風呂に入るよう指導して、悪臭という原因を取り除くことだ。
では、次のような場合はどうだろうか。
B君は貧乏なので毎日お風呂に入れず、常にB君の周りは悪臭がするのでクラスメートはB君を避ける。
この場合、B君は悪くない。強いて言えば経済力のないB君の親に責任があるかも知れないが、
B君の親だって悪気があるわけではない。
これに対して先生が「B君を避けるのはいじめである」というルールを設けたとする。
でも、B君はくさいのでクラスメートが取る手段は敬遠しかない。
「好きな友達と班を作って」と言う号令に対して、B君以外と組みたいというのはまっとうな子供の思考だ。
放課後、友達を家に呼ぶのはその人の自由なので、それまでわざわざB君を呼ぶ選択肢を取ることもない。
結果、B君はいつまでも友達の輪を作ることができず、クラスメートの中で孤立していく。
しかしB君を避けるのはルールとして許されないので、話しかけられれば応答はする。
ただし、玩具を貸して、一緒に遊んで、という一般的に「断っても良い要求」には応じられない。
この状態で、B君のいじめは解決したと言えるだろうか?
体臭を例にあげたが、ではB君の欠点がブサイクだとしたらどうだろう。
生理的嫌悪感をもたらすレベルのブサイクなので、あまり友達にしたくないのかも知れない。
たとえば斜視、痣、奇形、ハゲ、デブ、天然パーマ、方言の訛りなど、
「子供の感性では」友達にしたくない理由がB君にあったとしたら?
もちろん、B君は悪くない。
指導により、B君には何の落ち度もない事を頭では理解していても、
B君と接することは不利益を被るかも知れないと考えて、
なるべく避ける態度を取るクラスメートも悪くない。自己防衛だ。
この状態でB君が「いじめられている!」と訴えたとする。
自分を仲間の輪にいれてもらえないのだから、当然、いじめと判断するに足りるだろう。
そこで、教師や親が出てきて、大人の立場から「無視するなんてひどい!」と訴えたとして、
「B君と仲良くなろうとして、何らかの落ち度があれば、親や教師に叱られる」と記憶するだろう。
ならば最初からB君と仲良くなるほどの距離に行かない方が合理的だ。
結果的に大人からの仲介はさらにB君を孤立させることになるのである。
いじめは「どのようにすれば解決できるのか提示するのが被害者の責任」らしいが、
精々、B君を転校させて、次の学校では受け入れられるように祈ることくらいだ。
臭くても、生理的嫌悪を感じても、仲良くしなければならないと教えるべきでは
そういうお前は実践出来るの? 家庭内暴力の被害者や加害者に「たとえ生理的嫌悪を感じても仲良くしろ」と、離婚も別居も禁止するようなもんだぞ。
いっそのこと、クラスを無くすべきだよな。 生理的に無理な奴と狭い教室で一緒にいなきゃいけないから、陰湿ないじめが起こる。 決まった時間に決まった教室に集まって、決まった机...
子供に集団生活の経験もろくに積ませず成人していきなり社会に放り出したらどうなるか実験してみるのもいいかもね。 俺が親だったら絶対に参加させないけど。
リアルの世界でいじめられっこだった人ほど、ネットではヲチスレに常駐する傾向があるんだってw