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2022-05-22

なぜ貨物鉄道運賃は高いのか

https://www.itmedia.co.jp/makoto/articles/1305/17/news007_4.html

 そして「貨物鉄道輸送の将来ビジョンに関する懇談会」の報告書には、荷主からもっとも大きい要望が反映されていない。荷主にとってもっとも関心の高い項目は、環境問題ではない。運賃である鉄道貨物は「輸送コストを下げたい」という要望に応えていない。これでは、いくら設備投資をしたって荷主は鉄道を使わない。使わないものに対する投資無駄になる。そのコスト負担JR貨物経営を圧迫するし、国から税金による設備投資運賃補助金などもきりがない。

 鉄道貨物効率の良さが特長のはずが、輸送料金面でトラックに負けてしまう。具体的な数字は見つけられなかったが、前ページにあるように「トラックから鉄道輸送に切り替えた場合に国が差額の半分を補助する制度」が必要なほど、鉄道貨物料金は高い。そのもっとも大きな理由は、JR貨物JR旅客会社第三セクター鉄道などへ支払う線路使用料である

 トラック高速料金こそ支払っているものの、一般道道路使用料は払っていない(自動車税や重量税などで間接的に払っているとも言える)。一方の貨物列車は、通過する線路の持ち主に対して線路使用料を払っている。これは旅客列車とバス飛行機との比較と同じだ。鉄道けがインフラの経費をすべて負担する必要があり、これが料金に反映される。

 その不公平感を解消するために、旅客鉄道場合上下分離という仕組みが考えだされた。線路設備自治体などが保有し、鉄道会社使用料を支払う仕組みだ。JR貨物上下分離と同じ構造であるしかし、JR貨物が支払う相手自治体ではなく、JR旅客各社や第三セクターなどローカル鉄道である線路自治体保有だったら、自治体鉄道会社支援のために線路使用料を下げたり、無料にもできる。

 JR貨物場合も、いっそ線路使用料無料にしたら輸送料金を下げられ、トラック競争できる。JR旅客会社ならマケてくれるかもしれない。しかし、赤字に悩む並行在来線ローカル鉄道会社場合JR貨物から線路使用料重要収入源になっている。

2020-11-29

そりゃ地元民は誰も味方にならないだろうな

静岡県民と鉄オタにはよく知られた、東海道線静岡地区(熱海-豊橋)の、あからさまな冷遇っぷり。

筆者はただの鉄道好きで、オタ気質だけど知識は浅い。

そんな自分から見ても、ここのサービスJR旅客会社全て見渡しても最悪の部類と思える酷さなのだ。

それこそ東北地区中国地区本州以外の三島の閑散線区でも、多分ここまでじゃない。

まり露骨新幹線誘導どころか、新幹線に乗らないやつは客と見なしてないくらいのやり口である

ぶっちゃけ静岡なんて新幹線通り道くらいにしか思ってない(それ以外の利益を全く見込んでいない)のがミエミエというか。

結果的に、静岡利用者に売らんでもいいケンカを直球勝負で売りに行っているような感じで、その空気の読まなさは一種の殿様商売だろう。

まあ新幹線しかドル箱がないので、そこを生命線として可能な限りケアをするのは別にいい。

でも、一部の沿線民に「新幹線に乗らない貧乏人は知らん」みたく思わせるやり口である必要はないだろっていう。

ちなみに新幹線を長距離に渡って保有するJR東も西も、東北中国の閑散線区は微妙ではあるが、露骨地元民を軽視していると思わせないのが、東海とは明確に違うところ。

というかここまで静岡地区を雑に扱っている現状、いっそ島田掛川辺りで分割して静鉄遠鉄譲渡するほうがまだマシじゃね?みたいに思えてしまう。

(ついでに言うなら大垣-米原間も養老鉄道近江鉄道譲渡したほうがいいくらい酷かったりするが)

JR貨物にとっても、未だにH級機関車を通させないJR東海なんかよりも融通利きそうだし。

それとも線路使用料取れなくなるとかケチなこと言う?(笑)


で、そういうバックグラウンドがあって、リニア中央新幹線南アルプストンネル問題が出たと。

事実上水利権を奪われかねないだけでも業腹だろうに、さんざんコケにしてきた末に…と感じてしまうやり口をかまされる静岡県民の心情は察するに余りある

そもそも工事の前提となる大井川の水涸れリスクに対する、ガバガバ環境アセスからして、今までの静岡軽視路線の延長で慢心してたかナメてかかってたと、静岡県民じゃなくてもそう思うわ。

JR東海だって大井川の水返せ運動を知らないわけじゃないだろうし、しか静岡地区に限っては、国鉄時代丹那トンネルという前科があるわけで、むしろ最も重視しなきゃいけないところなのに。

というわけでJR東海には今しばらくの間、苦しみに苦しむべきと感じる次第である

 
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