https://qiita.com/manzoku_bukuro/items/0479ad7b6e2cabf2934f
これに触発されたので書き残す。
以前からプログラミングには自信があったし本業でもそれなりに活躍していたが
やはり世界は広いんだなぁというのを身にしみて感じることができる
逆に自分のスキルレベルがそれなりに上の方だ、という自信にも繋がる
業務委託とはいえ一緒に働くことで彼らがどういう考えで動いていて、どういうマインドで仕事に取り組んでいるかがわかる
こういう知識は本業でベンチャーと関わってもそう簡単には得ることができない
ただ、この辺は受発注の関係として割り切ってる副業先だと得ることはない
長く関わることもあるが様々な理由で突然終了する
基本的には弱い立場なので仕方がないが、慣れるものでは無く今でもショックを受ける
そこでショックを受けて副業を辞める人もいるが、次の仕事に向けて自省することができるのはメリットだと思う
少なくともJTCにいるとこの「自省するタイミング」は役職が上がるにつれて無くなっていく
ただ、年収が2倍・3倍になるわけではないのでちょっとした贅沢が増える程度
富裕層になれるわけではない
サラリーマンなら年末調整とふるさと納税、住宅ローン控除ぐらいしか税金に関わることが無いが
副業で特に個人事業主などで青色申告するといろんなことが分かってくる
払わないといけない税金・払わなくて良い税金の両方が分かるし社会の仕組みも見えてくる
例えば配偶者や子供を社員として雇った場合はどうなるか?など複雑だが合理的で面白い
基本的には時給で働くことになる
契約上どれくらい働くかは最初の段階で合意を取るので、その時間はしっかり働くことになる
フルリモートなら本業を朝の7時から16時ぐらいにして、それから副業をすればかなりの時間が確保できるが
出社したり出張したりするとそういうわけにもいかないので時間の確保が大変になる
こういったことを犠牲にして収入が増えても、人生として何かを失ってる気分になる
時給で働いているので与えられたタスクを早く終わらせるモチベーションが湧きにくい
他の人が4時間かかるタスクを1時間で終わらせると単純に賃金が4分の1になる
「完了したタスク数で評価するので働いている時間はカウントしていない」みたいな会社もあるが
そういう場合は「タスクが膨大すぎて地獄」「タスクが無くなって契約終了」のどちらかになる
仕事をする上で不満が多くなるのもあるが、不満をぶつけることが難しい
立場が弱いので不満をストレートにぶつけると契約終了になることもあるし立ち回りが難しい
例えばコーディングルールが整備されていなくてタブスペースの数が統一されてなかったとして
とやんわり伝えても修正されることはない
とはいえその状態でファイルを修正するとLintが修正してしまってPRで大量に修正されてしまってレビューできなくなる、など
他にもチケットがいつも抽象的すぎてこっちで汲み取って実装したら
「そんなことは望んでない」
と怒られたりするが「お前のチケットに書いてないやろアホか」とは言えない
こういうストレスが少しずつ溜まっていくので、酒量が増えて太る
税金を払わないといけないが手元にはお金が大量にある状態が続くので普通に金銭感覚がおかしくなる
使い込んで税金払えません、みたいなことは無いが、例えばタクシー利用が当たり前になったり、平気で部下に奢ったりが増えてしまう
当然ながら富裕層になったわけではないので結果的には貯金できる額が減ってしまい
「なんでこんなに働いてるのに貯金が少ないんだろう」
という思いを馳せることになる
副業はそれなりに小銭稼ぎにはなるがデメリットも大きく、自分の人生設計とよく相談した方が良いと思う