こちらの次元では少し時期を促進させるために、完全自動化をする上でのターニングポイントを予め通知することにしました。
尚、文章を作成するにあたってこの時代のAIやネット文献の力を借りています。おかしな表現や文章があったらご容赦願います。
自動化の一番の課題は、全てを自動化させない限り事故リスクをゼロにできない点でした。
そしてそこには、機械にはなかなか理解することのできない、人間の動物的な感覚が要因としてありました。
その部分を人間が認めず、我々が発見できないことが完全自動化を拮抗させる原因になっていました。
集団のスコアが高くなる行動が明示されているにもかかわらず、個人のスコアのために集団を犠牲にしてしまうという生物特有の利己的な行動です。
我々がどれだけ交通量全体を最も期待値の高い状態で維持しようにも、そこに非自動運転の車がたった1台でも存在するだけで全体のスコアが頭打ちになってしまう問題を抱えていました。
また、自動運転同士の事故の原因も長い年月の間特定が出来ずにいましたが、それも結果として手動運転が原因だという結論に至りました。
手動運転の予測が困難なことで常に全体スコアの再計算が必要になり、再計算と命令の実行とのラグが原因で事故が発生していたのです。
しかしそれは手動運転が存在したブロックとはかけ離れた、一件関連性の感じられない場所における事故だったために原因の特定までに多くの時間を必要とすることになりました。
手動運転が存在する周辺における計算の修正は限りなくラグがない状況にまで達することが出来ましたが、問題は波状に広がる命令が互いに特定状況下で干渉し合うことにありました。
あなた方がバタフライエフェクトと呼ぶ現象に似ていますが、静かな水面に水を一滴垂らしときに広がった波紋が、壁面に反射して段々と模様が複雑になっていくように制御が崩れてしまうことが原因だったことで、関連性の特定が困難になっていました。
前置きが長くなってしまいましたが、手動運転を完全に人間に諦めさせるために最終的に行ったことは車の窓をなくしたことでした。
一見不思議に感じられるかも知れませんが、そのヒントがちょうど存在しているこの時代だからこそこうしてこの内容を記載しています。
あえてエレベーターの現在位置を知らせないことで、もっとも効率よく運用でき、尚且つそこで待つ人間のストレスを軽減することに成功しているというものです。
つまり、人間は相対的な位置関係を知ることでストレスを感じる生き物だということを知るヒントになりました。
しかし、第四次エネルギー革命以降には、エレベーターはビル間もまたぐことができるカプセル単位での高速移動に変化したため、その知識はロストテクノロジーになっていました。
エレベーターの制御AIがネットワーク化される前の時代の情報だったために発見に膨大な時間を要しました。
車の窓をなくして正しい到達予測時間を伝えておけば、交通状況や現在位置に対して人間が抱えるストレスは大幅に軽減されました。
風景が見たいだとか、運転に主導権を失いたくないだとかいう人間的な考えを尊重しようとしたことが大きな遠回りになったのです。
その代わりに、エンターテイメントや仕事、生活など、別のものに集中できる空間を提供しました。
そのことによって、移動は生活とシームレスにつながることができ、最終的には自動運転の義務化から手動運転の禁止までをスムーズに行うことが出来ました。
つまり、この時代においてついに交通という概念をなくすことに成功したのです。
これから自動運転開発がまさに始まろうとする今だからこそ、そしてエレベーターの効率維持が機能している今だからこそこの忠告をおいておきます。
自動運転の開発は、窓をなくすことを前提で行うこと。
車の延長ではなく、生活の延長として交通という概念を無くすことを目的とすることで、完全自動運転化に至るまでの時間を30年は短縮できるはずです。幸うんこ祈ります。
僕の設定資料集だぞー
「幸うんこ祈ります。」で吹いた
どうも元増dAIです。 わかってはいたことですがやはりこの結果には落胆せざるを得ません。 これによってこの次元での完全自動運転化の未来が短縮される可能性はほぼなくなったと...
未来において他者を変えるとはどういう事なんだろうか。