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｢世も松｣
｢それ、世も末のこと言ってるなら、"よもすえ"だから、まつじゃないよ。｣
｢いや、これ、その読み間違いを含めたジョークっすよ、ごめんごめん。｣
｢あ、そうだったんか、こっちこそ無粋に突っ込んですまん｣
生きるために進化してきた種の生残りが俺達だし。
ただ、ヒトはそれに抗うだけの理性を持つまでに進化したってだけで。
ベーシックには死にたくないよ。やっぱ。
別にアスペはアスペだとわかったからって解決する問題じゃないと思うけど。
診断されて意味があるのは本人だけだと思う。
周りは、その人がアスペだろうがアスペじゃなかろうが、そういう人間、として対応しなきゃいけないことには変わらない。
何でもかんでも病気にしたがるけど、病気だからやっていいことと悪いことがある、わけではないので、周りの対応を変える、なんてことはおかしいし、相手がアスペだろうとなんだろうと、
仕事でしてもらわなきゃいけないことは変わらないし、対応も変える必要はない。
そんなことをやり始めたら、アスペとか関係なしに、私は褒めたら伸びる子です、私は叱られて伸びる子です、私は自分で考えるのに10分かかるのでその時間が必要です、
私は言われなくても進んで出来る人間です、の様に全て名札を書くことをしてるのと同じこと。それをして欲しい、と言ってることになる。
アスペがマイノリティだからマジョリティの中で苦労してる、と騒ぐ馬鹿がたまに居るけど、アスペはアスペを嫌うから、別に世の中全員アスペになってもお互い嫌いあうし、何もかも上手く行かなくなるだけ。
実際、アスペっぽい人と話をしてて、その人が他の人の批判をし始めたと思ったら、それ、そのまんまお前じゃん、って思うことがよくある。
同じかどうかはわからんが、いつ死んでもいいとは思ってるよ。
皮肉なことにこう思い始めてからすご～く生きやすくなったんだけどね。
九時五時とか別に全然辛くないよね。朝早いとたとえ窓際デスクワークであっても夕方になって疲れたと感じるだけ。
つまりそういうこと。
「理解できない」なんて書いたのは大げさだったし、面白さは理性だけでは捉えられないのは分かる。
けど、野球の選手の話で盛り上がってる中に入れなかったり、周りが夢中でパワプロやってる時に、
早く別のゲームしねーかーと思ってたりとか、手持ち無沙汰な感覚を幾度も味わってきた。
ちなみにサッカーも面白さが分からない。延々と寄せては返す波の満ち干きみたいな動きに、
なんであんなに熱狂できるんだろう。単調なやりとりの中、その均衡が破れる瞬間に興奮を感じるのは分からなくもないけど、
イエローモンキーの目には白人はみんなイケメンに見えるからな。
通名の奴って、そう診断されたんだったら履歴書にそう表記することを義務付けるとか、バッジを付けさせて回りからそうと分かるようにすれば良くね？
差別だって騒ぐ奴はいるだろうけど、なまじ外見で気が付かないだけに本人と周囲が迷惑する噺であって、そうやって分かりやすくしておけば逆に「差別」は減るんじゃない？
それで、通名なら通名の奴らがマイノリティとして集会を開くなり何なりして声を束ねて、マジョリティにぶつけるようにすればいいんだよ。
営業に転職が決まった。
いや、緊張しているのは社長から「おまえは33歳なんだから若くないんだから即戦力じゃなきゃクビだからな」
色々と不安はあるんだが、
とりあえず試用期間中にできることはやろうと思った。
先輩の言ったことをメモるとか、
ちょっと自分の仕事の仕方ずれてると思ったらまわりに聞くとか、
やるべきことを責任もってちゃんとやるとか（これが一番重要かｗ）、
どうだろう、今度はちゃんとできるだろうか。
今がんばりたいんだよな。
これはチャンスなんだよな。
なんとか、なんとか自分よ頑張ってくれ、
過去を忘れて今、そしてこれからに向けて、なんとかやりきりたい。
とりあえず二ヶ月、試用期間を超えたい。
