はてなキーワード: 出生率とは
http://d.hatena.ne.jp/techgnosis/20080107/1199721003
>税金を払ってる側の育児休暇が短いのは間違いないのだから、何かがおかしいのは間違いないと思う。
あらゆる待遇が民間水準よりも上で当然なのか。
出生率が2を大幅に下回るというのは、国家の歯車が何かおかしくなっているんだ。
具体的に言うと、お金の循環の仕組みが変なのだ。
税率を上げて、より沢山のお金が政府経由で循環するのが良いのか。
それとも税率を下げて、民間の中でお金が循環するのが良いのか。
政府が税金を徴収するということは、イコール私達の労働力を徴収するということだ。
もしもあらゆる税率の合計が30%ならば、民間人は労働力の30%を自動的に政府に献上していることになる。
>今までSEになりたいと思っていたのですが、ネット上で、SEの仕事の辛さをよく目にするので
http://q.hatena.ne.jp/1199382994
への回答。(一部編集)
日本企業においては(恐らくですが)3番の方の言う、「間接部門」に所属する人のほうが、【給与を実労働時間で割る】すなわち時給換算したときにより高いコストパフォーマンスを叩き出していると思います。
手元に実証できるデータは無いのですが、、、
さらに言えば、この差は結婚後の持てる子供の人数にまで影響を与えて来ると思います。
(仮に公務員と非公務員世帯での出生率の差のデータが出たら、世論は大変な事になるでしょうね。それくらい目に見えて生存の有利不利に差があるはずです。民間の直接部門と間接部門でも差があるはずです。)
企業においていわゆる間接部門のほうが時給換算のコストパフォーマンスが高いと推測されるのは、多くの企業が過去の雇用慣行・給与体系を維持しているからです。すなわち新卒一括採用と配属によらない横並び賃金・年齢給システムです。大きな企業ほどこれが顕著だと思います。
またこれは日本独特の流れであって、他の国家ではだいぶ様子が違うのでしょう。
(将来的には、より多くの企業が技術職・営業職・何らかの専門性を要求されるポジションへ給与を重点配分するようになり、また個々人の成果をより厳しく判定するようになるはずです。そうしないと生き残れないですから。)
「PG/SEは忙しくて当たり前」という意見から距離を置いてみて下さい。日本国内の上記のような事情から、少なくとも現時点では企業内の間接部門に勤務するほうが圧倒的に有利です。
具体的に何が有利なのか?
プライベートの時間が多く取れるために、その時間を利用して10年後・20年後を見据えたスキルアップを図ることができるからです。英語でも・簿記でも・副業でも何でもできます。(もちろんプログラミングもできます)
日常の仕事に忙殺される環境ではこういったことは不可能です。そして「残業月50時間目安」というのは、11番の方が言うように非常に妥当な分岐点だと思います。これよりも残業時間が多いのが当たり前という部署に在籍すべきでは無いです、それは自分の魂を切り売りしていることになるからです。
(残業が月あたり60時間を越えてくると、休日も体が重くて動かない、、、という事態に直面するかもしれません。法定労働の8時間というのは、それ相応の理由があって定められているのです。)
例えば医師というのは忙しい事で有名ですが、人の生命に関わる非常に誇り高い仕事だと思います。しかし、そんな医師の平均寿命が、日本人全体の平均よりも10年近く短いとしたら?
http://life-artist.cocolog-nifty.com/small_surprise/2005/05/post_ecdb.html
これは果たして、自分の人生にとって良い選択と言えるのでしょうか。
残業が多いということは、長い目で見て確実にあなたの寿命を縮めます。
オーナー社長であれば、長時間労働も自分の為であり納得できるものでしょう。しかし雇われの身において極端な長時間労働はデメリットのほうが遥かに大きいのです。その長時間労働時間から生み出された付加価値を享受してるのは、働いた本人では無い他の誰か、、、かもしれません。
ひとまず、経理+パソコンという分野をキーにして沢山の企業の面接を受けてみてはいかがでしょうか。また簿記などの資格は必ず有利に働きます。
http://hamasta.g.hatena.ne.jp/hamasta/20071109/p1
より正確には月あたり20時間、年間合計で120時間くらいが時間外労働の1つの目安です。
1年を通してこれよりも長い時間勤務する場合は、その業務が何か大きな構造的問題を抱えていると考えるべきです。
特に専門職、頭脳労働を行っている人は時間を正確に計るほうが良いのではないでしょうか。肉体労働と異なり頭脳労働は負荷が見えにくいために、気づかないうちにダメージを受けている場合があります。
尚、IT業界に限らず「36協定」という年間の時間外合計が360時間未満であることについての法的な縛りを理解していない組織が多いようです。1年間の残業合計つまり時間外労働時間が300時間を超えるならば、転職を検討すべきではないでしょうか。
36協定について
同期入社の男はブサイクだろうがハゲだろうがアイドルオタだろうが全員美人と結婚した。
きちんと家庭を守って料理作って子育てする美人妻っつーものが現実に存在すると知ったよ。
スイーツ(笑)とか言うけどさ、ちゃんとした家庭で育ったお嬢さん達が男を年収と脳みそ(DNA)で選んで子孫を残すワケだ。
稼ぎがあって専業主婦も教育費かけて子供育てる環境もあればいいんだよね。
有名無名問わず学歴も問わず、ただ福利厚生の手厚い会社の正社員になれば。
なれるだけのバックボーン(親族が系列企業や取引先の偉い人)もってれば。
と30代喪女な私が言ってみる。
私は5歳で「いかず後家と後ろ指差されながら生きる」決意してる。貯蓄は1000万、全然老後に足りない。嗚呼。
そもそも少子化が競争力低下につながるというのがおかしくないか?
それなら何で出生率の低い欧米や東アジアが豊かになってて、高いアフリカは貧乏なままなんだ?
あと老人が増えても子供が減るなら全体の労働力率は大して低下しないから、税収の相対的な減少ってのも大きな問題じゃないだろ。
http://anond.hatelabo.jp/20071103004238
私が手許に持っている昭和35年の資料を見ると、日本が拠出制の国民年金制度を始める理由を、このように説明していた。
・公衆衛生が発達し、医学が急速に進歩したため、死亡率がどんどん下がっている
・反面、受胎調節が普及し、出生率が下がっている
・家族制度の崩壊により、若い人2.5人に老人一人という過酷な扶養を負わせる事が果たして可能か否か疑問となっている
・若い人ですら職業につきにくいのに老人の職業問題は益々深刻となっている
・雇用制度も定年制が強化され、65才になると否応なしに退職させられ、老後の保障もあまりないので、誰かに扶養してもらわなければならないが、こんなに増える老人を一生若い人だけで養っていくのは難しいだろう(※という事は、昔は定年制なんて無かったの?)
それが、いつの間にか少子高齢化対策はどこへやら、今じゃ「子供を作らない男女は非国民、ずうずうしく年金なんかもらうな」の時代よ。
でもそれは、独身者や子供のいない夫婦から徴収した年金保険料は、払わせるだけ払わせたくせに「世代間扶助だから」と言い訳して彼らの老後に分配せず、子供からお小遣いをもらって子供に養ってもらっている恵まれた夫婦だけで分配する、という意味でしょう。何て都合の良い話なんでしょう。
というか、子供を作るのが国民の義務なら、年金制度なんていらない。昔みたいに5人も6人も子供作って、老後は彼らに養ってもらえばいい。それに加えて「子供を育てたご褒美」に年金までもらおうなんて、虫の良い話。
M字カーブって要するにそういう事だろ?
ここは大事な所なのに時々稀にどっかの新聞に専業主夫の話題が出る程度で
なんだかんだ結局「とりあえずやっぱ女性がそういうことやってくれ」的に社会が押し付けとる。
なんか皆この問題は面倒くさそうだから目つむってる感じやな。それでいて「女はすぐ辞める」とかは言う。
まあでも今いい年しても結婚しない女とか増えてるし
どうなんだろね。出生率の低下を女の静かな反抗だといってる人がいた気がするけど
(でもそれは違うと思うけどね俺は。成熟した国の出生率ってのは下がるもんだ)
今の日本はその辺遅れすぎだな。ただ以前と変わらぬ男社会に、育児面などは考えないまま、女にも扉開いたよってだけ。
この辺の未熟さは、とても先進国とは思えん。これじゃ男女ともぶっ倒れる。なんか客観的に見ると自滅に向かってるとしか思えんなこの国…
「伊集院Rollyを語る」http://anond.hatelabo.jp/20070921020533
を読んで分かったよ!
Rollyはたぶん課長島耕作みたいな人にうってつけのアイテムなんだよ。
「やだ課長、こんなカワイイものも持ってるんですね」でつかみはオッケー。
その後最上階のいかした個室で部下の女っこにカパカパ言わせて
「Oh!イエス!」「Oh!Rolly!イエス!イエス!!」「カモン、Rolly!!」
なんたって机の上にでも置こうもんならあまりの激しさに落っこちちゃうくらいだもの。
それどころかホテルに呼び出されたシマコー、目の前にはライバル会社のやり手女課長。
やおら来ていたコートを脱ぎ去るとそこにあそこにRolly!Rolly!寺西も赤面!
なんたってカパカパするんだもん。
だってSONYだもん。
企業が金にこだわるところについては反論とくになし。
ただひとついえるのは企業にとっての金は信用と同義というところかな。
下請について
下請法の改正でちょっとはよくなるかとおもったけど、まったく改善しないね。
摘発数を聞いて悲しくなったよ。
内部告発はずいぶん機能してきたので下請け告発もそろそろ策をろうじて保護育成するひつようがあるとおもうよ。
何をしたらいいんだろうね。
人口減少、少子高齢
日本の景気は、上昇するにもかかわらず、その規模をどんどん小さくしていくように思えてくる。一部の人たちのための景気になってしまうのではないか。文字通りの格差社会だ。
いまから出生率が増えても労働人口の急激な減少は避けられない。
http://www.kajisoku.com/archives/eid1615.html
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/18(土) 09:47:02.72 ID:+xhi3sbS0
>>153
ともかく、外人の友人から
「日本のヤングはあの状況で怒ろうともしないのが理解できない。
ヘタレなのか?!」みたいに言われたことはあんよ
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/18(土) 09:49:40.05 ID:re9OI6zlO
>>156
なるほど。
俺も外国人が「今の日本は何故革命が起きないのか不思議」だと言ってるのを聞いたことがあるが…
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/18(土) 09:54:20.65 ID:zG5IDp0jO
こんなやりとりがあって失笑しちゃったけど、実際、海外の知日層からは「日本の若者は革命を起こす権利がある」みたいなことはよく言われるよね。
日本の経済を海外視点からレポートしてくれるような外人さんの講演会でもよく聞く。
もっともそんなのを聞いてるのは年齢いったおっさんばっかなんだけどね。
海外からみると経済的な面で若者が負担している現状を合理的に理解できないみたい。
たとえるに、友人が遊びたい金ほしさに「おまえあそこの消費者金融いって金借りてこいよ!」言われて、
まじめに借りに行って、その金を友人に渡したあげく返済に困って多重債務に陥いって困ってる。
なんで黙って返済してるんの?みたいにやっぱり外からみれば不思議なんじゃないかな。
中にいても不思議だけど。
おまけ・「企業は誰のものか」について
http://anond.hatelabo.jp/20070821033820
上場が目的のベンチャーに限らず、多くの企業にとって「人材は宝」などという言葉が方便であることは、先のバブル崩壊で証明されている。
全てはカネ、カネが全てだ。
リストラとは名ばかりの、芸のない人材切り捨て、雇用抑制が横行し、派遣やパート、バイトなどの賃金の低い非正規雇用労働者が増加した。企業は「低い人的コスト」という蜜の味を占めた。同じ仕事内容でありながら、正社員でないばかりに生活の困窮と雇用の不安にさいなまれる多くの人たちが悲鳴を上げている。
企業内の構造改革も行わず、高い労働コストが必要なシステムのまま人員だけを切り落とし、クビになったら「失業」、会社に残ったら「過労」という、「いびつな二極化」も生み出した。過労死や過労自殺が社会問題化した。1998年以降「景気は上向いた」と言われる現在であっても、自殺者は3万人を下らない。
しかし世論(いや、マスコミか?)は「企業のコスト削減が推進されている」と称賛し、その影で泣いている人々を無視した。
「アウトソーシング」という響きのいい言葉を担ぎ上げて、多くの製造業が人件費の安い中国や東南アジアへ進出した。今まで長年築きあげた、国内の中小零細企業との関係をばっさり切り捨てて。そのため東京の大田区、大阪の東大阪市、他全国の都道府県に広がる、小さな町工場たちが無念の内にシャッターを閉め、二度と開けることがなかった。
なかには、元請けの立場を利用して圧力をかけ、下請け工場の財産である設計図や仕様書、技術マニュアルを奪い取り、それらを中国の提携企業に横流しして、現地での生産体制が整うやいなや、その下請け工場から仕事を全て引き上げる、などの卑劣な行為も起こった。これは、企業による強盗殺人にも等しい。
「国際的な企業競争に勝ち抜くため」と、多くの大企業が競争化社会を謳(うた)っている。グローバルな経済で勝ち抜くためには、必要不可欠だと。ただ、競争化社会なら、全ての企業、個人が、「公平」とは言わないまでも、「対等」なはずだ。実力のみで優劣が決まるからこそ競争化社会ともいえる。しかし、日本においては、企業内部における「上司と部下」「先輩と後輩」などの年功序列、企業間における「元請けと下請け、孫請け」などの、いわゆる「親分と子分」のような舎弟関係が幅をきかせているのが現状だ。
つまり「無能だがカネ、権力のある親分が、競争で勝ち抜くために、その下の子分達に大きな負担、苦痛を強いている」と取れる状況も多い。そういった仕組みが良いか悪いかは分からないが、それで本当に競争化社会で勝ち抜けるかどうか疑問だ。
景気回復基調、と、さんざん多くのメディアで目にする。東京証券取引所の株価表示は、銘柄と価格の流れるスピードが速くなるほど、売買が活発に行われていると聞く。景気も、お金の流れる速さや量が多くなっているのであれば、確かに回復したと言えるだろう。しかし、その流れる輪は、明らかに小さくなっている。多くの地方都市が、バブル崩壊以降その巡回経路から外された。もちろん、輪の中心が東京なのは言うまでもない。
先の政権末期、少子化対策にかなり大量の予算が拠出されたが、特殊出生率は、予想を遙かに下回り、戦後初めて人口が減少した。しかし、先の参議院選挙で少子化が争点になることは皆無に等しかった。個人の推測の域を出ない愚考だが、政府は「人口減を前提とした経済政策」にシフトしたと考えている。
だとすれば、日本の景気は、上昇するにもかかわらず、その規模をどんどん小さくしていくように思えてくる。一部の人たちのための景気になってしまうのではないか。文字通りの格差社会だ。
一行目のトラックバックに、企業経営者、ベンチャー創業者の反論を読んでみたいところだ。
「そもそもが生きるに値しない、代わりなど幾らでもいる労働者は、会社のためだけに働いて至極当然だ」という極論を、誰もが納得できるように書いてのける人間がいるとしたら、見ものだね。
西暦2026年。日本にある奇妙な現象が起こった。出生率が激減したのだ。
もちろん、出生率の低下はつい最近に始まったことではない。前世紀半ば1970年ごろの、いわゆる第二次ベビーブーム以来日本の出生率は一貫して下がり続けていた。だが、2026年に起こった出生率の低下はそれを凌ぎ、前年度の半数以下にまで落ち込んだのだった。だれもが首を傾げ、専門家も市井のブロガーも、ありとあらゆる人がこの問題の分析を議論した。
21世紀の情報化社会にあっても、丙午の女性は男を食い殺すほど強い、という迷信が健在なのだというトンチンカンな分析をする社会学者も居た。
O社というある小さな会社の出した女性型ロボットが、その原因らしい。
そもそも、人間の基本的な欲求、適応度を上げると言う意味で生物的に基礎的な欲求は、あるレベルを超えれば経済学で言う収穫逓減の状態を示す。水も空気も食品も、あるいは快適な生活空間も人間の生存には無くてはならないが、ある一定以上を求めることは無い。もうおなかいっぱい、と言う状態が存在する。だが、男性の性的な欲求だけは例外であって、際限が無い。
三大欲求という言い方がある。食欲、睡眠欲、そして性欲を指すのだそうだ。このうち、食欲と睡眠欲は自身の存在を存続させる欲求、性欲は自身の存在を拡散させる欲求であると言い換えられる。では何故自身を存続させたいと思うのだろうか? それは、自身の存在を拡散させるため、自身の遺伝子のコピーを広げるためであると言える。生物の存在という目標のためだけに生物は存在し、またその目標が無ければ生物自身も存在し得ない。果てしの無い自身の再生産のためだけに生物は存在する。
男女の愛に関する悲劇の全ての源泉は、男女によって生物学的な適応度を高める方法が違うということに由来する。女性はいくら多くの男性と関係を持ったとしても、直接には子供の数を増やせないが、男性は数多くの女性と関係を持てば、原理的にはほぼ無限に多くの子供を持つことができる。それゆえ、自身の適応度を際限なしに高めることができる。だから、男性の性欲には限度がない。1000人、あるいは10000人と関係を持ったとしても、1001人目、10001人目の女性とセックスできるだろう。
だが、一般的な水準の容姿と金銭と道徳観念を持った男性にはそんなことはできない。だから、売春が生まれ、ポルノが生まれた。英語で"the oldest profession"「最古の職業」と言えば、売春のことを指す。古くは版画やグーテンベルグの発明から映画に至るまで、あらゆるメディアにおいてポルノは存在した。ビデオデッキの規格戦争においてVHSが勝利したのも、その影にアダルトビデオがあったのは有名である。軍事的な目的のために開発されたインターネットを一般人に普及させたのもポルノサイトがあってのことだ。ありとあらゆる技術は、男性の性欲を満たすために使われてきた。人間の経済活動は、男性の性欲に由来している。いや、そもそも言ってしまえば経済活動も含めたあらゆる人間の活動は、究極的に突き詰めれば、この男性の性欲の限度の無さに由来するのだ。人間の無限の欲望も、背後にある原動力として性欲によっている。もし人間から性欲が無くなれば、あらゆる種類の人間の活動は全て無意味になる。
たとえば、車は分かりやすいステータスシンボルであり、セックスアピールである。移動手段としては不相応なまでの高級車を持ち、ガソリン代、車検と不必要なまでのコストを掛けることは、生物学でいうハンディキャップ理論の表れであると言える。食欲を満たすという目的のためにはあまりに高級すぎる、人気のデートスポットであるフランス料理店。これも性的な欲求を含めなければ説明がつかない。動きにくく実用的でない服装や、映画や絵画といった美術ですら、究極的に突き詰めれば性欲に由来する。男性が権力や高収入を求める欲求が女性より強いのも、それが歴史的に女性を得る手段に直結していたからである。歴史を紐解いてみればいい。権力者、独裁者はほぼ例外なく側室を持ち、多くの子を残している。アメリカの元大統領のクリントンのように、権力者が複数の女性と性的関係を持つことが倫理的に許されないことになったのは、ごく近代のことでしかない。日本ですら、戦前までは政治家や財界人が愛人を持つことは当然のことであったし、社会通念的にも認められていた。明治天皇や大正天皇ですら、嫡出子ではなく側室の子であった。「英雄色を好む」という言葉があるが、これは生物学的に見れば一種の逆転である。英雄と呼ばれる人間だけが好色なのではない。そうではなく、あくまで権力を得た人間は自身の欲求を実現する方法をも同時に得られるということでしかない。
しかし、人間は婚姻という他生物には見られない独自の制度を持っている。世界中どこを見ても、結婚制度が存在しない社会は存在しない。「交尾でオスの役割は終わり」という生物とは違い、どんな社会においても、人間の男性は自身の妻や子供を養育する義務を持っている。(蛇足だが、人間の男性が若い女性を好むのも、長期にわたって一人の女性と性的関係を築く婚姻制度によって生じたものである。その証拠に、交尾でオスの役割は終わりというチンパンジーの一種は出産、育児経験のある中年のメスを好む。なぜならそのほうが自分の子供が生き延びられる確率が高いから)それゆえ、近代のテクノロジーが発達する以前の社会においては、自身の限度の無い性欲を満たせるのは、社会的に成功したごく少数の男性だけだった。付け加えて言うならば、有史以前、人間が貨幣を持つ前の狩猟採取社会においては、どうやら一夫多妻制度はまれであったらしいと言うことが分かっている。多くの皮肉屋の主張とは違い、資本主義の発達により貧富の差が生まれたことによって、多数の妻を養うことが可能になったようだ
だが、大容量のインターネット回線と、テレイグジスタンス、バーチャルリアリティ、そして人型ロボットの研究が男性の際限の無い欲求を満たすことを可能にした。
月々数千円も出せば、海の向こうの幼い少女からディスプレイの中にしか存在しなかった理想の美少女まで、ありとあらゆる女性とのバーチャルな性行為が楽しめるのだ。お互いの性器に装着したネットワーク対応の性器具と、データグローブとボディースーツ、そしてヘッドマウントディスプレイによって、その場に存在するような臨場感を持って、バーチャルセックスを体験させるサービスが提供されていった。インターネットのサービスは、地理的な障壁や囲い込みがないため、常に、全世界が競争相手であるし、容易に相手のイノベーションを取り込めるので、リアルでは考えられないほどのすさまじい速度で進化していくのが常だが、ネット経由の売春も、その例外ではなかった。
そして、流れが決定的になったのは、前年に発売された女性型ロボットだった。
ちょっとした高級車を買うくらいのお金を出せば、文字通り女性を所有することができるのだ。しかも、現実の女性と違って妊娠することも浮気をすることも歳をとることもない。なにより、飽きて捨てたとしても何一つ文句を言わない。
しかも、簡易ではあったが会話もでき、(ちぐはぐな受け答えが、逆に幼さを感じさせるとして喜ぶ男性も居るようだ)食事や掃除と言った家事をすることもできた。妻を持ちたくない、または持てない男性にとっては正に福音であった。
いや、もてない男性だけではない。中間層の普通に交際相手が居る男性にとっても救いであった。彼らは常に女性のご機嫌を伺い、足代わりに使われ、食事を奢らされてまで、不確実なセックスにありつくことに疲れ果てていたのだ。彼らにとっても、女性型アンドロイドの登場は救済であった。何も要求せず、見返りの無い愛を注いでくれる、いつまでも無垢な女性。有史以来の男性の永遠の理想の体現であった。
だがしかし、その後不可解な面白い現象が起きた。一体何が起きたのか?
数年間のうちに、出生率がV字回復したのだ。ちょうどそれは、60年前の丙午の翌年に起きた出生率の回復のようだった。
例え人形であっても、女性と生活を共にする以上、身だしなみを整え、生活習慣もきちんとしなければならないという男性が多少は増えたのだ。現代の情報化社会の中で、不当に抑圧され、自己肯定感を失っていた若い男性が、たとえそれがロボットであっても、全面的に肯定されることで自信をとりもどしたのだ。不当にワガママな女性に対しては、いつでもアンドロイドに戻れる、ということをほのめかし、恋愛において男性が女性と対等な立場で渡り合えるようになったのも大きい。
そして、性欲は人間の本質的な欲求であるが、それと同じくらい、子供を持ちたい、家族を持ちたいという欲求も本質的なものであるらしかった。擬似恋愛という一種のカンフル剤で人間性を取り戻した男性が、次々に現実の恋愛、結婚へと戻っていったのだった。
しかし、再び恋愛市場の中に戻っていったのは、男性全体から見ればごく一部でしかない。彼らはもとから女性に相手にされるだけの財産なり顔なりを持っていた幸運な男性なのだとも言える。大部分の男性は、そのまま「戻ってこなかった」 なにせ、どれほどのキモメンであろうと、振られる事はありえないのだ。大部分の男性は、理想の彼女と一緒に、自閉的な生活を送るようになった。それでも彼らは満足しているようである。
こうして今や、少数の結婚市場に復帰した男性と、大多数の「降りた」男性たち、そして、理想の彼女との競争に晒される女性だけが残った。出生率が回復したと言っても、日本の出生率は世界最低レベルを走り続けている。どうやら経団連は、労働力不足を補うために本当に移民の受け入れを考えているらしい。このままでは1半世紀しないうちに日本人は消滅すると予測している学者も居る。
しかし、再び現実の恋愛へ戻っていった男性も、擬似恋愛を楽しんでいる男性も、それぞれに幸せなようだった。
だが、、、これは本当に人類の進歩なのだろうか? はたして、テクノロジーは本当に我々を幸福にしたのだろうか? 科学技術の進歩によって、最後に生み出されたものが「自由意志による断種」「幸福に包まれた自死」でしかなかったとしたら、数千年に及ぶ人類の歴史は一体何だったのだろうか? 今後の人類の未来を考えるにつけ、私は絶望的な気分になる。
http://anond.hatelabo.jp/20070629163214
そもそも、IT業界だけの話じゃなくて、日本の会社って大概そう。
定時で上がると白眼視されるから、毎日残業。
会社そのものも、こんなに通信や交通が発達している21世紀のくせに、東京や大阪みたいな大都市にばっかり馬鹿みたいに集中してて、通勤だけでも一苦労。
それでも昭和時代は、男は奥さんの内需の功に頼り切って、家庭の事をまるまる奥さんに丸投げできたから良いさ。
でも平成の今の世は違う。奥さんも働きに出る事が多いから、安心して丸投げできない。
これじゃ既婚率も出生率も上がらないのは火を見るより明らかってもの。
それにしても、IT技術者はあまりにも足りなさ過ぎ。
この十年余りで会社にコンピュータが爆発的に普及したというのに、面倒見ることのできる人間が圧倒的に足りない。
しかもIT企業も技術者も東京とか大都市ばかりに集中し過ぎだし、地方の需要を十分満たせていないように思う。
・IT技術を学んだ若者が、地元で働かずみんな東京に出て行ってしまい
・彼らはもちろん東京に住んでしまい
・しかも地方の企業は東京の企業に発注し、その地方の企業の収入が東京へどんどん流れていってしまう
・サポートも東京からいちいち来るので、時間も費用もかかる上に、その分の料金も東京へ流れていってしまう
これはIT業界に限った話じゃないけど、こうやって地元から東京へ人材も金も流出してしまう現象って、どうにかならんもんかね。
「ふるさと納税」なんて提案してる政治家もいるみたいだけど、バッカみたい。地方→大都市へ金と人材が流出して止まない現在のシステムに根本的な欠陥があるから、それを何とか改善しないと、それくらいじゃ焼け石に水だ。
「俺は東京に働きに行かずに、地元でIT企業を設立して、地元企業の発展のために尽くす」なんて気概を持った者があちこちの地方都市に出てくれればいいけど、それはそれでなかなか大変かもしれないし。
根拠がないのにそういうこと言うのやめてほしいよな。
それに国連の調査だと日本のピル普及率は2003年の段階で1.3%にも満たないよ。それが少子化問題にダイレクトに影響するわけないだろ。
ちなみに優遇制度に力を入れて少子化を克服したことで有名なフランスでのピルの普及率は35.6%
明らかにピルの廃止より優遇制度を設けた方が効果があると現実に結果が出てるんだよ。
お国柄違うから単純な比較はできないとしても、少なくともここでピル廃止云々をいうことがいかに的外れかってことだ。
理屈ではそうなんだけど、現実的には、予防の方がコストがかからないのがわかっていても実際に事が起きて切羽詰まってからじゃないとアクションを起こせないのが人間なわけで、そこで単純な比較はできないよ。それは避妊に限った話ではなく。
実際、日本はいまだに堕胎大国なんだから。それでも近年、やや減少傾向にはあるけれど。だからといって出生率が上がったわけではない。
女性が自分に必要だと思ったときに飲める、自分に必要ないと思ったら飲まなくていい、そういう選択の自由があるのが最終的な目的でしょう。
ピルは現状毎日飲む必要があって飲み始めてから効果が出るまで時間があるとかいうことなので、そまで自由かっていうとよくわかんないなあ。
分からないといえば