はてなキーワード: 知事とは
オレは橋下徹は嫌いだ。タレント弁護士ならともかく、知事にしちゃいかんでしょ。でもさ、ほんっと釣られ過ぎなんだよ。なんで橋下の強制執行だってだけでこんなネタになるんだよ。あんなのはガン無視するのが一番いいって分からんか。ほんっと死ねばいいのに。
だいたい彼が知事になれたのは、いやそもそも立候補できたのは、そのまえに大阪市長選挙で平松邦夫が当選しちゃったことの影響が大きいと思うよ。あれでみんな、テレビの有名人なら簡単だとおもったし、事実そういう流れになっちゃった。
平松さんを当選させたのも橋下弁護士を通したひとたちも、多分一緒だ。平松さんてMBSでニュース読んでた人やんな、まじめで誠実そうやから、ええんちゃうん?橋下弁護士ていっつもテレビではっきりものを言う人やんな。辛気臭い学者さんよりええんちゃうん?いったいなにがちがうんだ。で、やってることにそう大きな違いがどうやらありそうにない。ようは橋下は目立つってだけ。釣られれば釣られるほど、思うツボ。
ポジショントークもいいけど、ようはこのバカな市民とやらが問題じゃないのかよ。小泉改革に熱狂したのも、宮崎の県知事にたけし軍団の番頭格を投入させたのも、みんなおなじでしょ。アメリカの最近の騒ぎ見てたら、バカは救いようがないとやっぱりおもったけど、それにしても連中は、自分の利害損得を引き受けてるだけ、まだましだ。だからなんとか法律だけは通った。
それに引き換え日本は、とかいいたくないけどさ。本当に批判すべきは、橋下じゃなくて、アホで救いようがない市民とやらじゃないのかよ。左翼の皆さんよ。
http://anond.hatelabo.jp/20081016225650
は一般的な見地を述べているが、この道路の背景状況は知って欲しい。
http://www.kkr.mlit.go.jp/naniwa/03/01-01.html
万年渋滞の京都大阪間の大動脈国道1号線のバイパスで、東京で言えば環八のバイパスとして外環道が東名に繋がるぐらいのインパクトがある。立地的には郊外を選んではいるが、関東で言えば西東京と川崎をぶち抜くようなイメージ。
つまり、いらないけど作りやすくて予算を膨らませるための道路ではなく、なんとしても欲しいのだけれど色々難しいから難航しているタイプの道路。そういうところほどhttp://sankei.jp.msn.com/politics/local/081016/lcl0810161139000-n1.htmが沸いて困っているという話。
要らない道路はあっさりシャンシャンで決まり、必要な道路ほど妨害が立ちはだかる。
橋下府知事の全国学力テストの公表について、結構賛成してる人が多いみたいだけど、ぼくは個人的に超反対なので、その理由について書く。
府教委は地域の序列化とか競争原理とか言ってるけど、それが教育にそぐわないとかそういう問題じゃない。もっと切実な問題がある。
たとえば結果が公表されたとして、○○市全国××位・・・とかいう風に公表されるわけだよね。
で、自分の子どもが全国的に見て学力の低い市に通ってたら親はどう思う?
じゃあ、その矛先は誰に向かうの?
一番向けられるのは学校だよね。たぶん次が市教委。
「公表された結果ではこの○○市は全国でワースト50位に入ってる。このままでは子どもの学力が心配だ。先生たちには何としてでも学力を上げて欲しい。そのための対策をとってくれ。どんな対策をとるのか2週間以内に返事をしてくれ」
このくらいの要求をする親はたくさん居るんじゃない?
そもそも、教育基本法には、
第一条 教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。
ただし、その目的を果たすために、第二条で目標として「幅広い知識と教養を身に付け」って言葉が出てくるけど。(それでも、目標全体の20分の1くらいの記述量)
と、書いたように
・明確なデメリットがある
ものである以上、ぼくは反対する。
何か明確なメリットがあると考えている人は教えて下さい。
あと、ぼくは来年から教員になるので(今は教育大の学生)、多少の身内びいき的バイアスがかかってるかもしれない。
http://anond.hatelabo.jp/20081016172105
じゃあ黙ってたら改善されるんですかね?
改善される可能性はあります。各小中学校は自分のところの結果を持っているので。
おそらく職員会議で自校の弱点と改善案程度は話し合っているはずです。
ただ、効果が出るか・すぐに効果が出るか・効果が見えるかについてはわかりません。
という意味で後半部は書いてます。
記述量については、たくさんある目標の一つが「幅広い知識と教養」ですよ。って意味です。これについてはぼくの書き方が変でしたら謝ります。
http://anond.hatelabo.jp/20081016174129
公開したことで結果に文句を言う保護者はホントにごく一部だと思うよ。
それはおそらくそうだろうとぼくも思います。
ただ、その「ごく一部」にも対応しなきゃいけないだろうと思います。
最後とおっしゃっているのにレスをつけるのもなんなんだけど、橋下さんについては多分こうなんじゃないかなって思うことを補足として。
当人がはっきりと明言されておられないのを言うのも何ですが、環境的に彼は逆境と言っていい境遇から、難関私大に合格して、難関の司法試験を突破して、いまや知事であるわけね。
個人的には偉かったねと言ってあげたいけど、得てしてそう人にありがちな思考の癖が、やはり彼にも見られる。
「頑張れば出来る、俺を見ろ、俺だって頑張ってここまで来たんだ!」
っていう考え。
もちろん、頑張ることは大事だし、頑張る人たちによって社会が支えられている面もある。学校の先生が頑張っているように。
ただ、社会政策を立てたり、考えたりするうえでは、むちゃくちゃ頑張ることを前提として立案するのは無茶というもので、個人としてはむしろ美徳といってもいい信条が、公共の問題にすりかえられるとき、過労死を招いたり、教育のリソースの枯渇を招いたり、それが少子化を招いたりするわけね。
私が思うに、効率と福祉ってのはどちらも大事なんだけど、適当なところでバランスをとるしかないでしょうって、いい加減な言い方かもしれないけどそう思う。
現実の問題として、大阪の教育水準が少なくとも先日の文科省の一斉調査の結果、あんまり芳しくなかったってことがある。
それも単に一点二点の差じゃなくて、明らかに中心集団から外れた、ちょっと特殊な位置にある。
これは大阪の子の将来のためにも、やっぱり改善が求められる状況で、なんでまたこんなことになっているの?と原因を考えた時、制度的に大阪の学校教育環境が他の都道府県とそう変わらないのだとしたら、やっぱり特殊な原因があるだろうことは推測できる。どう考えても秋田県の教育環境が予算や施設において大阪より恵まれているなんて思えないもの。
問題はそれがいったいなんなのかってことね。
おそらく彼は、その原因を大阪の教育委員会の政治的な体質に求めている。
個性を伸ばす教育やら、社会教育やら、なにやらを「余計なもの」と見ている。なんだっけ、マンガ図書館とかもね。
もっと百マス計算をやらせろって思っている。
これも憶測に過ぎないけどね、まあ憶測と断った上で、本当に問題にされているのは「政治」であるわけよ、「教育」じゃなくて。
と言うか、教育の問題を切り離すために、政治をまずやっているのでしょう。
もっとあからさまに言えば、左翼やら女権団体やら部落解放同盟やら朝鮮総連やら、それらとの「抗争」の一環であるわけですよ。
そして、権力者の立場にあるのは彼であって、彼に反対する人たちではない。
橋下さんははてダや増田でずいぶん、批判されているけど、それでも世論の支持は高い。これは大阪の「弱者利権構造」があると世論が見ていて、それに大阪教育界が毒されていて、橋下さんがそれと戦っていると見ているからですよ。
だから増田さんも感情をぶちまけては、ある意味、思う壺になっちゃうかもね。またブサヨがどうのこうのって言われてしまうから。はてなではそういう人は少ないけど、橋下さんの支持率の高さから見る限り、むしろそうした人たちのほうが多数派、日本は幸か不幸か民主主義国なんで、ガチでぶつかったら多数派が勝つようになっている。
代案を出せって言ったら、いや橋下を批判しているだけなのに、それおかしいでしょ、とか言わないでね。
なぜ大阪の状況が悪いのか、分析した上で、説得力のある(この言い方もあやふやだけど)代案を示さない限り、多数派にはたぶん通じない。
増田さんが橋下的なるものに批判的であるなら、主導権を握らないと駄目よ。東京ではそれが出来なかったから石原さんが3期も都庁に居座ってしまった。橋下さんは若いから3期どころじゃ済まないかもよ。
この弁護士は、かなりのトンでもっぽいですね。
ググッただけだけど、香ばしいところには必ず顔を出している人みたい。
北の膿理事長とかお相撲さんのレベルがヤバイんではなくて、妙な弁護士が取り入る隙を作っちゃったのが最大の失敗って感じだね。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/news/0110/30/justice.html
http://f26.aaa.livedoor.jp/~nanase/bengosi/9809.htm
株式会社MTCI
http://www.new-mtci.com/haikei5.html
MTCIってなんなのっていうと。
http://yasai.2ch.net/venture/kako/965/965568500.html
M○○Iが料金滞納か? 業界で囁かれるXデー
ISP業界では悪名のほうで名を馳せる(?)あのM○○Iが、KDDの電話料金を滞納し、差し押さえられているとの噂が業界を駆けめぐっている。料金は1700万円(!)と、嘘か真か詳細が喧伝される。なお同社の関係者によれば、「社員の給与も遅配し、40%だけが支払われた」とのこと。
また、先の株主総会では怖い筋の面々を前列に並べていたそうだが、結局、総会はスムーズに進行した(専門誌記者)。現在、会長は病院に入院中とのことで社員も連絡が取れないとか。
http://nnarazaki.exblog.jp/726077/
NOVA株800万株のゆくえ
http://nadesico.mokuren.ne.jp/xoops/modules/yybbs/viewbbs.php?start=28&bbs_id=1
大阪府民が大阪府を良くしよう良くなるだろうと思って彼を選んでるんだから、
もうちょっと冷静な目で見守ってやれよと思う。
選んだ側の責任は常に語られないから参るな。
> カリフォルニア州知事はアーノルドシュワルツネッガーで、アーノルドシュワルツネッガーは男だけど子供を産むというハリウッド映画に出たことがあるというジョーク。
どうもありがとう。
増田ではないけど
カリフォルニア州知事はアーノルドシュワルツネッガーで、アーノルドシュワルツネッガーは男だけど子供を産むというハリウッド映画に出たことがあるというジョーク。
アメリカ大統領選のマケイン候補(共和党)が副大統領候補に指名したペイリン女史↓
米共和党大統領候補に指名が確実なジョン・マケイン上院議員(72)は29日、副大統領候補にアラスカ州の女性知事、サラ・ペイリン氏(44)を起用すると発表した。地元で政治刷新に取り組む「保守派のマドンナ」は、陸軍兵士からダウン症の乳児まで5人の子の母。無名だが多彩な表情を持つ共和党初の女性副大統領候補のデビューは、全米メディアの話題を独占中だ。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080830/amr0808301912008-n1.htm
なんか日本の新聞だと「改革派の女性知事」とかそんな感じの報道だけど、はっきりいって基地外ですよこの人。
Palin gave birth to her youngest child, Trig, on April 18, 2008, while in office as governor. Though she announced that she was pregnant only during the start of her third trimester and one month before Trig was born, her pregnancy is reported to have surprised Alaskans, including her staff.[92] After her water broke, on the day of Trig's delivery, Palin delivered a keynote address in Texas and then flew 8 hours to Alaska.[93] She returned to the office three days after delivering the child.[94][24] The baby has Down's syndrome; Palin's decision to have the baby was applauded by the pro-life community.[95][96]
知事在任中の今年になってから5人目の子供を出産した訳だけど、この人すでに44歳。で、生まれた子供はダウン症。この出来事によって、彼女はアメリカの中絶反対派の間でヒーローになったんだとか。
よく知られているように、ダウン症の子供が生まれる確率は母親の年齢が上がるにつれて上昇し、母親年齢が35歳を超えると急上昇する。
母親年齢20歳の時の発生率は1/1667だが、45歳だと1/30程度にまでなる。
http://genetopia.md.shinshu-u.ac.jp/genetopia/s-case_041228/counsel%81Q041228/COUNSEL/down.html
今まで子供がほしかったけど出来なかったといった事情があるなら分かるが、すでに4人子供がいるのに5人目を44歳で妊娠・出産したこの人の感性を私は理解できない。きっとこの人は、想定されるリスクとベネフィットを比較して合理的に判断を下すタイプの人ではないのだろう。「産めよ育てよ地に満ちよ」という聖書の教えに忠実に、中絶は勿論のこと、家族計画すら否定する。こんな人がアメリカの副大統領になったら本当に恐ろしい。キリスト教的正義のために平然と核のボタンを押しかねない。次の選挙では何としても民主党のオバマ候補に勝ってらいたい。
大阪の知事を支持するわけじゃないけどさ、だけど、だからって左翼が目の敵にして彼に反論するさまは、笑止としか言いようがない。たとえばこれね。
http://d.hatena.ne.jp/good2nd/20080802/1217638935
以前、横山ノックが知事だったとき、大阪府は宝として大阪フィルと文楽は守り通すと言い切ったことがあったわけ。で、今、現実の予算配分どうなったのか知らないけど、はっきりいえば隔世の感だね。オーケストラひとつとったって、大阪には不必要な数ある。いずれ整理しなきゃならないのは目に見えてるんだけど。橋下がどうのというより、彼に振り付けした人間はこういうところを意識して全体をにらんでパフォーマンスさせてるんだな。東京の左翼にはそういうことがわかんないのだよな。
で、文化っていうとそれだけでたいてい甘くなったりするわけで。そりゃさ、公立美術館やオーケストラなどなどの文化事業には公的支援が絶対に必要だけど、じゃ、支援を受けた団体組織は自分たちがなぜ税金を必要として、そしてその結果こういう立派なものを残すことができたのだと、納税者にどれだけ説得力のある説明しているか、そういう努力をしてきたかというと、ほとんどしてない。ってか、普通の人はぜんぜん知らない。知られてないことをいいことに、文化事業にも、やっぱり、おかしなことはいろいろある。
説明がたりないだけじゃなくて、本当に文化事業として支援する値打ちのあるものかどうかという検討さえ、怪しいものだ。横山ノックが何があっても守りきると言った文楽だって、国・行政が絡むようになってからというもの質の低下が著しいから、心ある人はそのことにすごく胸を痛めていますよ。もうどうにもなんないけど。個人的には、こんな文楽は消えたってかまわない。だいたい大阪の人間は誰も聞かないし、文楽なんて。「必死さが違う」。「需要がなければ消えるのが当然」。その通り。その通り。文楽には需要がないから、消えて当然だ。それくらいの覚悟も、文楽協会にはもうないんじゃないの。文楽の歴史をちょっと見てみよ。客が入ったのはほんの一時期で、基本的にはまったく食えず、名人といえども副業で何とか食えたとかいう話ばっかり。それでも本当に好きなものが集まって、文楽を見、聴き、演奏し演じ、みな必死だったってのが文楽の歴史。ものすごく簡単に言えばね。「必死さが違う」、まったくその通りなんだよ。(問題はかつてはこういうことができた余裕が今の日本社会にはまったくなくなったということなのだが、これは別問題)
文楽だけじゃない。オーケストラだって、芸術大学だって、自分たちが税金で成り立っていることを納税者に説明しようとする努力、自分たちの存在意義を説明しようとする努力、そしてそれに見合うだけの質を維持する努力。十分に足りているかというと、とてもじゃないが足りない。
「必死さが違う」「需要がなければ消えるのが当然」。ある意味、これは当たり前のことだし、生まれ変わるいいチャンスになったはずだ。東京の左翼みたいに、批判してりゃいいってもんじゃない。文化芸術は、ずっとこうやって生まれては消え、消えては生まれしてきた。物分かりのいい左翼の言い分に甘えてるわけにゃあ、いかんのだ。
単なる愚痴で書いたつもりの記事がホットエントリという形で予期せぬ注目を集めてしまったため、真意が伝わりにくい場合があるようなので、本文に違和感をもたれた方はこちらの補足記事を併せてお読みいただくようにお願いします。
生まれ育った関西から東京に移り住んで二年経つが、東京の感覚にどうしても馴染めないところがある。車が通らなくても信号を馬鹿正直に守るとか、エスカレーターで左側に立つとかそういう些細なことはどうでもいいとして、「東京の文化が中心、それ以外の地方文化は周縁」ということを無邪気に信じていることだ。テレビなんかで「六本木」だの「原宿」だのという東京のローカルな地名を断りなしに出すとか、「都内」はすべて都会であると思いこんでいるというのもその一つだが、最大のものはやはり「言葉」だ。
一番不思議なのは、「訛る」という言葉だ。地方出身の誰かが方言の語彙や抑揚をうっかり混ぜると「訛った」と言いたがる。これがよくわからない。自分たちも関東弁をしゃべっているくせに、九州弁や関西弁を「訛った」も何もないだろう。そのくせ「関東弁と標準語は別物だろ」というと全力で「それはない」と否定される。「じゃん」だの「じゃね?」だのが標準語だとでも思ってるのだろうか。
そのくせ、「関西弁は柄が悪い、下品だ」というような差別を平気で口にする。これはその辺のオッサンとかガキとかだけじゃなくて、結構なインテリさんでもそれが差別だということに気づいていない。いったい何なのだろうか。
これがただの言葉の問題で済めばよいが、ネットなどを見ると「また大阪か」「大阪は民度が低い」などという言葉まで出てくるのだから、事態はもう少し深刻な気がする。
誰であれ、慣れ親しんでいない言葉は奇異に感じるものだ。タモリのインチキ外国語という芸が成立するのもそのためだ。しかし、そういう感覚は相対的なものでしかないことは頭に置いておく必要がある。関東人が関西弁に違和感を感じるのなら、関西人も関東弁に強い違和感を感じているのだ。特に、関西弁の語感からすると「じゃん」とか「じゃね?」ほど虫酸が走る言葉はない。もちろん、ここは関東だとわかっているから、それに文句を言うのは筋違いだと思って我慢をしてはいるが、その苦労を知らずに関西弁の悪口を言われるとやりきれない思いがする。東北人や名古屋人が方言を必死で封印している涙ぐましい努力が彼らには想像できないのだろうか。私は普段標準語を使うように努めているが、とっさの時にはどうしても関西弁が飛び出てしまうから、その苦労は想像して余りあるのだが。
確かに関西人も、関東出身者が「じゃん」とか「じゃね?」とかを関西で使うと一斉につっこみを入れるが、それは「標準語」を嫌っているからではなく、「関東弁」を標準語と勘違いして無邪気に使っていることにつっこみを入れているにすぎないのだが。
それにしても、関西弁が柄が悪い、というイメージはどこから来たのだろうか。おそらく、テレビのせいだろう。吉本の芸人はかなり無茶な突っ込みをするし、強引に笑いを取る。だが、吉本の芸人が使っている言葉をそのまましゃべっている関西人はほとんどいない。あれはいわば「吉本弁」なのだ。「吉本弁」は大阪南部の言葉がベースにはなっているが、それと全く同じではない。だいたい、ああいう下町言葉を「下品」だと言うのであれば、我々も「てやんでえ」だの「あったりめえよ」という言葉にはかなり違和感がある、と言わざるを得ないのだが。
そもそも、吉本のステレオタイプで関西すべてを解釈するのはなんとかならないものだろうか(そうでなくても、誤解を恐れずに言えば、吉本の芸人の一番おもしろい部類は全国放送されていないのだ!)。テレビで「関西人」の街頭インタビューとなれば、間違いなく「がめつい大阪のおばちゃん」だけが選んで写されるが、関西人が全員ああだというのはまるで、イギリス人は全員Mr.ビーンやチャップリンであるというようなとんでもない思いこみである。
だいたい、「関西」と「大阪」の区別がついていないことも勘弁してほしいものだ。我々は、自ら「ダサイタマ」ではなく「東京」と呼ばれたがる卑屈な埼玉人ではない。京都・大阪・神戸・奈良という関西の四大文化圏は、関東における東京・横浜・千葉・埼玉よりもよほど個性が強く、言葉一つとっても一緒くたにできる要素など全くない。それとも、東京人は自分たちの身内も「ダサイタマ」などといって馬鹿にしているくらいだから、よそ者などもっと馬鹿にしても当然だとでも思っているのだろうか。
なんだか愚痴がとりとめもなくなってしまったが、こういう人たちに「民度」を云々されるのだけは勘弁してほしいものだ、というのが私の偽らざる感想だ。少なくとも、橋下知事を選んだ府民を馬鹿にするのなら、石原知事を選んだ君たちはいったい何なのか、よく内省してもらいたいものだよ、まったく。