はてなキーワード: 川尻早人とは
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荒木はどうも「主人公が敵を殺害する(≒裁く)」ということに迷いがあると思っている。
火山活動という自然の力により宇宙に放出する。殺害にまでは至らない。
ついに殺害。さらに注目すべきなのが、作中に「裁くのはおれの『スタンド』だッー!!」という台詞が出てくること。ここでは明確に主人公による敵の裁きを肯定している(と読める)。
肉体的には事故死、さらに怪奇現象により霊的にも死亡する。それ以前の展開でも、主人公グループの共闘という形で吉良を追いつめており、フィニッシュブローは仗助ではなく承太郎が決めている。以下の台詞にも注目。
永久に死にたどり着かない状態に置かれるが、逆に言うと殺害もしていない。
殺害するが、直接手にかけるのは主人公ではなくエンポリオ。ただ、作中でエルメェスが復讐を正当化する発言をしており、主人公が悪を裁くことに対する立場に迷いが見える。
つまり、結末は以下の3つに分類できる。
(2) ①主人公が②悪役を倒すが殺害までには至らない。⇒ 1部、5部
(3) ①主人公以外の者(自然現象含む)が②悪役を殺害する。⇒ 2部、4部、6部、7部
ここまででとりあえず増田の以下の疑問
でも吉良と決着をつけるのは仗助でなきゃ駄目だろう!!!
に一つの答えが出る。1部から7部までで主人公が決着を付けているのは意外と1部と3部と5部だけ(2部を含めてもいいけど)。主人公が決着をつけないと「駄目」というほど必然ではない。