2024-10-21

実家ネット環境改善計画

ここ数日、80歳に手がかかった母から毎日のように「ネットが繋がらん!なんとかならない?」と連絡がある。

元より実家は古い一軒家なのでネットに繋がっておらず、PC使うならスマホテザリングというスタイルなんだがある日突然ダメになったらしい。

とはいえラインで連絡はあるからスマホ通信はできてるわけで、そうなるとPC側の問題かとも思ったり。いずれにしろ見てみなきゃわからん

ありがたい事に実家我が家とはさほど離れていないのでとりあえず顔を出し、どれどれ。…の前にスマホ再起動でなんのことはない、再び繋がるようになった。

とホッとしたのもつかの間、翌日からまた調子が悪いと連絡が入る。おそらく、だけれど母はPCを多少なりとも使えはするが、メンテナンスというものを一切しない。つまりOSのアプデもしてないと考えられ、原因はおそらくその辺にあるんじゃないかと睨んでる。

オレがスマホPCの両方見てアレコレ確認すれば復旧するのはわかっちゃいるが、以前からコチラとしてはネット開通まではしなくとも、ポケットルータくらいのネット環境ありきで生活してもらいたい気持ちはある。

母は以前、ポケットルータを利用していた。がルータ利用料を払うくらいならスマホの利用量を増やし、テザリングした方が安上がりウシシシ。との結論に達したらしい。

その結果、母は通信量をあまり使いたくないからなのか、ネットコマメに切ってしまうようになった。高齢になるとこの手の“よくわからんもん”に対しては異常にケチになる。

例えば母がオレにラインを送る場合、まずネットを立ち上げ、ライン文言をオレに送信したこと確認できたら再びネットを切ってしまう。

コチラとしては当然返信をするわけだがネットに繋がっていない母のスマホには当然通知もない。たとえ急ぎの用事だとしても数時間後(どうやら一日に数回ネットに繋げラインメールの有無を確認するらしい)にようやくこちらの返信を読み、その返信をこちらに送信し、そしてまた母はネットを切るので…。

と延々続けることのあまり無駄さに数回のやり取り後、根負けして直接電話をすることになる。即時性というラインの利点が全く活かされておらず、これではネット創世直後のメール通信のようである。なにより高齢の母の身や周囲に何かあったときを思うとウンザリ、というかゲッソリしてくる。

ライン返信の遅さで恩人の死を翌日知ったときは流石に電話の一本もしてくれ!と声を荒げてしまった。

という事で、前述の通りようやく母はスマホ通信量をケチり、そのリソースPCに回すことの無意味さを数年かかって理解してくれたらしく

「やっぱりWi-Fiルータが欲しい」

と言ってきた。早速明日、某キャリア相談へ赴き、コチラが納得するプランであればその場で契約してしまおうと思っている次第。

5年近くの戦いにようやく終止符が打たれるこの爽快感。早く明日が来てほしい思いを抑えきれず増田として書き残す。

──どの家庭もそうなのか想像もつかないし、普段の会話で話題にも上らない“些末な話”ではあるかもしれないが、ネット環境にまつわる親子のやり取りで四苦八苦してる人はかなり多いはずだ。しかも全世界的に。

例えば遠い実家の両親がネットで困っているけれど何もフォローすることができない時の心境はかなりのもどかしさがあるだろう。

昨今は流石に店舗キャリア側もやりすぎとの報道を受けて大人しくなっているが、ショップに持ち込んで騙されやしないか。何も知らないのをいい事に、口車に乗せられてやたら高いプランに加入させられてはいいか同道できない際の心配事は尽きないはずだ。

この投稿を見て実家ネット環境が気になった人がいればご両親に連絡してみてもいいかもしれない。何かの間違いでとんでもない高額プランに入っていないことを祈る。

そして久しぶりに親子の会話のきっかけになることも、合わせて祈る。

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