2024-09-12

斎藤兵庫県知事の件

マスコミ議会も、事実関係を軽視しすぎじゃないか

なんとなく知事を追い詰めて辞めさせるのがゴールみたいになってしまっている。

議員知事に辞職要求する以上、今回の問題についての議会としての結論を世に示すべきだろう。

少なくとも以下の点については、ちゃんと総括していただきたい。

県民局長文書

この内容はどの程度真実でありどの程度誤りであったのか。

本人が体験や見聞きしたものでなく伝聞で作成されたことはわかっている。

このため、内容が真実でないならば、噂話をもとに作られた悪意のある怪文書しかない。

だけど、どうやらそうではなく、ある程度の真実が含まれているようだ。

かなりの部分が真実ということであれば、信頼できる情報をもとに作成された内部告発文書といえる。

そうなると、知事の初動には大変問題があったと言わざるを得ない。

これは百条委員会主題でもあり、明確に結論を出してもらわないと困る。

パワハラの詳細

現時点では、付箋投げつけ、深夜のチャット、机を叩く、大声で叱責する、などの行為百条委員会で認められている。

アンケートを見る限り、このほかにもありそうだ。

ただ、この全てが知事を辞めなければならないほどのものかというと、そうでもないだろう。

日本の平均的サラリーマンならこの程度の経験はしてきた人が多いだろうし、他の首長もかなりの人がやっていると思われる。

おそらく実態もっと酷いのではないか

それを全て明らかにして、再発防止策を検討してほしい。

これは全国の自治体で起こりうる問題であり、こうした行為パワハラだと知らしめることには大きな意義がある。

県民局長自死に追いやったのは誰か

もちろん知事不適切犯人探しや懲戒処分にも原因はあるが、それでも本人は百条委員会への出席に前向きだったという。

それを追い詰めたのは、百条委員会を公開でやることにこだわり、プライベートを公開の場で晒してやると脅した維新議員だったとの情報がある。

これが事実なら、この維新議員責任を問われるべきであり、知事とともに辞職すべきではないのか。

死人に口無しで片付けるのではなく、事実を明らかにして責任果たしてほしい。

寄付補助金還流した疑惑

阪神オリックスの優勝記念パレードという維新イメージアップのためだけに行われた空疎イベントにおいて、寄付金が集まらなかったので後で補助金補填するから信金寄付させた疑惑

実はこれが最も深刻な問題で、このせいで一人職員自殺したと言われている。

しろ早く辞めさせたいのはここを突かれると困る人間がたくさんいるからではないのかと疑ってしまう。

これは明らかに公金の不適切支出を誤魔化すようなロンダリング行為であり、問題は大きい。

徹底的な追及を望む。

辞職要求知事が飲まなければ、次の争点は不信任決議案になるだろう。

今の空気では、いか知事を追い詰めるかだけが注目されている。

それが一番分かりやす面白いのだから仕方がないのかもしれない。

ただ、一人に責任押し付け、腹を切らせて無事解決という、極めて日本的な幕引きはやめてほしいと思う。

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