ゲームは1ミリ秒もやってないけど、毎日YouTubeで流れてくるので洗脳されてしまった。
YouTubeで流れてくる公式の紹介動画と、ピクシブ百科事典から得た情報だけでぼんやり思ったことを書いてみる。
エレン・ジョーの最大の特徴は、体重の1/3くらいはありそうな大きなサメの尻尾である。
しかし、自宅以外でトイレにいくとき、尻尾は邪魔になるんじゃないだろうか?とふと思った。
ほとんどの公共空間のトイレが、蓋のついた便座なので、蓋と尻尾が干渉するのではないか。
そうすると、蓋と尻尾が干渉しないようにやや前かがみになって、尻尾を左手で抱えつつ、右手を後ろからまわして拭くという、器用なことをしないといけなさそうである。その場合スカートを押さえておく手が足らなくないだろうか?
便座の蓋をなくして、便器をトイレの空間の中央付近に置いて便座のうしろに少し空間をつくっておいて、バスタオルを敷いたカゴでもおいておけば、おちついて用を足せそうである。
エレン・ジョーの実家のトイレはもしかしたらそんな感じになっているのかもしれない。
バリアフリートイレの写真を画像検索していくつか見てみたけど、便座のうしろに空間がつくってあるバリアフリートイレというものは無かった。
つまり、実社会においてはどんな障害者も尻尾が生えていることは想定されていないということである。
トイレ以外でも、標準的な人間よりも食費が嵩むから戦闘行為を伴う危険なアルバイトをやっていたり、基本うつ伏せ寝だったりなど、いろいろと大変そうである。
カフェでは背もたれのある椅子を90度回転させて使ってて、これは賢いなと思った。
標準的な身体を持たず、標準的な身体を持つ者を前提としたインフラの恩恵を得られない者は、現代の社会では障害者と規定されるのだが、この規定もとでエレン・ジョーは障害者と同等の存在と言える。
エレン・ジョーの尻尾は人為的な方法で後付けしたわけではなく、元々そういう種族であるらしいので、少なくとも物語中においては障害者と分類されることは無いのだろうし、本人も自分のことを障害者だと考えたことはおそらく無いだろう。
しかし、社会のいろんなインフラが、自分の身体を前提にしていないんじゃないか、というのは日々感じていることだろう。