地元がどういう類のカスかを説明する為のカスポイントは無限にあるが、ひとまず駅といえば無人駅で、停まるのは勿論ワンマン電車、初スタバができれば二つ手前の交差点まで交通渋滞が起き、子どもが楽しめる娯楽はじじばば専用にあつらわれた地域の盆踊りのしょぼい出店と住宅展示会会場だけ、そこまで大きくない土地の中にだだっ広い田んぼ(2割腐っているか荒廃している)抱えているだけの、誇れるものが無さすぎてラッパーすら裸足で逃げ出すような、そういう巨大な墓地みたいな場所だといえば伝わるだろうか。
皆やることが無さすぎてとりあえずグレてみたりイジメをしてみたり円光(隠語)してみたり瞑想してみたり、そういうふうにすくすく病んでいた。
ボタン押すと100万もらえるけど100億年何もない空間に閉じ込められるってやつ。
そんな訳で100億年を生き抜き、わたしはなんとか成人して地元を飛び出た。都会も都会、窓の外が常にうるさい感じの場所。駅はデカすぎて出られなくなるような広さで、腐った田んぼの匂いの代わりにどっかから揚げ物の油の匂いが漂う娯楽に溢れた場所。
真逆の場所に住んだら少しは地元を懐かしんだりするのかなって思ってたんですけど、ぜんっぜんそんなことない。地元はカス。それは揺るがない。
たださ、やっぱり都会って生きているだけで選択肢が与えられる場所だよなって思った。
さっきも言ったように、わたしの地元はカスなのでスタバ渋滞なんてものができるぐらいなんですけど、都会は少し歩けばスタバやタリーズ、マックもモスもミスドもある。
地元で服を買いたかったらしまむらかイオンモールだったんだけど都会じゃショッピングモール行くだけでブランドの服が買える。
わたしの地元は“現実に”選択肢として存在する職業といえば嫁かキャバ嬢か郵便局員か事務員ぐらいだったのに、都会じゃTVの向こうの話でしかなかったキャビンアテンダントも心理カウンセラーもボディビルダーも外国語教師も全部フィクションじゃなくこの世に存在していて、わたしはなんにでもなれるみたいだった。
都会に生まれてたら、わたしはもっと別の人間になれていたんだろうか。
巨大霊園。
俺も地元全然好きじゃないけど、多少田舎でも地元に楽しい思い出がたくさんあって代々の家の歴史もあってずっとそこに住み続けてる人のことは普通に羨ましい。俺もそういう風に生...
実家が借家で、親とか祖父祖母の代から住み始めたとかだと、都会に出ても実家という柱がないというかいつ消えてもおかしく無いというか、なんというか不安になるんだよな。
俺の実家は典型的な郊外ニュータウンだったので、地域性がほとんど育まれずに終わってしまった感じだわ。祖父母くらいの代から住んでる人間がそもそもいないと思う。
わかるよ 多少田舎でもそういう風に育ってたら自己肯定感っていうか 自分の中に揺るがぬ芯みたいなのあったと思う でもわたしの地元は多少の田舎じゃなくカースト制度導入式の田舎...
都会じゃなくて国道沿い文化で草 東急ハンズは田舎のカインズに買収され、スタバは国道沿いの出店を強化し、スポーツジムは車通いの店が主流になりつつあるの知らなそう
こういう人間はネットがない方が幸せだったろうな
最寄りが無人駅ってキセルでどこにでも行き放題じゃん 誰よりも自由じゃん
有人駅でバレるよ
無人駅から無人駅だとどうなんだろう
帰宅以外で無人駅周辺にわざわざ行く用事ある人はなかなかいないな
帰りだけだとしても普通の人の半額で済む