2023-06-17

世界的な少子化肥大化するルッキズムに対する正しい適応の結果

tiktokでもyoutubeショートでもツイッターおすすめでも、顔の良い男女、セクシーな女のバズった画像動画が次々に流れてくる。

LGBTだのなんだのと、表向きの世界でどんなに言い訳しようとも、現在の世の中は人類史上最大限に見た目の良さが評価される時代になっている。

インターネット、それもSNSがなかった時代には、見た目の良さだけで有名になれるのは「メディア」と言うフィルターをくぐった芸能人だけだった。

ある意味それは平和時代で、「画面の向こう側」の人間が見目麗しいことで得をしていても誰もなんとも思わなかった、なぜなら彼らは選ばれた一部の特別な人、別世界の人々だったからだ。

しかモバイルインターネットが普及して、誰もがインターネットで繋がるようになるとこれが地獄と化した。

本来自分たちと同じであったはずのごく普通の人々が、たまたま見た目が良かったというだけで得をするシーンをそこここで見せつけられるようになり始めた。

かくして、人物評価多様性は急速に崩れ始めた。

勉強ができる人、運動が得意な人、芸術に打ち込む人、その他なんでもいいが、地道な努力の果てに一芸を獲得することが、見た目の良さに圧倒され駆逐されていく。

この世界観における生殖活動では、見た目の良い遺伝子を手に入れることが他の要素を押しのけて最上位の優先事項となる。

見た目以外の才能は、生まれた後にでも磨いてどうにかなるという「希望」がある。

実際にはまだ解明されていないだけで、全て先天的に決まっているのかもしれないが、今のところ努力でどうにかなるという共通認識が残っている。

だが見た目だけはそうはいかない、性格は顔に出るなどと言う通り環境によって多少の変化の余地があることは認めるが、しかベースとなるものは生まれた時点で定まっている。

そういう要素を世界が最も評価するようになったのだから、人は見た目に劣る遺伝子をわざわざ残そうとはしなくなる。

そうやって最適化すれば、一部の美男美女以外は滅んだ方が良いと結論しかならない。

政府がどんな働きかけをしようとも、このルッキズム至上主義が続く限り、婚姻率の低下は適応の結果なので変わることはないだろうし、それが日本特有事象にはとどまらないだろう。

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