2023-05-22

自分が驚き屋にだまされる情弱だった問題

自分はずっと情報強者だと思っていた。

ネトウヨにもならなかったし、投資詐欺にも引っかからない。

デマにも流されず、いわゆる「嘘を嘘と見抜ける人間」だとずっと思ってきた。

実際はただのバカだった。

生成AIが出てきたとき、界隈は驚き一色だった。

自分の周囲は圧倒的にAI肯定派だった。

これからAIを使って創作する奴だけが生き残るし全ての人類AI洗礼を受けると思った。著作権法崩壊するし、プロンプトをぽちぽち打つやつが勝つと真剣に思っていた。

日本は遅れているが海外ではもうすでに大規模活用が行われて、世界AI多数派だろうと信じていた。

で、生成AIに反対してる奴は時代遅れで、進歩しない旧人類の少数派だと思ってた。AI推進派は多数派だと信じていた。

8:2ぐらいで、AI圧倒的多数だと思っていた。だってネット記事が「AIはすごい」「日本は遅れるな」しか言っていないし周囲のSNSの人たちもそういう言説しかしていなかった。当然そうだと思い込んでいた。

で、実際はどうだったのか?

プロ絵師ネットアンケートをとったら1:9だった。

9割がAIに反対、規制を望んでいた。

AI反対派が徒党を組んで水増ししているんだろうなあと思った。

次に行われたAI絵師アンケートも結果は変わらず90%が規制を望んでいた。

ここでも自分ネットアンケートは正確じゃないから、と思っていた。

芸能団体意識調査で90%が反対していても、「特殊クラスタ」の反対だと思っていた。

で、ついに讀賣新聞アンケート調査結果が出た。85%がAI規制を望んでいた。

ネットアンケートは正確な数値を叩き出していた。

AIネット工作なんて存在しなかったのだ。

そもそもネット工作って何さ。ネトウヨが言いそうな単語じゃん。

つのまにかAI肯定推進派が圧倒的多数規制派が少数派だと信じていた。しか現実は全く逆だった。

つの間にか、「AI使用は、全然OKです」と言っていた、創作インフルエンサーも「規制必要です」「意見は変わる可能性がある」とトーンダウンしてポジションが変わっていた。

イラストレーターだけではなく人気声優歌手世界的に反対し始めた。

冷静になると「こんな他人アイデンティティいくらでも捏造してフェイクニュース濫造できる技術規制されないはずないな」とわかる。

AIに賛成か反対か以前に、自分は結局情弱だったし、驚き屋に騙されるタイプ人間だった。

今回の一件はそれがいちばんの収穫だった。

  • 機械学習の専門家達が生成AI界隈に対して微妙な反応をしていたから、「ヤベぇ」しか言わない人達は早い段階からミュートにしてたな。

  • 言うまでもなく情弱でしょ。ビジネスでは規制なんて破ったもの勝ちなのだから、結局使われる。 倫理観がある奴が負けて、無いやつが勝つっていういつもの構図。

  • 説教屋が好きそうな文章だなあ

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