2022-03-28

みんな子供が生まれることを神格化しすぎ

なぜ子供が生まれることが幸せなのか?

私は明確に説明できる人に出会たことがない。

これはもう一種宗教だと思う。

宗教には、説明理屈はいらない。

それ自体が良い行いだとすれば良いのだけだ。

自分なりに、なぜ子供が生まれること=幸福という宗教が出来上がったのか考えてみたい。

太古の時代は、子供を作るという行為は、単に種を維持するためのプログラムだったはずだ。

それが、いつしか集団で暮らすようになり、小さな村を形成した時に、初めて子供を作ること=幸せ象徴へと移り変わったと思う。

その理由は、子供労働力としての多大なメリットがあったからだ。作物を育て、狩りをする、住居を維持する等、集団が豊かになるという点で多大なメリットがあった。だからこそ子供の多さは幸せ象徴とされたと思う。現に、子沢山を願う宗教的なものは数多くあるし、現象神秘さも相まって神格化されていったと思う。

一方、現代では、子供を生み育てることには、様々なリスクコスト存在する。生まれつき障害を持って生まれしまうこともあるだろうし、また犯罪に手を染めるかもしれない。

そしてこれらリスクは全て、親がコストを支払って育てないといけない。村社会時代はおそらく黙殺されていたが、現代ではそうはいかない。社会が許してくれないのだ。そして、そのコストはおよそ最低2000万円。より良い教育しようとすれば、さらコストはかさんでくる。現代では、これら圧倒的なリスクコストを目の前にして、どうしても子供存在幸せは結びつきにくくなっていると思う。

こんなことを書くと「子供コストだのリスクだの言うのは頭がおかしい」とか「親に感謝はしてないのか?」とか、感情的反論がよく来るのだけど、それらの反論はいつ見ても論理が欠如していて、子供万歳教の信者しか見えない。

それと、老後寂しいとか、老後の面倒がとか言う人もいるけど、子供が親の面倒を見てくれる保証もないし、子育てにかかる費用があれば、外注できるのではと思う。それに、そんなわずかな余生の時間のために、若い数十年を無駄にすべきとは到底思えない。育児をしながらの仕事は大変だし、人によってはキャリアに支障が出ると思うと、やはりデメリットが大きい。旅行食事限定される。

ということで、現代ではどう頑張っても子供幸せ象徴になり得ないので、この宗教押し付け全体主義はそろそろ脱しても良いのでは?と思う。結婚の話もそうだけど、無理にしなくても良いし、作らなくても良いし、色んな生き方があって良いじゃなか。じゃないと村社会からなんも進歩してないし、そんなの息苦しいと思う。

  • 別にDINKS増えてるしもうそんな宗教ないと思うけどな

  • それが、いつしか集団で暮らすようになり、小さな村を形成した時に、初めて子供を作ること=幸せの象徴へと移り変わったと思う。 そんな早い段階でそうなったわけないと思うが…...

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