2022-01-14

山本義徳のYoutube動画は正直引いた

筋トレトップYoutuberの一人であり、若き日には世界で戦うトップボディビルダーの一人であり、

また「アナボリックステロイド使用を自著で認めている」山本義徳が先日、動画を出した。

動画の内容は「ナチュラル(ドーピング使用)トップ選手トレーニングメニューは正しくない」みたいな内容で、

もともとはナチュラルトップ選手メニューを行っているYoutuberから挑発に乗ったものだった。

 

簡単に言うとナチュラルトップ選手トレーニングオーバートレーニング科学的根拠がない。

それに耐えられる人間ならいいが普通人間には耐えられないし非効率的という内容。

動画での主張の是非については賛否両論いろいろあると思うので、ここでは語らない。

 

だが、そこでプロレスの一環として山本義徳からの「煽り」がったのだが、

その内容がちょっと受け入れ難いものだった。

 

自己満足で非効率トレーニングをするのは個人自由だが、その隣で我々が効率的トレーニングで結果を出しているのを見てひがんでいろいろと文句をつけてくる」

 

先述した通り、山本義徳はアナボリックステロイド使用するドーピングを行って筋力を増やした選手だ。

実際に現役時代日本大会の薬物検査で陽性が出て2年間の出場停止を受けているし本人も自著で明言している。

 

ボディビル世界は非常にいびつ世界

ドーピング容認している大会は一つもなく、ドーピングを明言した場合出場資格を失う。

しかドーピング規約上は禁止しているが検査絶対にしない、実質黙認している大会が非常に多い。

・その中でも一部の大会のみドーピング禁止を明確に打ち出しており薬物検査を行っている。

 

という状況。

そしてシュワちゃんなど世界的に有名なプロマッチョを輩出しているような大会

「すべて」ドーピング黙認大会となっており、ドーピングしなければ世界と戦えない界隈になっている。

表向きは「ドーピング禁止」を謳っておきながら、ドーピングなしではトップにはなれない。

非常にいびつ構造になっている。

 

そんな中でナチュラル選手は「ドーピングを行わない自分だけの力で筋肉を手に入れること」に誇りをもって日々のトレーニングを行っている。ちなみに中山きんに君アンチドーピングであり、ナチュラルを明言しており、ナチュラル大会しか出場していない。

 

そんなナチュラル選手に対して「効率的に鍛えている我々に嫉妬している」とユーザー代表でもある山本義徳が言い放ったのはかなり衝撃的だった。

ステロイドユーザーでも努力しないと筋肉は得られないという人もいるが、健康に害を及ぼさない程度の使用量でも、ステロイドを使ってトレーニングを行わなかった人のほうがナチュラルトレーニングを行った人よりも獲得した筋肉量が多かったという研究結果もある。

まりステロイドを使いさえすれば寝ていても筋肥大する可能性があるのだ。そりゃ、ステロイドを使うのが一番効率がいいだろう。

だが、ステロイド使用してもいい大会なんて言うのは世の中に一つもないのだ、表向きには。ルールを守ってゲームをしているプレイヤーに対してチートプログラムを使って無双しているプレイヤー説教をするような気持ち悪さを感じた。

 

山本義徳はよく勉強しているし、トレーニング理論には一定の評価があるしそうあってしかるべきだと思う。

最近は自社ブランドサプリの売り込みに必死すぎてちょっと見てられない部分はあるが、

それはプロYoutuberとして仕方のない部分もあるだろう。

だが、昨日の煽りはさすがにちょっと受け入れられない。

正直、過去一胸糞の悪い動画になった。

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