2021-11-22

何故、関西人東京風の言葉を話さないか

ちょこちょこ大阪弁だけ東京に来ても直さないと苦情を散見するので、

関西弁について、ただの一方言として理解している人に伝えておきたい。

もちろんジモン寺門や上島竜兵のように完全に東京に染まる人もいる。

まず反感を持たれるかもしれないが、上方言葉は100年前までこの国の中心の言葉だった。

なので今でもなんで東京言葉を喋らないとあかんのやという感覚はある。

都市化されているので標準語にカッコいいとかスタイリッシュ、都会風というイメージそもそもない。

イギリス人アメリカ英語グローバルスタンダードから話せというバカはあまりいないのではないだろうか。

もう一つ、ほとんど知られていないかもしれないのだが、関西弁はもう実は標準語化されているという事実がある。

これは浜村淳という神様のような人がいて、その人が完成させた技術なのだが、

浜村淳確立した技術というのが、標準語文章ネイティブ関西弁で話すという技である

どういうことかというと、関西人標準語で書かれたすべての文章関西弁で読むことができる。

逆に筆記すれば標準語なのにリスニングでは関西弁しか聞こえないという双方向性が存在する。

この技術のおかげで関西弁をどこで話しても通じないという問題が発生しない。

それは当然で、関西弁に聞こえる方言は実は標準語を話しているかである

この技術を多くの関西人は幼少のころから毎朝インストールされていた。

国語の本読みでも標準語イントネーションなんて教育されることもない。

そんなことはおらが村の言葉でも同じだと思うかもしれないが、文字起こしして標準語なら伝わるはずだし、

東京風に発音矯正する理由がなくなる。

書いてる私も、それくらい全国で出来る簡単なことのようにも思うが、浜村淳がこのスキルを完成されることに

大変な苦労を要したと語っているので、その言葉を信じるなら関西弁特殊性ひとつとしていいだろう。

もちろん、~や、という語尾は話し言葉では出てくるので訛っているだろと感じる人もいると思うが、

ちゃんと喋ろうとしたらですます調で関西弁標準語をもうすでに話している。

から関西人東京風のイントネーションに直す必要がないのである

意思疎通に問題がないのであとは聞き手の都合。

不快に感じている人は、ただただ嫉妬か妬みか、自分方言は恥ずかしくてないことが悔しいか地元愛がない自分を認めたくないか

ごく一部の本当に通じない地方の方なのだと思う(そういう人は関西弁直せなんて怒らないと思うけど)

しかし、古い大阪弁を話せる人は年々減っており、老人の話す言葉がわからないという子供は少ないが、

高度成長期以前の大阪弁映画子供に見せて、何を言っているのか理解できるのかはかなり疑問が残るし、

かなりの大阪弁表現死語になっている。

おおきに、ですら老人が日常使いするくらいで、あとは商売人のクリシェしかなくっている。

火垂るの墓で節子がナチュラルおおきに、と話している姿はおばあさんに育てられているような家でしか見られないだろうし、

学校に通いだすと恥ずかしくて子供おおきに、も言えない世の中になっている。


テレビでも宮根誠司のような大阪弁を話すアナウンサーも激減しており、在阪局の大阪弁離れは深刻で、

大阪弁衰退の一助テレビの影響はかなり大きいと思う。

関西弁は最終的にイントネーションけが残るのかもしれない。

※この文章浜村淳が読んだら関西弁しか聞こえないのである

  • いやいや、そのイントネーションが嫌なんだよ、虫唾が走るの。標準語のイントネーションに直せよ。

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