2021-11-19

日常

商店街歩いてたら近くの小学校で立てこもり犯が出たぞーって騒ぎになって。銃持った警官がわらわら集まってきて道のそこら中に身構え始めて。

それに囲まれて「なに、なに?」ってなってるうちに「一般人は早く行って!」みたいに追い払われて移動。

そしたら学校の校門前あたりまで来てしまい。

子どもたちが音楽室でなんか唄ってるのが聴こえる。

一般の方は早く学校に入ってくださーい」つって。

「そうだな、犯人もまだ学校にいるし、危ないし、入るか」って思って入って。

でもちょっと犯人がいる場所観たいなって思って体育館の方に行ったらパトカー大量に集まってて体育館というよりかはでかい倉庫みたいなとこのシャッター開いてて銃撃戦になってた。

「よし、観たな」って思って校庭の方へ戻る。校庭はかなり広いというか、トラックの周囲に街路樹みたいの植えられてて代々木公園くらいの広さある感じ。

おいおい、どこまで続いてんだよこれって思いながら歩いてるジョギングしてる人とか犬散歩してる人とすれ違う。

おもしれー、どんどん行ってみようって思って歩いてると、校長先生が話する台みたいなのの上にシャチョーが立ってる。

しまった! シャチョーだ、見つかる!」って思うも、かなり弱ってる感じ。

よく観ると後頭部にぱっくりと穴が開いていて中身がない。裏側から眼球も観えている。もちろんそれ自体命に支障はなく、いつもどおりのシャチョーなのだが「ああ、かなり重い病気治療痕だな・・」と思って複雑な想いに駆られ、その場を去る。

そこからさらに進むとなだらかな草原みたいな斜面ぽいところに出て。なんか牛っぽいのがいっぱいいた。

「わー牛放牧してんだ」って思ってよく観ると首がない。

首ないけどおとなしそうだな、セルルックだし、と思う。

そのままズンズン進むとBGMが悲しい感じになってきた。

「やば・・空気変わってる。ちょっとこれ、俺の為のレクイエムみたいになってるんだけど」って思うと、セルルックの首なし牛の大群がじわじわ自分との距離を縮めてくる。

あ・・ダメだ、なんか具体的な攻撃とかなさそうだけどこれ接触ダメージあるやつだし全力ダッシュしてもたぶん逃げられないって思いながら小走りしてると案の定まれてぎゅうぎゅう押されてしまった。

一定時間そのままにしてるとやっぱりゲームオーバーになった。

スポーンした一軒家には自分の妻と娘がいた。

「外やばいよ」って言ってる。

「そうな、窓閉めよう」って言って窓閉めて白っぽい薄い透けるカーテンみたいなやつも一応しめておく。

そしたらすぐにお隣さんがそこにへばりついて中を見ようとしてきた。危ないところだ。

しかし本気を出されたら窓を割って侵入されてしまうだろう。まだ理性を保ってるみたいでそういう行動はしないみたいだが、時間問題なのは分かる。

とはいえ袋小路だな・・」とつぶやく

長居はできない。折を見て外に出るため、荷造りをする。そしたら懐かしいものがたくさん出てきてしばらくそれに見入ってしまった。

娘が、4歳の頃よく身に着けていたリュックを背負い外を眺めている。リュックは風化してボロボロだ。ちょっとでも引っ張れば肩のベルトが千切れそう。ピンク生地も色あせてる。

雨戸降ろそう」つって、雨戸シャッター)を下ろす。

これで結構持つだろう。アイアムアヒーロー的な状況だなー・・と思う。

もう多分自分たちに未来とかないけど、努めて人間らしく振る舞い続けようと心に誓ったあたりで目が覚めた。

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