メイプルストーリーには「他人が湧かせたエリートボスを殴るのはやめましょう」という謎のマナーがある。……は?
知識がアップデートされてないやつのために補足すると昔と違って今は沸かせた人の報酬が減ることはない。つまりそいつが損にはなることは絶対ないのに以上のマナー()がまかり通っているのだ。
これはまあ理解できる。軽く殴る程度ならいいが倒すまでいくのはやめた方がいい。だが今の風潮は殴るのもそもそもダメだったりするからこれを理由にするのはちょっとズレている。
ちなみに軽く殴って様子見しているとかえって「報酬だけが目当てで協力しないのかよ!」と逆ギレされることがある。ザ・理不尽。
これが最も多い理由だ。こんなふざけた理由でこういうマナーが形成されているのは本当に意味が分からない。
メイプルストーリーというゲームには「横狩りはしちゃだめ!」というマナーがずっとあったからだろう。これ自体は正しいがそれをエリボスにまで反映するのはやりすぎである。協力して倒してもらうために、エリボスが湧いたら通知が出るシステムになってるのにな。他のゲームだったら協力するのが当たり前どころか喜ばれるのだが、メイプルユーザーは独占意識が高すぎてむしろ排除している。
こんな心が狭いプレイヤーがそこそこいるのがメイプルストーリー。エリボスの報酬ってあまり利益をもたらすものではないんだが。
なかには「頑張って沸かせたエリボスを苦労してない他人に取られるのが不快」というもっともらしいこと言ってるやつもいるが、エリボスってそこまでして沸かせるものなのか???どちらかというとマクロ対策の一面のほうが大きい気がするぞ。
根幹は同じなのだが「殴る前に確認しましょう」というマナーも広まっている。一見いい落としどころのように見えるが、その確認は本当に必要ですか?
なぜ無言で助太刀→終わったら「おつ」「あり」みたいなドライな関係じゃいけないのかが分からない。必死でエリボスと戦っているやつには「私も殴っていいですか」と返事を強要させるほうが手間だと思うんだが。野良マッチングに慣れていないメイプルユーザー特有の文化なんだろうな。
実際のところこんなエリボス横が是か非かなんて気にしているのはほとんど初心者ユーザーである。上のレベルだとエリボスを横なんてされる以前に瞬殺できるからな。あとエリボスの報酬をありたがっているのも初心者レベルだけだ。
さて初心者、それもギルドに入ったばかりの初心者にアドバイスをするとしたら「他人のエリボスには手を出すな」。結局マナーに乗っかるのかよと思われるかもしれないが自衛のためだ。相手がやべーやつだったらギルド単位で晒されて迷惑をかけてしまう。
必死で戦っているやつに助太刀するのもやめておこう。明らかに火力足りなそうで苦労してそうでもやめよう。それが今のメイプルユーザーが作ったマナー()なのだから。
※自分は他人のエリボスに手を出さなくても、逆に他人が無言助太刀してきたら許してやって欲しい。そこまで老害プレイヤーたちと同じになる必要はないのだ。