2020-08-23

諸口正巳氏の引退から見る、反応をもらう方法について2

先日「諸口正巳氏の引退から見る、反応をもらう方法について anond:20200821174521」という投稿を書いたのだが、

さらに続けて書きたいことが出来たので続きを書こうと思う。

何故氏は今更バズったのか

https://twitter.com/m_molockchi/status/1296416784552267778

氏の引退ツイートは1万を超えるいいねRTがついた。

インプレッション数は本人にしか見えないが、きっとすごい事になってるだろう。

氏の最近過去ツイートを見ても、せいぜい2桁いいねあるかないか程度で、これは氏にとって異例かつ最大のバズりだったことも分かる。

FANBOXのコメント欄も凄まじい数が付いている。

https://twitter.com/m_molockchi/status/1296708467420311552

今更。そう言いたくもなるだろう。

そして「今更湧いてるんじゃねーよ、お前らが今まで反応しなかったからだろうが」と怒る人もいるだろう。

だが自分からしてみれば、すべてこれは、ただ当たり前のできことが当たり前に動作したようにしか見えない。

A.評価軸が違うから

前の増田でも述べたとおりだが、氏のTwitterアカウントは一人の作家のものとして見るには見ごたえのないものだ。

本来発信をする側の人間ツイート意識して構築する必要がある。ところが氏は何も意識してないSNSを作ってしまった。

結果として完成してしまったのは、

著作だけに興味がある人間からしたらかなりどうでもいい状態」と「感想も送りづらい、フレンドリーさを感じない環境」だ。


作品好きな人と、SNS面白い人は違う人だ。全く違う評価軸だ。

例えば、やしろあずき氏や岸田メル氏を作品価値観点ではなく、インターネットおもしろおじさんとしてフォローしてる人も少なくない事だろう。

逆に著作面白いからと言ってSNSを必ずフォローしているわけではないはずだ。

著作の最新情報は、連載先の雑誌サイト出版社新刊情報の方を見ればいいから、必ずフォローする必要性もないし、

しろイメージが壊れるから」という理由で敢えて遠ざかる人すらいる。

技術けがある人は感想をもらえない

しかしながら、氏の著作を読んだことがある人や好きだと思っていた人は大勢存在した。

からショックを受けたという人が今初めて、大勢登場したのだ。

著作が好き=最新情報を追いかける ではないから。

著作が好き=SNSフォローする ではないから。

著作が好き=全部読む ではないから。

著作が好き=感想を送る ではないから。

でも氏が要求していたのは、最新情報を追いか感想をくれる熱心な読者だった。

「最新情報を追いかける人間」を増やすには、SNS面白く、見る価値があり、見なければ損であり、前回の増田言葉を使えば「偶像」にされたものである必要があった。

感想をくれる人間」を増やすには、それが発生しやす環境を整備する必要があった。

氏はどちらもしていなかった。

相手人間だ。

優れたものを世に出したら、自動的感想を返してくれるbotではない。

優れた作品提供する技術力と、人を惹きつける能力は違う。

前者だけあって、後者が全くない人には、作品は優れているのに感想はもらえないというこういう悲劇がしばしばおこる。

思い当たりのある人はどうか、後者の事と、偶像の事を思い出してもらいたい。

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