先日「諸口正巳氏の引退から見る、反応をもらう方法について anond:20200821174521」という投稿を書いたのだが、
さらに続けて書きたいことが出来たので続きを書こうと思う。
https://twitter.com/m_molockchi/status/1296416784552267778
総インプレッション数は本人にしか見えないが、きっとすごい事になってるだろう。
氏の最近の過去のツイートを見ても、せいぜい2桁いいねがあるかないか程度で、これは氏にとって異例かつ最大のバズりだったことも分かる。
FANBOXのコメント欄も凄まじい数が付いている。
https://twitter.com/m_molockchi/status/1296708467420311552
今更。そう言いたくもなるだろう。
そして「今更湧いてるんじゃねーよ、お前らが今まで反応しなかったからだろうが」と怒る人もいるだろう。
だが自分からしてみれば、すべてこれは、ただ当たり前のできことが当たり前に動作したようにしか見えない。
前の増田でも述べたとおりだが、氏のTwitterアカウントは一人の作家のものとして見るには見ごたえのないものだ。
本来発信をする側の人間はツイートを意識して構築する必要がある。ところが氏は何も意識してないSNSを作ってしまった。
結果として完成してしまったのは、
「著作だけに興味がある人間からしたらかなりどうでもいい状態」と「感想も送りづらい、フレンドリーさを感じない環境」だ。
作品が好きな人と、SNSが面白い人は違う人だ。全く違う評価軸だ。
例えば、やしろあずき氏や岸田メル氏を作品価値の観点ではなく、インターネットおもしろおじさんとしてフォローしてる人も少なくない事だろう。
逆に著作が面白いからと言ってSNSを必ずフォローしているわけではないはずだ。
著作の最新情報は、連載先の雑誌やサイト・出版社の新刊情報の方を見ればいいから、必ずフォローする必要性もないし、
むしろ「イメージが壊れるから」という理由で敢えて遠ざかる人すらいる。
しかしながら、氏の著作を読んだことがある人や好きだと思っていた人は大勢存在した。
だからショックを受けたという人が今初めて、大勢登場したのだ。
でも氏が要求していたのは、最新情報を追いかけ感想をくれる熱心な読者だった。
「最新情報を追いかける人間」を増やすには、SNSが面白く、見る価値があり、見なければ損であり、前回の増田の言葉を使えば「偶像」にされたものである必要があった。
「感想をくれる人間」を増やすには、それが発生しやすい環境を整備する必要があった。
氏はどちらもしていなかった。
優れたものを世に出したら、自動的に感想を返してくれるbotではない。
まずはこちらをご覧頂きたい。 https://twitter.com/m_molockchi/status/1296416784552267778 諸口正巳さんという小説家が筆を置かれるらしい。 要約すると思ったような反応がもらえなくて気に病み、徐...
先日「諸口正巳氏の引退から見る、反応をもらう方法について anond:20200821174521」という投稿を書いたのだが、 さらに続けて書きたいことが出来たので続きを書こうと思う。 何故氏は今...