殺人犯の自宅からゲームや漫画、雑誌などが押収されるニュースが流れ、
「人が殺人鬼になる原因」について議論が白熱するのを見るたびに疑問に思う。
「何でとっくに答えが出ていることをいつまでも議論しているのだろう?」と
FBIプロファイリングの創始者であるロバート・K・レスラー氏の著書『FBI心理分析官』を読めば、
「シリアルキラーの全員が幼少期を機能不全家庭で過ごした」旨のことが書いてあるし、
実際に氏もがそれが人がシリアルキラーになる原因と推測している。
ところが、何故かレスラー氏の主張は捻じ曲げられて(特に動物愛護団体によって)、
レスラー氏は『動物虐待行為がエスカレートすることで人は殺人に至る』という
(もちろん、レスラー氏はそんな主張はしていない)
現在の犯罪者の精神分析の基礎となっているレスラー氏の主張をまともに取り上げておらず、
殺人のニュースのたびに卒業アルバムだの好きな漫画・ゲームだっただの、子供のころに動物虐待をしていただの、
どうでもいい要因をあげつらっている。
まあ、どうしてレスラー氏の主張を捻じ曲げなければならないのか、裏事情はよくわかる。
要するにレスラー氏は「幼少期に児童虐待やネグレクトを受けた人物はシリアルキラーになる可能性が高い」と言っているのだ。
実際にシリアルキラーを調査して、その統計的事実として『シリアルキラーには機能不全家庭出身者が多い』と述べているだけだが、
「児童虐待の被害者はシリアルキラーになる可能性の高い犯罪者予備軍です」なんて報道したら反差別の義憤に燃えた一般市民によって炎上させられてしまう。
あるいは、「殺人犯に被児童虐待の過去があったなどと同情を生むような報道をするな!!」というクレームが入るだろうか。
どちらにしても、「児童虐待被害者=殺人鬼予備軍説」は公共の電波に乗せるわけにはいかない。
だが、一般市民は「人が殺人鬼になる原因」をメディアに求める。
「殺人鬼は私たち普通の人間とは違う異常者だ」と認識して安心を得たいから。
かくして、〇〇という漫画・ゲーム・アニメが好きだった、子供のころに動物虐待をしていた、など
どうでもいい的外れな要素が『殺人鬼ファクター』として延々と議論されることになる。
宅間守さんに聞いてみろよ 精神注入棒で頭を殴られまくってからヒトラーの思想が体に降りてきたっていうから
金があれば誰も殺人鬼になんかならねーよ anond:20190602201858
死刑囚の生い立ちを見ると確かに大体機能不全家庭だったり少年時代にトラウマがあった場合が殆どなんだよな オウムの麻原は完全な盲目じゃないのに聾学校に入れられた(口減らしの口...
浅原の一生は映画化してほしい ヒトラーは映画なってるんだから朝腹もいいだろう
酒鬼薔薇母って加藤母以上じゃないか?
博士の異常な愛情に回答がある 水道水のフッ素がダメらしい フッ素入りの歯磨きを使うと人を殺したくなるそうな
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