2019-06-02

人が殺人鬼になる原因について

殺人犯の自宅からゲーム漫画雑誌などが押収されるニュースが流れ、

「人が殺人鬼になる原因」について議論が白熱するのを見るたびに疑問に思う。

「何でとっくに答えが出ていることをいつまでも議論しているのだろう?」と

FBIプロファイリング創始者であるロバート・K・レスラー氏の著書『FBI心理分析官』を読めば、

シリアルキラーの全員が幼少期を機能不全家庭で過ごした」旨のことが書いてあるし、

実際に氏もがそれが人がシリアルキラーになる原因と推測している。

ところが、何故かレスラー氏の主張は捻じ曲げられて(特に動物愛護団体によって)、

レスラー氏は『動物虐待行為エスカレートすることで人は殺人に至る』という

トンチンカンエセ科学提唱した人物になってしまっている。

(もちろん、レスラー氏はそんな主張はしていない)

テレビニュース新聞ネットメディアに至るまで、

現在犯罪者精神分析の基礎となっているレスラー氏の主張をまともに取り上げておらず、

殺人ニュースのたびに卒業アルバムだの好きな漫画ゲームだっただの、子供のころに動物虐待をしていただの、

どうでもいい要因をあげつらっている。

まあ、どうしてレスラー氏の主張を捻じ曲げなければならないのか、裏事情はよくわかる。

要するにレスラー氏は「幼少期に児童虐待ネグレクトを受けた人物シリアルキラーになる可能性が高い」と言っているのだ。

レスラー自身差別思想はなく、

実際にシリアルキラー調査して、その統計的事実として『シリアルキラーには機能不全家庭出身者が多い』と述べているだけだが、

報道機関がそんな事実をそのまま報道できるわけがない。

児童虐待被害者シリアルキラーになる可能性の高い犯罪者予備軍です」なんて報道したら反差別義憤燃え一般市民によって炎上させられてしまう。

あるいは、「殺人犯に被児童虐待過去があったなどと同情を生むような報道をするな!!」というクレームが入るだろうか。

どちらにしても、「児童虐待被害者殺人鬼予備軍説」は公共電波に乗せるわけにはいかない。

だが、一般市民は「人が殺人鬼になる原因」をメディアに求める。

殺人鬼私たち普通人間とは違う異常者だ」と認識して安心を得たいから。

かくして、〇〇という漫画ゲームアニメが好きだった、子供のころに動物虐待をしていた、など

どうでもいい的外れな要素が『殺人鬼ファクター』として延々と議論されることになる。

私は、機能不全家庭出身者が殺人鬼になるリスクを認め対処する方が

結果的犯罪の予防になると思うのだが。

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