2019-01-07

セクハラというか乱暴を受けていた人のこと

一時期、写真家写真を教わっていたことがある。

自分の他に生徒は6,7人いると思う。そのうち1人は20代女性だった。彼女をAさんとする。

Aさんは先生(写真家)にセクハラまがいの絡みを度々受けていたように思う。

例えば授業中に場を和ませるためとはいえ下ネタを連発して、その話をAさんにも平気で振ろうとする。

ある時は女性ポートレート写真についてどう思うかと聞かれて

彼女が「ポートレートをあまり見ることがないから分からない」と答えたところ

「女に女のポートレートなんて興味ないか」と、差別的な言われ方をしていて気にかかった。

そしてある撮影会でのこと、先生何気なくカメラディスプレイ撮影データを流し見していたら

明らかにAさんの下着を撮ろうとしたデータが見えてゾッとしたことを覚えている。

その講座が終わって少し経った頃、MeToo運動ジェンダー問題が騒がれるようになって、Aさんのことを思い出した。

とはいえ蒸し返す話でもないし、Aさん自身思い出したら嫌な気持ちになるかもしれないし、なによりAさんとSNSの繋がりが無かった。

またそこから1年くらい経った頃、新宿でAさんに会った。

彼女はあれからもずっと写真活動を続けているらしい。

お茶をする仲でもなかったし、地下だったのでそのまま立ち話が続いた。

先生のことをいつ告げようか迷っていたら、彼女から話し始めた。

聞く限り、僕らが見えないところでかなりの嫌がらせを受けていたらしい。

Aさんはお酒が入っていたのと、かなり憤っていたらしく、「言える範囲で...」と言いながらも次から次へとドギツいことを平気で話してくる。

覚えている限り、特定されない範囲で書き起こすと

トイレの鍵をこじ開けられることは日常茶飯事だった。

先生お酒が入ると更にやばいプロレス技をかけられる。

顔面にも痣をつくられたことがある。

・着ている服ごと引きずり回されて電柱にぶつけられたことがある。

しか真冬の土砂降りの日だったか上着が泥だらけのびしょ濡れになった。

・どさくさに紛れて体を触ってくる。

過去盗撮してきた写真を誰かに見せるように脅してくる(僕がちらっと見てしまったあの写真のことも知っていた。)

・壊れたカメラ押し付けてきて、返却をしたら壊れているという言いがかりをつけられた

・「自分が壊したのではない」と答えたら「女が壊すと必ずそう言うからお前が壊したんだ」と言ってきた

・目の前で動物虐待をしているのを見てしまって怖くなって連絡を断った

といったことがあったらしい。

Aさんはもっと早い段階で誰かにSOSを出したり、警察を呼べば良かったのではないかと思う。

そしてこの先生セクハラ我慢すれば写真の多くを学べると思っていたのだろうか。

先生は「写真を撮る時は手際ですよ」といって、本当にとんでもないスピードで構図を決めてシャッターを切ることを実演していたが

実はその一枚たりとも撮れていなかった。

もちろん、講座だってそんな安い金額ではない。

そんなインチキお金と「女性であること」を犠牲にしてAさんが何を手に入れたかからないが

それでも折れずに写真を続けていてくれたことだけは良かったと思う。

アラーキーは彼自身が有名だから問題になったけど、あれは氷山の一角に過ぎないのだろう。

Aさんのように潰されそうになったり、あるいは潰されていった女性アーティストは星の数ほどいるのかもしれない。

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