お酒が回ってきたので便乗:(https://ameblo.jp/toraji-com/entry-12430716515.html)させてもらう。
自分は母は韓国人で父は愛知出身の日本人のハーフ。(いまはハーフと呼ばないんだっけ。)
親父は某大手電機メーカーの出世コースの人間だったので小さい頃はわりと大きな家に住むくらい裕福だった。
小学校半ばくらいに親父の勇み足で借金地獄になり、家は失い親父はいなくなった。
母は日本での就労経験などないが、幼き自分を育てるために某大手飲食店でパートとして働き始め、料理のセンスはあったみたいで半年年位で社員になった。
夜になるとテイクアウトした職場の料理を手に持った母が帰ってきて「わお、XX(名前)、店長がトマト1個多く入れてくれてるね!」なんて話てたのは覚えてる。
高校の進路のときには、受験料や入学金が高かったので卒業後は働こうとしたが、母は進学を強く勧めてきた。しかも500万ほど貯金していて僕は進学させてもらった。
そうそう、遺族年金こそあったけども生活保護は母は貯金できないことを激しく嫌って今の所一度も利用させてもらったことはない。貰ったほうが楽だったのにね。
まあ書きたいことは山程あるがこんな感じで少なくとも、自分からみれば親子補正を省いても、誰かが言う「クズ」にはあたらないんじゃないかな。
ところで、この冷え切った日韓関係を母自身はこの実情をどう思っているのかを聞いてみたんだ。
まず、慰安婦、徴用工問題、レーダーどれをとっても「祖国が恥ずかしい」と憤っている。でも腐っても祖国なので嫌いにはなれないらしい。
どっちの言い分を信じるかについては、「国の間の話なので詳細は知らないけど、今まで日本で働いてきて、育ってきた韓国よりずっと真面目な人が多い日本人が嘘をついているとも思えない」とのこと。
母は続けて、時々地元コミュニティ食事にいくといつも各々のニュースについて「韓国人としてどう思うか?」といろいろ聞かれることも辛いと語った。
確かに日本人が海外にいって安倍さんの政策についてどう思うか?と聞かれても困る気はする。
祖国は嫌いにはなれないけど、祖国が恥ずかしい。でも、その国の代表のように聞かれる。
かといって、40年近くたった今更祖国に戻っても仕方がない。(社員時代に厚生年金も日本に払ってるし、韓国に戻ったところで生活できる手段がないもんね)
お母さんとあなたに日々の幸せがありますよう。