2018-10-07

バカを叩くことを強いられる社会

キズナアイいちゃもんを付けた女性弁護士炎上した。

便乗して萌えキャラdisった社会学者フェミニスト炎上した。


こうした「自称フェミvsオタク」のプロレスネット(とくにTwitter)では定期的に開催されている。

俺は20回以上コミケサークル参加している程度のオタクで、観測範囲が偏っているからかもしれないが、事あるごとにプロレスに参戦しては、自称フェミを熱心に叩いているオタク日常的に見かける。

俺も、いわゆる二次元規制が強くなれば精神的に辛くなる側の人間だが、最近プロレスの有様を見ていると、不毛というか、もっと他にやることあるんじゃないか?と思うようになってきた。


なぜって、プロレスに出てくる自称フェミの大多数は、取り付く島もないようなバカばかりじゃないか。少なくともプロレスに参戦しているオタクは、自称フェミを「取り付く島もないようなバカ」と認識しているからこそ叩いている。俺にはそう見える。

なぜスルーしない?ネットではないリアルの場で同じことを言ってくるおばさん(おじさんでもいいが)がいたら、「あーはいはい」とスルーするだろう?

「そういう自称フェミが勢いづくことで実害がある」という意見もあるだろう。確かに碧志摩メグでは市を動かしてしまったが、自称フェミがそこまでの権力を持つに至ったのは、事あるごとにプロレスに引きずり出して叩いてきたオタク存在があったからじゃないか?いちいちバズらせて彼ら彼女らを世間様に露出させなければ、どこの界隈にも一定割合でいる「取るに足らないバカ」で済んでいたはずなのに。


この問題根底には、現代ネット空間バカを叩かずにはいられない空気があると思う。

誰もがネット人間関係を構築し、世間の中で一定ポジションを獲得するのに必死だ。必死にならざるを得ない。社会的生命にかかわる帰属欲求。駆り立てられる承認欲求。それ自体古今東西人間の性だが、ネットはその興味の範囲を全世界拡張した。人間は、ネットから得られる莫大な情報量と引き換えに、人間関係ストレスの増大を引き受けた。そのストレス簡単に解消し、かつ帰属欲求承認欲求も満たせる。そのもっとコスパの良い手段が「バカを叩くこと」なのではないか。この手段定番になってしまえば、お付き合いでバカを叩かなくてはならなくなる。円滑な人間関係維持のために。


今こそ、古から伝わるネットユーザーの知恵を再評価しなければならない。

荒らしスルー

…もう、手遅れなのだろうか?

  • 左翼叩きはスルーできないとw

  • ほっといたら荒らしを担ぎ出してこれが世間の声だというでしょ 荒らし側は荒らしていると認識していないのだから

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