https://www.asahi.com/articles/ASL365CRML36OIPE018.html
高齢者や障害者、貧困家庭、母子家庭などにこの手の乗り放題パスは配られてる。所得制限で一部お金とったりすることもある。今回ニュースになったのはそのパターンだね。
増田にいるみんなは使ったことない人多いから知らないのかもしれないけど、結構問題の多いパスなんだよ。
どういう問題かっていうと、
2. 用がないのに乗りまくる
細かく解説するね。
不正するやつは障害者以外が多いって感じ。障害者は手帳見せたりすることもあるから、本人確認しやすいってことかな?
自分の期限切れのパスを他人に譲渡したり、コピーして使ったりしてる。
もちろんバスや駅の社員はチェックしようとしてるけど、期限を指で隠したり、一瞬だけ見せて引っ込めたりと、相手も色々な技を使ってくる。たくさんの人が並んでるラッシュ時なんかだと見逃すこともあるし、怪しいなと思って声をかけたら逃げられて、こっちは外に出るのに苦労するしたくさん人がいてかき分けてる間にいなくなる。
それでも私がいた現場では、1週間に2〜3人は捕まえてたよ。
でも捕まえたとしても、よっぽど悪質じゃない限り「もうしません」って言質とるだけ。切符とかならまだ3倍とかやりやすいんだけどね…そういうもんじゃないから。
当然再度同じようなことをする。
役所の担当部署に何度も電子化をお願いしたけど、お金がかかるからって掛け合ってもらえなかった。
2. 用がないのに乗りまくる
これも働いている人には分からない話かもしれないけれど、高齢者が医療費タダだったときにサロン化って呼ばれた事を考えると納得する人もいるんじゃないかな?
パスで乗れる鉄道バスを乗り継いで、普通だったら1時間以内にいけるところに半日かけて行く人は割と多いみたい。「なぜこんな何もない停留所にたくさんのお年寄りが降りていくのか」その理由は、別の系統の通り道だからだったりする。
朝早くから毎日たくさんの高齢者が、安く暇つぶしできる施設に「ご出勤」している。
1日に何度も往復乗車する客もいる。先輩たちからたくさんのそういう客のあだ名を教わった。
2でも少し話したけど、ラッシュ時に元気なお年寄りはたくさん乗っている。貧困家庭の人もたくさん乗っている。それはいいんだけど、その人たちが我先にと有人改札を駆け抜けるのだ。
目の不自由な人の杖を蹴飛ばし、足の不自由な人を転ばせても彼らは駆けるのを止めない。
そういう事に対応するせざるを得ない結果、乗車の手伝いが必要な人に手が回らない。
というわけで、たぶんこういうパスを使ってる現場は、どこも電子化となんらかの制限が必要だと感じてると思う。
年寄りの中には見せなくても分かるだろと言わんばかりに敬老パスの呈示すらしないのがそこそこいてびっくりする 実際の利用データを集めるためにも電子化は絶対したほうがいいよね