昨年に、それなりに勤めていたが退職した会社が潰れたという話を聞いた
理由は人が全く定着しなくなった挙句に、とうとう業務が回らなくなったからが主らしい
言っては何だが、俺(旧陣営の俺たちが)が離れるまではとても凄いホワイトな環境で健全で回ってた企業だった。
仕事のスコープはハッキリと振り分けられているし、メンバー同士の中もいいから阿吽の呼吸で協力し合って鉄壁の布陣でどんな短納期でも余裕日数のこして完成できるほどだった。
給料だって平均年俸で600万は貰っていた、IT系に勤めている人間ならわかるだろうが、20代でこれだけ貰えたのは技術とか以前に、いかに会社が儲かっているかの証左だったりする
が、経営が傾いて潰れた、厳密にいえば新しく入って来た意識高い系のオッサンによって、人が急速に離れていって現場が崩壊したというのが実際の理由だ
経歴だけは凄いし資格もあるがよく話を聞くと、どこからも鼻つまみものにされて追い出されたり、奴が通った後の優良ベンチャーはブラック化して破壊して回っているというマジモンの基地外だった。(これは後から知った話で、うまいことその理由を隠していたのだ)
増田ならわかるだろうが、大企業は首にするなり飼い殺しにするなりすればいいが、中小やベンチャーは、雇うにしてもお金がかかる分、一人でも抜ければ致命的なダメージになる。
このおっさんは、俺たちを含めて1年で初期メンバーを6人辞めさせた、大企業だとか西海岸にいた経験があるからなのか、クビにしようにも法律や弁護士を盾にして居付き、自分好みの企業にしようと「巻き込み力(笑)」を発揮して現場を滅茶苦茶に振り回し、自分の仕事を共有せず、オマケに他人のワークにはしゃしゃり出てイチャモンつけてくるという面倒くささだった。しかも、それを本気で善意でやっているのだから始末に負えない。
社長は今や消息不明、メンバーはバラバラで分野違いのところへと各々が去っていった。俺もそういうトラウマからいつでもそんな奴が入って職場がブラック化する前に逃げられるようにフリーランスになっている。